ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

今日の卒業生学習会

2011-10-18 17:48:20 | 勉学
 今日は県生涯大学校の卒業生で結成されている学習会の開催の日である。先月は所用で欠席したので2ヶ月ぶりでOBの皆さんとお会いした。お会いすれば何かと話が弾みなかなか尽きることがない。

 今日の午前の講演は大学の講義でもお馴染のN先生による「正岡子規と夏目漱石」と題して、特に正岡子規や夏目漱石の千葉との関わりを中心に講話を頂いた。さらに「坂の上の雲」でお馴染みになった子規が、菅傘と手甲脚絆姿で房総半島を縦断した旅のことが「房総行脚」の紀行文で紹介されている。彼はその後も総武鉄道(現在のJR総武本線)が開通した際には佐倉城跡まで遊んだこともあったらしい。

 さらに病を得た子規が郷里松山に里帰りした際に、やはり松山中学に赴任していた漱石の住んだ借家に50日程寄寓したこと。その後、子規は漱石より金10円也を借用して帰京するが、その際に大阪や京都、さらには奈良で盛大に遊んでいるようである。その際に法隆寺では有名な「柿喰えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句を詠んだと言われる。講師のN先生は千葉の文学史の第一人者で、今回の正岡子規と千葉の関わり合いを伺ったのはタイムリーな話題だと感心した次第です。

 午後の部は「二胡とシンセサイザーの調べ」と題して、S親子の「二胡」と「キーボド」の演奏に、ボーカル活動をされている主婦のAさんによる演奏会であった。ご承知の通り中国語では弦が2本あるとの意味の「二胡」は、日本では「胡弓」と呼ばれることもある楽器である。この独特の音色は人間の声にもっとも近く、中国のバイオリンとも言はれているようで、実に哀愁に満ちた音色は素晴らしい。

 「二胡」を演奏するSさんは、学生時代にはハワイアンバンドでスチールギターを担当していたが、中華料理店を経営する傍ら、還暦の時に中国西安で二胡を購入して独学で演奏技術を磨いたと言う珍しい方であった。時おりボーカルの唄を交えて20曲ほどの演奏には場内から賞賛の声があがりました。日本では八尾の「風の盆」の演奏などに使われ二胡の演奏をたっぷりと聞かせて頂いたのでした。

 月に一度のこの学習会はなかなか楽しいものであるが、同時に4年間(数名は2年間)一緒に学んだ仲間たちの絆は固いものがある。早々に12月の学習会後の忘年会の相談やら、2度程のパークゴルフ大会などお誘いもあり忙しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする