京アニの放火殺人に、死刑求刑
容疑者は、京都アニメ会社の、木造三階建ての
ビルの入口に、油を撒いて火をつけ、
社員36人を死亡させ、32人を負傷させた
事件です。
警察は、論告で死刑を求刑しました。
警察は、責任能力は有ったとし、
弁護側は、精神状態か正常ではなかった
として、無罪を主張しているので、
裁判官の判決に、関心を持っている
ところですが・・・
この事件が、何故こんなに死傷者が
出てしまったのかと言うところに、
関心を向ける必要もありますね。
先ず、容疑者が、自分の作品を
京アニに盗まれた、と思い込んだから、
京アニ側に、文句なり恨みなりを、
手紙なり電話なり、思いのたけを
伝えるだろう。
この段階で、誠意を持って対応した
のだろうか。
話がこじれたら、警察入って貰うのも、
手の一つですね。
二つ目は、対象のピルの欠陥です。
三階建てのビルですが、一階の出入り口
以外は、屋外に通じる扉、踊り場、階段
がない。
室内で、一階から二三階への通行は、
夫々、一筋の螺旋階段のみです。
一階の入り口で火事が発生したら、
屋外避難できない社員は、螺旋階段で、
二階上がるしかないですね。
運よく早く、二階に上がれた人は、
まず助かりますが、炎に巻かれたり、
ガスで窒息したり、一酸化炭素で
中毒死します。
其の内に、一階の様か゛二階で
始まります。
二階の様が、三階へと続きます。
まるで地獄絵です。
36人死亡、32人負傷、
文字で書けばこれだけですが、
この惨劇を、冷静に思い描けますか?
最後は消防署の役目、会社の対応
このビルの改善の指導は、行ったの
でしょうか?
何回行ったのでしょうか?
それに対して、会社側は、どう対応
したのでしょうか?
どちらの見解も、聞いてみたいものです。
責任能力の判断は?
論告求刑は、確か先月七日に終わっています。
判決は、今月25日だと思います。
責任能力は、検察側は有りで死刑、
弁護側は無しで、無罪を主張です。
判決は、多くの人々に、疑問と割り切れないものを残すと思いますね。