詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

レトロ。

2024-07-03 12:49:32 | 千駄記

小林かいち

昭和モダン展に出かけた時に写した小林かいちのパネル。

セピア色の渋いパネルだったけれどもカラー化した。

 

手紙を書くことも稀になったけれど、感想文はWordで書く。

ペンや封筒、便箋などを手に入れると手紙なんぞ認めたくなりますな。

封筒は小林かいちの絵封筒を使うことにしている。レトロでカッコいい。

ところでなぜレトロはカッコいいのでしょう?と自問する。

かいちの絵封筒もわが家では在庫切れ。どこかで仕入れてこなくっちゃ。

Wikipediaに「かいちの性別・生没年・正確な作品点数・私生活などは不明」

だったと書いてあるように、かいちは2000年代前半まで幻の画家って

言われていたんです。

 

 

7/3(水)晴

 

波の日です。超結社短歌研究会十月会の会長とメールの

やり取りしている中で「今度サーフィンでも行くかー?」と

誘いましたら日焼けがイヤだと断られました。

 

新札発行日です。今日も朝っぱらからメインバンクに行って

10日の支払日の手続きをしていたんですが、新札の問い合わせの電話が来るらしい。

両替してでも新札のピン札を手に入れたい人がいるみたい。

信金にわざわざ電話するんですから年配者だろーな。

孫に自慢したいとか?楽しみがないのでしょう。

余裕のある人はそれもタンス預金になるのでしょう。

 

 

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 


冬雷二〇二三作品年鑑・合同歌集

2024-07-03 11:33:08 | 短歌情報

『冬雷二〇二三作品年鑑・合同歌集』

 

2024年7月23日印刷発行 編集発行人大山敏夫

 

冬雷短歌会の作品年鑑が発行された。今年は7年目。

毎年書いているが、本当に頭が下がる約500頁の大冊である。

あとがきによると参加者は103名。会員の自選40首とエッセイが載る。

本年をもって企画終了の予定だそうだ。

この作品年鑑は、会員各位の生きた記録である。

拾い読みしながら目にとまった作品を一部紹介する。

 

御岳山ケーブルで登る展望台スカイツリーの光るが見える   伊澤直子「ゆるゆると」

わがバイクを試乗せる夫暴走し木々薙ぎ倒しシャツを破りぬ  井上槇子「気候変動」

ツバクラメ道行く我に低く飛ぶ去年は気づかぬビル駐車場   小田原禮子「紫のタオルハンカチ」

上野駅公園口に人を待ち一人帰りしとほき日のこと      小林芳枝「うどんを煮込む」

数行の中の言葉を練り直す包丁の刃を研ぎゆくやうに     桜井美保子「サーベルの展示室」

 

会員の皆さんは全国各地にいらっしゃるのだなぁと思いつつ頁を捲った。

 

待合せの時間に早く着きすぎて聖橋渡り少し歩みぬ    大山敏夫「逆走車」

うぐひすのおほらかに鳴き卒塔婆を風が鳴らして誰もゐぬ墓地

 

 

*昨年のいまごろの当ブログの記事で「二〇二二」なのに

「二〇二三」と誤記していたことに気づく。失礼しました。

今年発行の作品集が「二〇二三」です。