ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

「人の心に灯をつける」ということ

2020年12月22日 10時21分35秒 | 音楽&トランペット&レッスン
おはようございますー!!
外を歩くとそんなに感じないけど、ウチの中にいるとなかなかに寒いですねー(笑)

ウチ、台所に暖房置いてなくて、でもウチの中で一番お日様が当たって居心地がいいのが台所で、朝ご飯を台所で食べてて、なかなか冬を実感しました(笑)

つか、ガス栓来てるんだから、ガスストーブもう1台買えばいいのかw

と、つい通販サイトをみたけど、まあセラミックヒーターがあるからいいということにしよう、、、と勝手に落ち着くw

ところで、

私は「レッスン」「指導」(一緒かw)に主軸を置いていて、そして世界最高峰のプレーヤーを生み出そう!!とかっていうよりは、「育てる」とか「迷子を助けたい」「元気にしたい」というのが目的?目標?そういうところだな、と思っているんですけど、

それがとってもいい風に作用するときと、そうはいかないことがあって、どういう声のかけ方がいいのか?とか、どうするのがいいのか?とかいろいろ迷ったりもするわけです。

よく、「親だって完璧じゃない」っていうけど、「先生も完璧じゃない」。

相田みつをさん風に言うと「だって人間だもの」的な。

職業だからそんなことは言ってられないってのも事実ですけど、でも完璧じゃないもんは完璧じゃないんだから、日々精進する以外にはなーんもないのだ。

それで、

「人の心に灯をつける」

ってのが、私の大きな目標であり、ミッションである、と思いながら、なかなかそれが出来なかったり、それ以上に自分が電気真っ暗だったり、またはちょっとした配慮の失敗や私の未熟さで、何とか灯ってる「頑張ってる」光を吹き消しちまったり、、何とかしようともっとわけわからなくなったり、

まあ、そういうこともあったりして。

それに子どもたちがニコニコ好き勝手にやりながらも、どんどん育っていくっていう状況を作りたいわけだけど、それって、本当は一番高度な技なんだと思うんだよね、一番手抜きに見えて。

1からすべて教え込むってのも、アリだと思うけど、その人の持ってるパワーに灯をつけて、「もっとやりたい」「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」をワクワク状態(そりゃー辛いこともあろうけど、それも含めて進む楽しさ的なね)で行けるようにしたいのだよ。

で、子どもたちが不安そうな顔だったり、意見を言うことが憚られるような気分になってるのを見ると、それがまた「ああ、こんなんじゃダメだ、、どうしたらいいのか?」ってなって、それが恐らく「ダメじゃん」感を感じさせてマイナスに働くようだ。

さりとてむやみにイエーイ!!ってのも今の子たちはシラケるからねー。
情報過多で体験&経験少ない世代だから、まずは行動ってのを教えてあげたい、いや、教えるんじゃなくて行動を阻んでる何かを取り除いてやりたい。


んで、良くやっちゃうのが、「もっとこうするといいよ」っていう言葉かけ。

それ、事実だけど裏に「そこが出来てないから」「そこがダメだから」っていう意図をほんのり感じさせちゃうんだと思う。

「ダメなところを良くして、完璧にしよう」としてしまうんだね。


これがきっとめっちゃ良くない。良くないがやってしまう(言ってしまう)。

それより(ここからが本日のキモ!)

「○○ちゃん、ここが素敵だねー」
「とってもいい音だねー」
「ここの歌い方がホントに素敵だねー」
「わー、○○ちゃん、笑顔が素敵だねー」


みたいな。


素敵だから褒めるのは、当然!!

だけど「素敵になる前に」褒める。

この子のここが素敵だったら、この子は自信を持って前を向ける!!

って思うことを、褒める。

不安だから、怖いから前に進みたくても進めない人に、もっと顔上げて!!とか、もっと頑張って!!って言っても、心から楽しくはなれない。

ウソを言うってこととは違う。ウソはバレるw

んー、ほんのちっちゃな、普通は見落とすくらいのレベルでも、そこがキモだと思ったら褒めるってことだ。

これ、元は斎藤一人さんのお話にあったことなんだけど、分かっていたようで分かっていなかった。ひとりさんは人相見もなさるそうなんだけど、そういう時にどういう言葉をかけることで、例えばだけど「自殺を防ぐことができる」とかそういう心得を話していて。

その時の話そのものはなるほどねーと理解したつもりだったけど、それを自分の生活や仕事には落とし込めてなかったなーって。

一昨日のクリスマス会のA合奏の演奏の直前に、事務局のIさんに「A合奏、リハーサル鳴ってましたねー!」って言われて、それまで私としては「ああ、子どもたちの力をもっと出してあげるにはどうしたらいいんだ、、私がちゃんとしないといけないのに。うー!!!」ってグルグルしていて、B合奏の指揮の永峰先生に「どうですか?どうしたらいいですか?」なんて弱音を吐いたりしてたので、「え?鳴ってた?そなの?じゃあこの調子で行けば、やれるか?」と、そこで肩の力がフッと抜けて!!

毎回合奏の指導に行く前には、「どうやったら楽しいかな」とか「今日は楽しくするぞ」とか「子供たちをやる気満々にしよう!」とか意気込んで行くんでけど、もちろん「いやー、今日は良かったー!」って日もありますけど、子どもたちの目が消化試合みたいな顔になってたりすると、こっちも悲しくなってきて、空回りしたり、ああきっと準備が足りてないんだ、勉強してなかったからな、とかなるわけで。。。

Iさんが言ってくれたのは、事実かもしれないし、私たちを勇気づけてくれようとしてかけてくれた言葉かもしれないし、どっちかは分からないんだけど、

結果として、私は肩の力が抜けて、演奏を子どもたちと楽しもう!っていうスイッチに入ることができ、子どもたちも練習の一番いい状態をすべての曲で出してくるっていう集中力を見せて、満足のいく本番ができたと思うし。

こういうのが「人の心に灯をつける」ってことだなって、ふとそれまでに聞いてたひとりさんのお話と繋がって。

今日もあれこれ思い出しながら、あの子をもっと表情明るくさせたいんだけどなぁ、、とか考えてて、どうしたらいいのかなー?なんて思ったんだけど、

もっと明るく!
もっと顔上げて!

