ここのところ、マッサージに行かなくてもよくなった。ちょっと前までは練習してても、「あー今日はマッサージいつ行こうかなぁ…」とかばっかり考えたりしてたんだけど(^^ゞ
マッサージに行ってる瞬間はいいんだけど、終わって帰って来ても、またすぐ行きたいくらいなんだかダルイ。
で、あるときマッサージが終わった瞬間に、フとしたきっかけでまたまた何か天の声が降りてきた。
そうか…マッサージに行って、人に何とかしてもらおう、という考えを終わりにしなくては!!!
突然、そういう結論に至った。
その足で、なぜか近所のコンビニへ。
そう、コンビニに確か何かしら良いトレーニング本があった気がしたんだよ!
そして、そう!!!本と雑誌の売り場にそいつはちゃんといた!!!
『体幹を鍛えるコアトレスタートブック ~甦る身体能力~』
もちろん即ゲット。
そしてそこには
…
《ああ勘違い》
●身体を動かしている人は疲れをためていない、と思っていませんか?
●疲れてしまうのは、身体を動かしていないからですか?
●疲労は寝れば抜ける、と思っていませんか?
●マッサージに行って、疲労回復した気になっていませんか?
●筋トレ(運動)すると疲労はたまらなくなる、と思っていませんか?
…
などと書かれているではないか!!
私に言ってるのかい???(@_@;)
恐ろしや~とばかりにあっと言う間に読み、あっという間にやってみる。
良いと思うものはすぐに実家に持って行って母にも試させる!母は「これはいいねぇ、しばらく借りれない?」と聞いてきたけど、まだやり始めて3日くらいだったので、もうちょっと試してからね~と告げて持って帰るのであった。
結構衝撃的だったのは、身体の老廃物がろっ骨の間に溜まっちゃって、そうすると呼吸筋が動きにくくなり、コアの筋肉を余計に使いにくくするから、それでまた呼吸筋が動きにくくなって、そこに老廃物が溜まる…それでダルさがとれない…みたいな話。
ろっ骨の間に指をぐぐっと!みたいに書かれてたけど、ろっ骨があるのは分かるけど、ヘタしたらそのラインを正しく辿れない。
あ、一応言っとくと、肉が邪魔で…ってんじゃないよ!骨はすーぐそこにあるのに、骨がないはずの筋肉の部分も硬いから、どっちが何だか…ってなってたってこと。
頑張って、老廃物を流すようにぐぐっと続けていたら…
おおお!!!これは良いではないか~!
今じゃ、バッチリぐぐっと行けるようになった。
そして…それからホンの数日後…
今度は西武線の駅構内の本屋さんに吸い込まれた…
また何かが私を読んでるじゃないですかー!!
そこにいたのは 「寝るだけ! 骨盤枕 ダイエット」(極上 骨盤枕 付き!)
別にダイエットしたい気持ちはない。前にも書いたことあると思うけど、私の中では腹は出てもよく、ちょっとぐらいポチャッとしてもよいのだけれど、唯一背中のお肉がたるむのだけは、私の美学が許さないのであった!!!
だからそりゃーちょっと自慢できるくらいに腹が出ていたとしても、芸のコヤシくらいに思ってるからね~。
そして、またまた即ゲット!
お家に帰り、イソイソとその付属の 「極上骨盤枕」 を膨らませる。
ビーチボールの円筒形だと思っておくれ。
これを腰にびしっとあて、その上にビュンと寝っ転がる。両手を上げて床にペタっと付ける。
確かにただ寝るだけなんだけど、何気にちょっとキツイじゃないの!
5分やりましょう、なんだけど、最初は5分が1時間くらいに感じました…ちょっと大げさか(^^ゞ
で、あらビックリ! なんて呼吸がしやすいんでしょう!
今まで、首が辛かったり、足がだるかったり…そういうのが、コアトレと骨盤枕の相乗効果によって、嘘のように楽になってきた!
