沖縄の太陽の下、400キロの旅。
今回は夜遊びをしないことに決めていたので、
夜はぐっすり眠り、朝は早く起きて。
いままでにないくらい、いろんなところへ行くことができた。
那覇、名護、万座毛、やんばる、南部の平和公園、ニライカナイの橋・・・。
そんななかで今回一番こころに残ったのは・・・。
古宇利島。
青い青い海の上を橋で渡るのが車のCMなんかで有名なところ。
島を一周して帰ろうと思ってたけど、どうしても気になる小道があって入ってみることに。
島の小高い山を登っていくと、
小さな小さな町が現れる。
空中庭園のような、
チベットのような。
誰にも気づかれぬようひっそりとそこにある町。
この世と天国の間に存在するような。
窓を開け、
車のスピードを落とす。
ああ、今回はここで魂が調律されるんだろう・・・
そう思った矢先。
「あんた迷ってるん?目的地は?」
と地図を広げ出す母。
もちろんカチンと来て、
「目的地はここや!感じてるねん、いま!!」
目的ってなんだろう?
目的地に着くことだけが目的なんだろうか?
人生、何らかの目的を持って生きていくことがもちろんすばらしいけれど、
その道中で「いましあわせだ!」と思えたとするならば、
それこそが人生の目的ではなかろうか・・・?
魂の調律をさえぎられひとり悶々と哲学するオレでした。
(つづく)