サラリーマンが、会社から月一で受け取るのは、
賃金でしょうか、給料でしょうしょうか?
母親と幼い子供が、夕飯の買い物にでかけます。
「今日は、お父さんの給料日だから、今夜は、
美味しいものを作ろうね」。
「うわーい、嬉しいな」。
やがて、ご主人が帰宅して、お金の入った封筒を、
奥様に渡します。
その封筒を「お疲れさま」と言って神棚に備えます。
それが、いつの間にか、銀行振り込みになって、
亭主の威厳は地に落ちました。
余談はさておき、この日を【賃金支給日】と言いますか、
それとも【給料日】と言いますか?
百人が百人【給料日】と言いますね。
では、給料として受け取るお金を、労使で闘争することを、
日本のメディアと、労働組合は、賃上げ闘争といっている
のでしょうか?
それには二つの要因があったのです。
一つは、過っての大手企業は、職能別に職人グループを、
請負契約をして、工場の一部、必要な機工具
等を貸与して、働いて貰っていたのです。
その請負のグループを組(くみ)と呼んでいました。
従って、この組として出社しても、社員ではないので、
一緒に春闘を戦うありません。
唯、労働組合としては、仲間意識をもって、
自分達が、力になれることは、面倒を見ようと、
していたのです。
もう一つは、自分達が大きな成果を上げれば、
回りまわって;、組の者たちにも、お零れがあると、
考えていたようです。
最後に、賃金と給料の違いについて、解説します
賃金は、請負の場合支払われる金銭です
請負という言葉は使いませんが、同義として家賃・
バスや電車の運賃・内職などで、出来高払いです。
これを労働の対価と呼んでいます。
給料は、出来高に関係なく、基本は能力査定×
拘束時間によって、支払われる金円です。
査定は、今年度行い、来年度に当てはめますが、
それでも見込み違いや、過小評価もあります。
これを成績評価して、一時金の成績などで、
修正します。
これを称して、労働力の対価と読んでいます。
労働の対価と労働力の対価、この違いを
良く味わってみてください。