酔っ払いからのプレゼント

きのうの晩酔っ払って沖縄行きのチケットを取った気がする・・・。


朝目覚めてメールを見るとやっぱり取ってた。いついつ？再来週！？普段は理性だけで生きているので、たまにはこんなことがあってもよろしい。酔っ払って気が大きくなってんだから5泊くらいすればいいのに1泊2日なのがかわいらしい。


酔っ払いはぼくに沖縄おごって上機嫌やったやろうし、ぼくは沖縄にタダで行けるし、ただ、カードの請求を払わねばならない1月のぼくだけが気の毒やけどまあしゃあない。4649。

沖縄への想い

首里城が燃えてしまいました。


悲しい。


ぼく自身悲しいし沖縄の人のこころを想うとどうしようもなく悲しい。



祈りの言葉もどう祈っていいか出てきませんが、沖縄の人と首里城を復元した方々のこころに向けて祈りました。



地震で熊本城が被災した熊本県が募金を始めました。


「募金」って、悲しみの重い荷物を一緒に持たせてもらうことなのかなあ、と思った。


一緒に持ちたい。

反芻旅行

旅から帰ってきて日常が戻ってきてからその旅をまた思い出すのも旅の醍醐味。


今回の沖縄もやっぱりすごいよかったなあ、としみじみしています。


あの慶留間島を雨に打たれながら自転車で走り回った感覚はいまもそばにある。


途中から、地球に自分しかいないような気分になり、宇宙と自分、それが存在の全てのような感覚になっていた。


そのうち自分の存在さえぼんやりしてきて、自分が生きてるか死んでるかもわからなくなってきた。生きてる状態と死んでる状態って意外とあんまりかわらんのかもなあ、と思ったりしてた。


そしてあのきれいな小径。その先がどうなってるのか気になって進んでいたけど途中でやめた。知らない楽しみの方を取ったわけである。

もしかしたらあの小径の先に死後の世界があったような気がする。あのまま進んでたら死んでたような気がするし、まあそれはそれでかまわなかった気もする。



大阪に帰ってきたらまっ透明になってる自分に気づいた。


目的もなく行動することは驚きときらめきに満ちている。人生自体そうありたい。

雨の沖縄へ 5 〜阿嘉島・慶留間島・外地島の旅〜

大阪に帰ってきてからも大雨を見るたびに、「ああ・・・濡れたい。」と思っています。子供のときに雨ではしゃぐ気持ちが完全に戻った。



「大人になる」というのは、「子供のときの気持ちを忘れないまま、かつ、知恵を増やしていくこと」だと若い頃から思っていたのに、雨に関してはすっかり忘れてたなあ。



これから迎える梅雨もたのしみになったし、そして毎年夏は海に行きますが、朝の天気で中止にしたりしてたけど、今年はもう天気関係なくなったのもうれしい。



さやかも新しい職場でなんとかやっていけそうやし、ボーナスが入ったら空港で見た「寿司と牛肉の店」に連れてってくれるみたいやし本当によかった。本当によかった。寿司と牛肉の店。



阿嘉島はぜひまた行きたいし、行きたい人がいたら連れて行きたい。雨の阿嘉島、晴れの阿嘉島、どちらも同じくらい感動をくれると思う。慶留間島のあの小径も・・・。

雨の沖縄へ 4 〜阿嘉島・慶留間島・外地島の旅〜

3日目、最終日。沖縄の友達、さやかと合流。先日就職されたさやかさん。新しい仕事の方はどうでしょうか？行商のような荷物を持ってフジシロさん登場。まずは郵便局におねがい・・・。新しい職場なのにわざわざ休み取ってもらったようで申し訳ないけど、ありがたい。



昨年10月に来たときは、台風の塩害で全てしおれててこころが痛んださとうきび畑も、新しい年が来て大きく育ってる姿を見てジーンときました。



沖縄には城跡がたくさんあってぼくは城跡もだいすきなのです。具志川城跡へ連れてってもらう。



具志川グスクの先端に立ちパノラマに広がる海を眺める。寄せてはかえす波。小さい波と大きな波。さやかがいることも忘れてずっとずっと眺めてた。さやかどころか地球に自分しかいない気分になって、地球と自分、それがこの世界の全てになっていた。



後で聞くとさやかも何かに触れて泣きそうになってたらしい。その時横を通った観光客の香水の匂いで引っ込んだらしい。そんなことも知らずにぼくはずっとずっと波を見ていた。

雨の沖縄へ 3 〜阿嘉島・慶留間島・外地島の旅〜

今回の島旅は完全ひとり旅だったので、時おり思いつくメロディだけが友達。まあ素敵。



阿嘉島へ戻りニシバマビーチで泳ぐ。ちょっと入っただけでサンゴと魚の世界。海の色は隣の座間味島ともまたちょっと違う宝石ブルー。



こんなにきれいなのに右を見ても左を見ても泳いでる人はいない。まあ水温低いし雨やからね・・・。ふと後ろを振り返るとビーチの展望台にはたくさんの人。「ひとりだけ泳いでる人いたわ。」と帰って言われてるその「ひとり」がぼくだ。



