拡声器やまぬ原爆忌「厳粛条例」でも程遠い静謐
2021/8/22 06:00
静かな鎮魂は今年もかなわなかった。米軍による原爆投下から76年の「原爆の日」となった8月6日、広島市中区の平和記念公園では、反戦・反核を叫ぶ団体が平和記念式典もお構いなしに政権への抗議集会を開き、拡声器でシュプレヒコールを上げた。市では今年6月、式典を「厳粛の中で行う」と定めた平和推進基本条例が施行されたが、条例は形骸をさらした。
大音量でスローガン
「菅(すが)は帰れ」「新たな戦争は許さないぞ」
午前6時ごろ、公園内の原爆ドームそば。「ヒロシマの怒りで改憲阻止」と書かれた横断幕の前でマイクを握った男性がスローガンを叫ぶと、周りの人々も大声で後に続いた。
関係者によると、デモの主体となる「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」は過激派など複数の団体で構成。参加者が持つ幟(のぼり)には、「動労千葉」や「八尾北労組」など全国各地のさまざまな地名があった。
一方で、「厳粛かつ静謐(せいひつ)な平和記念式典を」と書いたカードを手に、デモ隊と無言で対峙(たいじ)する人たちの姿も。「静かな8月6日を願う広島市民の会(市民の会)」のメンバーらで、サイレントアピールを貫いていた。
デモ隊は「厳粛ファシストは帰れ」などと声を上げ、市民の会側に対抗。さらに、「抗議する右側」を標榜(ひょうぼう)する別グループがデモ隊を批判するなど、公園内は騒然とした雰囲気に。警戒中の広島県警が仲裁に入るシーンも見られた。
さまざまな団体が入り乱れ、それぞれの主張を大音量で繰り返したが、原爆の投下時刻に合わせた同8時15分の黙祷(もくとう)の瞬間だけは静寂に包まれた。(産経)
広島市では「今年6月、式典を「厳粛の中で行う」と定めた平和推進基本条例が施行された」そうです。しかし、今年も変わらずデモ隊のシュプレヒコール・・
デモの主体となる「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」は過激派など複数の団体で構成ー
過激派・・まだ、ちゃんと生き残っているのですね。「動労千葉」「八尾北労組」、「東京西部ユニオン」「○○生活協同○○」の幟も見えます。旗を掲げシュプレヒコール、一昔前の学生運動そのものです。
彼らは「戦争を許さない」こう大声でデモれば世界は平和になると本気で思っているのでしょうか・・。これら労組は共産党や立民党など野党の支持団体。で、「菅(すが)は帰れ」ってことになるんですかね。「ヒロシマの怒りで改憲阻止」-さっぱり意味がわかりません。幟を挙げて政府批判、平和式典でさえ大声を上げてデモる”労組”とは一体何なのか、といつも思います。
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