ついでにもちろん欠かさず チベット体操と 健康太極拳。
ちなみに…絶対毎日続けるために…回数や時間は最低限にしています。
絶対毎日やろうと思ったら、あんまり大変だときっといつか止めちまうな…と思うから。止めるくらいなら少ない回数でも絶対に続けたい、ってのが私の今の思い。
そして、今は積極的に筋肉つけようとしてるっていうよりは、今まで使ってた無駄な力や無駄な筋肉の緊張を取り除いて、体幹を使うような身体の使い方にしようということ。
珍しく「ラッパ」のことをとかって書いておきながら、全然ラッパ出て来ないじゃん!とか怒られそうだけど、実は今思ってるのは、結局は「呼吸」が大事なんだなって実感してるって事。
アンブシュアだ、なんだっていろいろ言っても、結局は息が良くなけりゃ―ダメなんだって骨身にしみてるとこなのよ。
ちょっと前に書いた、口も含めてぜーんぶ力を抜いて吹いてみるってやつ、あれがベースになってる。
まずは力を抜いて、呼吸がしやすくなけりゃー。息を吸うんでも吐くんでも、のびのびやれなきゃー。
アンブシュアの力の入れ加減について、または見た目について、世の中にはいろいろ言う人がいるし、もちろんいろいろ言う人の言ってる事が間違ってるとも思わない。それにやっぱりある程度「こうなってると良い」という形があることは確かで、上手い人の多くが何かしらの共通点のあるアンブシュアをしている。
でも私が今思うのは、アンブシュアのために楽器をやってるんじゃなくて、楽器から自分の音楽を出すための一つの道具としてアンブシュアがあるってこと。だからまずは音の原材料である空気を中心に考えて…いや違うな…空気をたっぷり持っておいて、その上で楽器を通して息で絵を描く、歌う…
あー、なんて書いたらいいかわからんけど、呼吸法なんかにとらわれるのも意味がないって今は思ってる。
大事なのは「方法」じゃないんだ。
たくさん空気を取り入れられる身体を作って、そしたらあとは「方法」なんかどーでもいいから「歌う」んだ。
この際、アンブシュアが人からみてどうだって構わない。それより出したい音が出したい様に出れば、それでよい。
そうやっていると結果的に、案外理想的なアンブシュアになってたりする。それで良いと思う。マニュアル通りは楽チンだし手っ取り早そうだけど、結局は自分の体で体験し格闘し、もがき苦しんでそうして初めて、あら?これでいいのかー!!!と突き抜けるんだろう。
そして、そのできたことを理論立てて考える…そしたら、世間のみなさんが言うような理論と結局同じになる…そういう順番なんだろうと思うんだわ。
一応、それらしくさらに書き加えとくと、
空気はいっぱい取り入れとく。吸った気分とかはいらない。肺がちゃーんと空気で膨らんでればよい。
唇は音が出る前に、そこにいてくれればそれでよし。余計なことしないでいいよー。
あとは出したい音を息で出す。
終わり。
っていうのが今思ってること。とにかく自分の弱ってたのは呼吸だったんだな…と本当に痛感する。数年前にラッパのことをいろいろ教えてもらってた通称「坊さん」が「呼吸筋が弱ってるよね」と言ってたことをここに来て、きっぱりと思いだす。
そのころにしっかりと指摘されていたにもかかわらず、私にはその本当の意味が理解できなかった。
それなら筋肉を鍛えればいいのかー、と筋トレをし、「腹筋割れたら音で分かるよ」と無駄な筋トレだと指摘され、じゃあアンブシュアの筋肉か?とそっちへ行ってみたり、ブレスビルダーでブレスのトレーニングをしてみたり…これは過換気になりそうで本当にキツかったんだけど、全く効果なく…
細かくいろんな筋肉を気にしてみたこともあったし、これがいいと言えばそちらへ、あれがいいと聞けばそれを…
でも、どれも結局今一つ効果が分からない。やったら良さそうな気はする。でも本当の意味の解決にならない。自分の求めてることすら何だかわからなくなってくる。
そしてようやく今年に入って、少しずつ意味が分かってきた。そしてそして、今月に入ってだいぶさらに見えてきた。
この前のアルスノヴァの本番ではMPをBachの1-1/2Cにしてたんだけど、それだと、本番にタンギングが決まらない…つまり本番の息圧にすると(いや、別に意図的に本番と練習を変えてるわけじゃない。本番はやっぱり変わっちゃうんだ。どうしても練習よりも若干力が入ってしまう)、タンギングしようとすると口が開いてしまうのか、空気圧が落ちて物凄く不安定になってしまう…これは本当はもっと前の段階から気付いていたんだけど、せっかくこのMPで行こうと腹が決まったのに、また変えて訳がわかんなくなったら怖いな&面倒臭いな…と思って、目をつぶってたんだ。でもそれじゃダメなんだって分かった。
だから次の日かな、マウスピースをいろいろ出して来て試してみた。イマイチピンと来るものはなかったんだけど、もしかしたらYamaha16B4NJが今なら行けるんじゃないか?って思って使ってみることにした。
古かったバックからほぼ新品のヤマハにすると、なんとなく金属が硬く、その分音も硬く感じる。バックボアが分厚い分、音が押しつけがましい気もする。
でも、ここで私がずっと勘違いしてきた事に気付く。
柔らかい音や小さい音、隠れる音に憧れる(大きな音、明るい音であることに罪悪感にも似た感覚を持っていた)あまり、息を使わないようにしていたこと。これがかえって金属的な音を助長してたってこと。だから「大きくて悪いかー!」みたいに開き直って、たっぷりと良い息を使うようにすれば、逆に柔らかくできるんじゃないか!!
おそらくそれで正解のように今は思っている。息をギューっと突っ込んだらいかん。そういうんじゃなくて、たっぷりといい息を持っていること。いい呼吸のできる身体であること、それが大切って意味。
そしたら、またこれからしばらくは年齢のことを心配せずに行けるんじゃないだろうか!
楽隊の先輩、新保さんが「これからあと10年やろうと思ったら、そのたびに3年はトレーニングしないと…」って言ってたことを思い出す。
勝手に逆手にとって、ここまでやったからあと10年はラッパ吹きでいられる…なんて思ったりして(^^ゞ
でも、呼吸筋とかってのはさー、すぐにあっと言う間に、何なら1日ですぐ固まっちまうから、毎日のトレーニングは欠かさないよ。
ただ、自分はどうなってしまうんだろう…とか、何が悪いんだ…(T_T)と苦しみもがく日々からはしばらく解放されるんじゃないかっていう風には思いたい。
そして、そういうことにもがくことに使っていた労力を、音楽の方に回したい。いろんなジャンル、いろんな音域、いろんなテクニック、歌い方…そういうあらゆる音楽的な方にもっともっと力を使いたい。
あー、そうは言ってもようやく音を出す事の不安から解放されてきたっていうレベルであることを思い知って、練習に励むことにするぞー!!練習練習~\(^o^)/
というわけで写真は、私のお友達たち\(^o^)/