ニシバマビーチには無人のシャワー室があります。そのシャワー室の近くにもケラマジカが！全裸で逃げまどう自分の動画が頭の中で再生されながらビクビク着替えてなんとか港に戻ってきました。



島を去るときはほんとうにせつない。島への感謝と島の人々のしあわせを願わずにはいられない。



帰りのフェリーはまた大雨でダイナミックな雷が鳴り響く。シカは怖いが雷は平気。どんどん小さくなっていく島をずっと眺めてました。ありがとう。ありがとう！

雨の沖縄へ 2 〜阿嘉島・慶留間島・外地島の旅〜

オウ！日焼け跡が痛い。毎回日焼け止め買っていくけどいざ沖縄に着くとそんなことどうでもよくなんのよね。



2日目。目が覚めると雨が止んでる。窓を開けるとなんか暑い！フェリーも予定通り出るようだ。ヒャッホー！

阿嘉島へは、那覇の泊港から1時間半の船旅。阿嘉島・慶留間島・外地島は橋で結ばれており、3つの島を自転車で1時間くらいで回れます。



まず阿嘉島に降り立ち、レンタサイクルで慶留間島へ。着いた途端スコールのような大雨。雨がそんなにうれしいのか、奇声をあげなら傘もささずに自転車で走り回る。



雨が止むと世界がキラキラしてほんときれい。風が服を乾かして行くのも気持ちがよい。



慶留間島には素敵な小径がたくさんあってワクワクする。絵本の世界に迷い込んだみたい。死後の世界もこんな感じかなあと自転車を置いて散歩する。



その時。前方からシカ登場。シカデカイ。怖い。この細い小径ですれ違えない。

後で、国の重要文化財、高良家住宅のお姉さんに怖かったというと、「夜に会ったらもっと怖いですよ。」と言われた。そりゃそうやわ。真っ暗な小径を目だけ光らせ近づいてくるケラマジカ・・・。ギャー！怖い！ハブも怖い！ハブクラゲもめっちゃ怖い！



怖いものだらけやけど、旅はやめらんない。

雨の沖縄へ 1 〜阿嘉島・慶留間島・外地島の旅〜

慶留間島で雨に打たれてきました。明るく見えるけど結構な大雨。でも濡れたくない雨では全然なくて、豪華な霧雨って感じ。雨は受け入れたらとっても気持ちよく、カエルの気持ちで雨を謳歌してた。


＊慶留間島とは・・・那覇から1時間半船に乗って阿嘉島へ行き、そこから橋で渡れる島。




1日目。5月末からの少々やさぐれた気持ちを抱えたまま那覇に到着。


雨。その上寒い。大阪より寒い。雨くらいではテンションは下がらぬが寒いのにはめっぽう弱い。


「あ〜あ。こんな寒い沖縄に何しにきてんやろ？そうや、天ぷら食べにきてんやった。沖縄の天ぷらはおいしいからね、うん。」とひとりでブツブツ言いながらスーパーで天ぷらを買い昼から飲酒。



明日の天気を調べると、見たことないマークが書いてあり大雨の予報。


「こりゃ船も欠航やわ。あ〜あ。何しにきてんやろ？そうや、天ぷらを食べに・・・」


スーパーに天ぷらを買い足しに行ってやさぐれたまま1日目は過ぎていった。

ほな、行ってきマース

関空バスの中からおはようございます。


いよいよ沖縄へ。粟国島はさっぱりあきらめ、阿嘉島へ行ってきます。どうやら天気はよくないみたいだけど、泳いでしまえば同じこと。そして泳いだあとは水着のままレンタサイクルで島を走るつもり。


雨に濡れるのがイヤなのは服を着ているから。服を着ていなければ雨はきっと恵みの水。キラキラ光った世界が見れるだろう。


思う存分自分と遊んできまあす！

風の記憶 4.

♪ざわわ〜ざわわ〜ざわわ〜 広い〜さとう〜きびヴァァア〜たけはぁぁあ〜♪

ー森山良子 『さとうきびヴァタケ』




2日目は、1日目のついてない貯金を全て使いきるかのようにしあわせな時間が流れました。

佐敷の町、知念岬、糸満の公園。



ずっと行ってみたかった沖縄の普通の家。


さやかの家に流れる静かでやさしい時間。お父さんの笑顔、お母さんの登場と変身。



沖縄から帰って3日経つけど、あの静かな風はいまもぼくのまわりに吹いてます。





・・・女優ショット？ありますとも。夕陽の劇的な効果で奇跡の一枚。



そして、さとうきびヴァタケ。






あのバス停を降りた瞬間の気持ち。風の記憶。