オレ流（竜）遂に首位に

　プロ野球中日Ｄの落合監督。シーズン終盤に来ての今季限りの退任発表には大いに驚いた。それも首位ヤクルトＳとの４連戦の直前の球団からの発表だった。多くのファンは何故にこの時期に？と不思議に思っている。ところがその退任発表直後から、中日Ｄの快進撃が始まった。昨日現在１０勝２敗１分と勝ち進みついに首位に躍り出ている。

　小生はパ・リーグ育ちの野村元監督や落合監督の評価が必ずしも芳しくないことに不満を持っている。今回の落合監督もオレ流を貫くがゆえに、地元財界人や親会社の中日新聞の記者連中の受けも必ずしも良くないと聞いている。さらに今回の退任劇もコーチ陣に中日ＤのＯＢの起用をしないでいることも退任を決定した一因だと言われている。球団は退任発表の際に、後任には高木守元監督を再任する構想も同時に発表している。

　昨夜の試合後には、落合監督に続き森ヘッドコーチ、辻総合コーチを含めてコーチ陣９人も同時に退任することも発表された。残り１３試合となったが、オレ竜は昨年に続き優勝できるのか非常に微妙な雰囲気だと思う。監督の「言うことなし」の言にあるように選手たちはかえって結束して一戦一戦を大事に戦っているようである。このまま勝ち進んで中日Ｄが日本一の座を獲得することになれば、球団首脳への非難は高まるに違いないと思うのだが。