セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

てぃーだの下で 4

2012-04-21 03:20:35 | 沖縄

出発前から決めていたことがありました。



ぼくは関空からバスで帰るつもりだったので、



関空でお別れの際、両親に言う言葉を胸の中に用意していたのです。




「また来よな~。」





しかし二泊三日の旅の間に精魂は尽き果て、



堪忍袋の緒は切れたまま結ぶひまもなく。




やっとの思いで出た言葉は、




「ほなまた。」





関空から帰るバスの中で姉から電話が鳴る。



「お疲れ~!」



ほんま疲れたわ。





でも、こうして何日か経って思い返してみると、



どう考えてもよい旅でした。




長い人生の中、この中途半端な時期にできた両親との思い出。




やんばるでも今帰仁城跡でも歩きまくったけど、



文句は言っても弱音は吐かずよく着いてきてくれた。





年に一回くらいこういう旅があってもいいのかも。





酔っ払ってお土産のちんすこうをまた食べてしまったので、




とりあえず親に余ってる土産を早急にもらいにいかなくては。


(完)














コメント (6)
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てぃーだの下で 3

2012-04-21 02:17:17 | 沖縄
今回沖縄に行ってから初めて聞いたのですが、


父は結婚前、2回沖縄に行ったことがあったらしい。


それも返還前、パスポートのいる時代に。



国際通りで仕入れた時計やらデゥポンのライターやらを沖縄の民芸品の中に隠して密輸してたらしい。



父の話はいつも、白タクやらなんやら軽犯罪の臭いがまとわりつく。



沖縄に住むことも考えてたそうで、


「住んどいてくれたらよかったのに!」


と思ったけど、そうしたらぼくは生まれてないわけで。



人生は軽く不思議。





2日目のホテルは那覇。



行こうと思ってた魚料理の店が閉まってたので、


国際通りの適当な店へ。


入ると民謡ライブの真っ只中。




・・・ヤバイ!!



こういうライブってたいてい最後に客もみんなで踊ったりする。



お調子者の父はいいとして、


母はそういうの絶対無理。




我々の料理が並ぶ間もなくライブは佳境へ。



「さ~!みなさんご起立ください!!」



来たーーー!!



立ってる気配は一応してたけど、


どんなことになってるのか恐ろしくてもう母のほうは見れませんでした。



(つづく)


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