なんて言ったところで、始まらないんだ!!って気が付いたんです。

いい笑顔だね!
その動き、凄く良いね!
目が可愛いわー!

その方がずーっと顔上げる気になるんじゃないかって。

心理学に「ピグマリオン効果」(ローゼンタール効果ともいうらしい!)ってありますよね。

あれに近い!

「やればできる」ってのは違うと思ってて、やっても(完璧には)できないものはある。

やってもできないのに、やればできるって言われたら、自分がダメな人間だとか怠け者だって言われてるのと同じで、めっちゃ辛いし傷つける。
たいていはできた人が言うか、自分はやってもないのに世間で言われてるからって人に押し付けるかどっちかだからね。

だから、やればできるなんて思わなくてもいい。やってもできないこともあるけど、やってみたらホンのちょっとのところだけできた(あとはできないけどw)って分かったってので、十分。出来てる人を褒めよう(^▽^)/

でも、ほんのちょっと自信がなかったり勇気が出なくてできない人がいる。

その人は「褒めて」そこに光を感じることができたら、踏み出すことができるかもしれない。1歩踏み出せばシメタもんだ!!

それを挫いちゃいけない。

何で出来ないの?
ちゃんとやりなさい
あらま、ダメね

これ、最悪。

わぁ、書いただけでもテンションが恐ろしく下がった😰

こんな風にテンションが下がった状態から踏み出すなんて、恐ろしすぎて無理だよね。そもそも勇気が出ないのに。

だから、いいところ、少し光ってるところを褒める。

こう書くと、「おだてる」とか「なんだー、先生が褒めてたのはウソか」とかなりそうでイヤなんだけど、あたしゃウソは言わないんで、そこは安心してくださいw
おだてるとかもめんどくさいんでやりません。

ホントのことしか言わないから、安心して褒められなされ😍 

そしてね、褒められ上手は上手くなるのも早いんだよ!!これはホント!

褒められたときに素直に喜ぶとバカだと思われるって思ってる人結構いるけど、

褒められたときに、「わー、ありがとうございます!」とか「やったー!」とかニコニコできたりするのって、すっごく大事だし、すっごく自分にとっても良いことだし、褒めた相手に対してもすっごく幸せ与えるから、すっごく良くて大事なことだから、大いに喜んで素直に受け取りましょう。

それが何気に上達する秘訣ッ!!これホント!!

さっと書くつもりが、またまた超大作を作ってしまったぜー!!

でも、思ってたこと書けたので満足です。

それでは、あ!!!今日これからオンラインレッスンだった(笑)忘れてた、、、

急いで練習スタートします。またねー!!

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2 コメント

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Unknown (あっちゃん)
2020-12-22 22:17:53
ゆーこさん 
タイトルに惹き付けられてきたよ。

人のココロに灯火を
これできたら
めっちゃすてきなことだよね。

基本わたしもウソ言いたくないから、
率直派です。受け止める側の課題として捉えながらことばを使う。
またこれもエネルギーいるんだよな。
指導者としてどうなのって
自分をせめてしまうときもあって
しんどくなる。

けど、
相手のほしい未来、または課題とおもっていることを一緒に確認すること
コミニュケーションに取り組んでます。
これは一対一レッスンで通用するんだけど、合奏になると
急に自信なくなるときもあって
(--;)
たとえばなんだけど、A合奏のときに、カルテットの人数でアンサンブルやってみるってのはどうかな。

個々の個性を持つことに自信をみにつけていくのが自立への一歩かと考えてるよ。
返信する
あっちゃんへ (ゆうこ)
2020-12-24 16:41:14
コメントありがとー!!&クリスマス会お疲れさまー(^▽^)/

楽しいクリスマス会だったねー。

A合奏のときのアイデア、ありがとう!!実際には楽器の人数がバランスよくいるわけじゃないので、なかなか思い通りにはいかない面もあるけど、そういうのもやるとよさそよねー!

まぁクリスマス会みたいな時に、いろんな先生の力を借りて、それぞれチャレンジして、そういう経験を合奏に持ってきてくれるとめっちゃ助かるw

そーそー、前日の練習のとき、パートやセクションで「この場所自分たちでやってみて」って責任者決めてやってみたら、最初はホントにモジモジして何も進まないところもあれば、どんどんやってくれるとこもあったり、、、。まぁそういう下地がないから、ちょっとずつ経験だねー、ホント。
あとは、気になる子たちに個別に声をかけてみたり、そういうのをやってみて、少しずつやってるって感じよぉー。

うんうん、自信ねー。今はねー、そのままの自分でも誰か助けてくれる、、、そういう中で、みんなで楽しい方をチョイスし続けたらいいのかなー。

自信を持ってって、案外このままじゃダメだってことを裏返しみたいな気もしたりして。

自分の力でなんとかしないと、って思うから面倒なことがいろいろ起きるのかなって。自分のできることはガンガンやる。手伝えることは手伝う。できないことは助けてもらう。そうやってやってればだんだんできるようになるかも???

ってくらいの考えでいられればいいのかなー?なんて。

そういう風にはなかなか思えない自分がいるけど、そういうくらいでいいのかな!って思う今日この頃です😁
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