詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

人間辛抱だ。

2024-07-20 10:33:38 | 千駄記

東京の奥座敷のわが庵のDVDラック。

 

7/20(土)曇  なじれ!の日です。

 

パリ五輪体操女子代表の宮田笙子さんの飲酒、喫煙による代表辞退問題。

内部通報によって発覚したとか。日本一の女子体操選手が飲酒、喫煙というだけで

凡人は驚く。宮田さんは19歳で成人しているが飲酒喫煙は20歳から。

有名人著名人らは「たかがタバコで代表取消は重すぎるのでは」

というコメントが目立ち、いわゆるネット市民は「当然でしょ」と

いう意見が目立つみたい。

 

それにしても賛否より気になるのはその言い方(書き方)ね。

モノの言い方が乱暴すぎるわ。読まなきゃいいけど

読んでしまって不愉快になる。

 

世間は飲酒より喫煙に厳しい。特にスポーツ選手にはね。

古い話だがゴルフのジャンボ尾崎の喫煙によるマナー違反はよく言われていたし。

ボクの記憶に残るのは若貴兄弟の父で初代若乃花の息子の初代貴ノ花の喫煙。

土俵の鬼と恐れられた初代若乃花から地獄のように鍛えられたという。

初代貴ノ花も弟子には厳しかったようだし、CMの「人間辛抱だ」は印象的。

貴ノ花は大関在位50場所で引退。後年、「横綱になれなかったのは

タバコを止められなかったから」と話していた。

人間辛抱だ!の人が、タバコを止められなかったとはね。

 

宮田選手問題は辞退しなかったら辞退すべきだの大合唱になっただろう。

そもそもプロアマ問わず一流選手が一流の人格者とは限らない。

実力と人格を備えているように見える大谷選手の価値はここにある。

飲酒喫煙問題が体操ニッポンに泥を塗ったことだけは確かだ。

 

本日の画像の話。

いつでしたか。掃除洗濯もしないし、風呂にも入らないので、

つまり暇だったんですな。で、YouTubeサーフィンをしていますと

「季節はずれの海岸物語・最終回」がアップされていました。

 

1990年前後の数年間、春や冬に大体90分枠で2回程度放送されていたドラマ。

ビデオに録画したモノを処分できずにいますが、いまや観られねーし。

主人公の圭介(片岡鶴太郎)は湘南で喫茶店をやっている。

すでに憧れるシチュエーション!マドンナは毎回変わりまして、

恋心を抱いては告白もせず恋を諦めるパターン。まるでボクみたい。

映画「男はつらいよ」のテレビ版といわれたそうです。

最終回のマドンナ役は松田聖子!2回目の登場。綺麗。

スマホのない時代ですから、固定電話の子機が活躍します。

子機を身近に置く、その気持ちわかる!

主題歌は「DESTINY」(松任谷由実)。挿入歌はサザンオールスターズ。

ドラマの中で常にサザンが流れている感じ。

このドラマの成功はサザンにあり。

 

呪われた「季節はずれの海岸物語」といわれます。DVD化されていないのです。

シリーズの前半で、交通事故で亡くなる圭介の親友役の田代まさしが、

度重なる不祥事で芸能界を追われ、以降は再放送もされていないとか。

不祥事ではないけれど、圭介の相談に乗る徳子ちゃん役の可愛かずみと

圭介の親友役の古尾谷雅人はいずれも自ら命を絶ってしまいました。

最終回は圭介と徳子ちゃんがカップルになってハッピーエンド。

鎌倉、湘南、江ノ電、サザン。そしてユーミン。

ボクの青春時代と重なる。

重ねようとしていたんだから重なるわな。

 

歳がバレるわ!

 

今日も数人出勤している。ど暑い中ご苦労さんです。

ボクは午後から短歌教室のアルバイト。

 

おしまい。