「靖国」上映中止、新聞労連などが抗議声明
靖国神社をテーマにした日中合作ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止が相次いだ問題で、日本新聞労働組合連合と日本民間放送労働組合連合会、日本出版労働組合連合会は7日、「言論を圧殺する動きと徹底的に闘う」などとする声明をそれぞれ出した。
(2008年4月7日20時31分 読売新聞)
日本新聞労働組合連合と日本民間放送労働組合連合会、日本出版労働組合連合会は、何を相手に徹底的に闘うつもりでしょうか。映画を上映するかしないかを決めたのは映画館ですよね。映画館は商売になると思えば上映するのではないでしょうか。「言論を圧殺する動き」とはどこにあるのでしょうか。
公費助成金750万円をこの映画に投入するのは是か非かという試写会はありましたが、公費助成金を投入する対象についてしっかり検討するのは当然のことです。
昨年の放送法改正の折、放送業界は、
『捏造(ねつぞう)番組を放送した放送局への行政処分導入について、与党が法案から削除する方向で検討していることが7日わかった。新たな行政処分には「言論の自由の侵害につながる」として放送局などが猛反発』したそうで(こちら)
放送業界は、「捏造」をしても処分なし「言論の自由」は保障されるべきと主張してしまう団体です。まさか、「言論」云々と「声明」さえ出しておけば、あとはどうとなれ煽るだけ、ということではないですよね? そう言えば、日本映画監督協会も似たような声明を出していました。
同じく、「公費助成金についての試写会」については触れもせず、の声明でしたが。
彼らは「言論圧殺」がないと、ものすごーく困るのかもしれませんね。
ところで、MSN産経に映画にでてくる刀匠が、『「上映を了承したとは一言も言っていない。出演場面と名前を映画から削ってほしい」と話した。』というニュースが出ていました。またまた、・ですかね・・