ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

龍馬伝・寺田屋騒動から

2010-09-07 12:38:35 | TV DVD
 NHK大河ドラマ「龍馬伝」のここ3回程の展開は、まさに新生日本誕生を左右する大事な場面である。ようやく薩長連合のために、西郷、桂(木戸)の両首脳の会談を実現し、双方共がギリギリの線で妥協に達し、合意文書の取り交わしを行おうとしている。その合意文書に長州の桂は龍馬の裏書を求める。

 ドラマでは隠密として京都入りした岩崎弥太郎が、薩長連合の立役者が龍馬であることを新撰組に述べるくだりがある。それもあり幕府側から、危険人物としてその行方を追われている龍馬、身の危険を知りつつ、その合意文書の裏書署名を待つ間は、伏見の寺田屋に滞在する。

 この寺田屋で龍馬は、伏見奉行所の襲撃に遭うが、後に龍馬の妻となる、有名なお龍さんの機転で辛くも薩摩藩邸に助け出される。この寺田屋襲撃で龍馬が命を落としたら、薩長連合の合意もならなかった可能性もあったと思う。

 さらに岩崎弥太郎には時代が大きく変わろうとしていることを、土佐に帰り報告するよう説得する。こちらは次回以降となるが、この岩崎の報告で、土佐藩もやがて時流にのり動き出すことになる。

 そんなことを考え合わせると、この日曜日に放映された寺田屋騒動は、その後の幕府の大政奉還、明治維新と時代が進む上で、重要な意味を持ったもであろうと思ったのでした。

 
コメント
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