ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ドラマ「風のガーデン」

2008-10-10 11:09:36 | TV DVD
脚本家倉本聡さんが、自ら富良野を舞台にしたドラマの集大成と位置づけたドラマが始まった。富良野を舞台にした前作は、寺尾聡と二宮和也の親子の葛藤を描いた「やさしい時間」と言うドラマだったと思う。このドラマも富良野の四季を巧みに取り入れて、離反した父子が絆を取り戻す過程をじっくりと魅せてくれたドラマで、大好きな番組だった。

今回のドラマ「風のガーデン」は主演者のひとり緒形拳さんが5日に急逝したこともあり、にわかに注目を集めることになってしまった。昨日も共演の中井貴一さんがTVの色んな番組に出て、緒形拳さんとの思い出を語っていた。

分刻みの手術をこなす麻酔科の医師白鳥は、巧みなジョークで学生を指導し、女性関係も華やかな存在だ。院長からも信頼厚く、他病院の難しい手術にも駆り出される。そんな主人公が末期がんで余命わずかと知り、離反していた家族との関係を再生していく。

郷里富良野には、老齢の父親が訪問医師として、主人公の娘や息子と一緒に暮らしている。祖母や母親のあとを継いで、英国庭園風のガーデン造りに娘が挑戦している。そのガーデンが風のよく吹きぬける「風のガーデン」だ。今後はそんな自然のなかのガーデンがドラマの舞台になるらしい。

ドラマはこの大自然の美しい風景のなかで、生きる苦しみや死をおそれる気持を抱える人たちの営みを見せてくれるようだ。このドラマは緒形拳さんという名優の名残とともに、我々に感動を与えてくれる名作になりそうな気がしている。来週以降の展開が楽しみである。

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コメント (6)
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