8/26(木) 晴
処暑っていうんですか。
暑いですね。外に出るとクラっとする。
生没年括弧の中が埋められて未詳のわれは成立をする(石川幸雄『百年猶予』)
老いれば老いるほど身近になるはずの「死」だが
若い時分、若き日のある一定の時期に「死」はもっとも
身近になるのではないか。
いわゆる「若い歌人」に死のうたがよく見られるのは
その証左であろう。なんちゃって。
興味のある先人をWikipediaで調べてみると、たとえば
開高 健(かいこう たけし/かいこう けん、1930年12月30日 - 1989年12月9日)
こんな風に生きた期間がカッコで括られる。
生存中の人物であれば
松本 人志(まつもと ひとし、1963年〈昭和38年〉9月8日 - )
と、なるわけだ。
つまりこのカッコの中に死亡日が刻まれたとき
私自身は成立するのではないか。
そんな風に思っていた時期があるし、
それはいまも変わらない。
おしまい。