うほほー!いろんなやるべきことを溜めにためていて、尻に火がついてるゆこちんです。
今も練習しつつ、書いてます!
昨日、ペンネーム(って書き方がすでに古いかな?!)「さすらいの大馬鹿者」さんからコメントを頂きました。
私もそうだけど、みーんないろんな悩みってんだか、いろんなチャレンジってんだか、ほんとラッパ吹いてるといろんなこと考えますよね~、うん!!!だから超分かります!
で、コメントを書こうと思ったんだけど、まるで鬼のような長さになりそうだったので、一般的な話にして本編にすることにしました。
Brio、今でも超いいマシーンだと思います。なかなかアンブシュアの定まらない苦労している生徒に勧めていますが、どこにでも売ってるわけじゃない(でも通販で買う事ができます)ので、買いに行ったけどなかった!!!と挫けて帰ってきたりで、今はっきり買って使ってるって分かる生徒や知り合いは3人です。
一人は結構効果が出てます。もう一人は、アンブシュア問題なしなんだけど、別な子に勧めているのを聞いて、上手くなるためならなんでもやっちゃう!ってわけで、買った子なので、特に変化なしです。
で、私は1ユーザーだから、ブリオ製作者の方の本当の意図とか、本当の正しい使用法とかってのは分からないんだけど、私なりにブリオにこだわらず考えるところを書きます。
トランペットの場合、アパチュアを絞る的な考えと、息に反応してアパチュアが出来る的な考えと、唇は広く振動した方がいい的な考え、が超大雑把だけど有る気がしてます。
また金管楽器の音がでる仕組みについての本当の意味での科学的な研究はまだまだ途中で、ハッキリとした結果はまだ分からない状態だと思います。(体感的、経験則的、モデルとしての考えなどはありますが。)
あ~、やっぱり本編でもこりゃー論文みたいな長さになりそうなので、すっ飛ばします。
私もそうですが、ブリオをくわえたままマウスピースを口に当てると、今までにない、何だか画期的な当て心地になります。こんなフィーリングでマウスピース当てたことないや!!!って感じ。
でも、もしかして、バジングしたまま楽器を当てて音が出せる!みたいなタイプの人は、普通の感じなのかもしれません。
私は、バジングのまま楽器から音を出す事は出来るけど、演奏することは全くできません。
また、マウスピースなしのマウスパイプから直で結構普通に吹ける人もいますよね。私はそれもよくできません(-_-メ)
でも中学生の頃、マウスピースと唇の間にガーゼのハンカチ1枚あっても、普通に吹けました。全く必要ないけどね。
脱線。したので、戻ります。
で、そんな風にいろんなタイプが居ると思うのですが、タイプによっては、ブリオ&マウスピースの感覚のまま、今度はブリオなしでも同じ感覚で…というと上手く音が出ない…そういう人もいると思うんです。
で、そういう人は多分今までの筋肉の使い方や音の出し方が、違っています。でも「間違っている」のとは違うと思います。
なので、ブリオで筋トレをするぞ!と考えて、マウスピース&ブリオの感覚も感じつつ、でも実際に吹くときには無駄な力を抜く事をお勧めします。
同じ30キロの荷物を持つとして、私なんかは全身力が入っちゃいそうですが、もしもムキムキマッチョマンだったら、軽々持ち上げるでしょう。
それと同じで、筋肉ナシのひょろひょろだと、力まなければできないことを、ムキムキマッチョマンになって軽々と無駄な力を入れずにやることができる状態にする、そんな風にやったらいいと思います。
力がある、というのと力を入れる、というのは言葉だととっても似ているんだけど、実際は全く反対くらいに違うと思うんです。だから力をつけて力まずに済むようにする、そういうことに使うと良いと思います。
逆に本当に必要な力が入ってなくて音がよく出ない、という人はブリオをしっかり挟む(くわえる)ことを練習したことによって、必要な力を得ることが出来ると思います。だから今までよりも、少ししっかりと力を入れる感覚で上手くいくという人も出て来ると思います。
唇が開いている、閉じている…ということについてですが、セッティングが上手くいっていないと、脳が反射的にこのままでは音がスカっとしちゃう、と思うみたいで、音を出す瞬間に唇自体を自分で開けてしまう(力を抜いてしまうということではなくて、下唇を開ける動作をする、という意味です)というのが問題だと思います。もしかしたら人によっては、そういうことじゃなくて、もっと根源的に、最初から唇がピロピロで開いている、あるいは力み過ぎてて閉じない…そういうこともあるかもしれません。そういう人はブリオで練習するときっといいぞー!
で、セッティングの時点で唇は閉じてるんだけど、音を出す瞬間に別の動きをして(そういう時は舌も連動していると思います)唇を開ける動作をしてしまう人は、かなり大きな音は得意だと思います。でもピアノとかがヤバくなります。
なので、セッティングを少し考えます。
ハミングみたいなセッティングだとおそらく、音域によっては上手くいくと思うのですが、下の音や上の音で緩めすぎや力み過ぎになるような気がします。どうでしょう?
最近、あ!!!と思って試しているのが、ピッコロ筋を使う吹き方です。
ピッコロ筋ってのはきっと医学的な呼び方ではないと思いますが、頬骨のあたりにある筋肉で、ほほを上げた時に盛り上がる筋肉みたいなのです。
で、使うっていうとずっと「力を入れる」と勘違いしてたので、あ~使えない…と諦めていたのですが、先に書いたように、使うってのは別に力を入れてるっていう感覚がある必要はないので、実際に働いてくれてればいいんですよね~。
良い表現かは分からないし、やっぱり文章で書いてるんで、誤解して訳の分からんことになる人もいると思うんで、上手く出来なかった場合は、その人には合わないか、あるいは単に誤解がおきてしまっているという場合があるので、そんなときは別の作戦にしてください。
ということを踏まえて…
マウスピースを自分の普段通りに気持ち良く当てたとして、
吹く直前にブレスしますよね~。その時に、マウスピースは当てたまま、一瞬八重歯を見せて息を吸うみたいな感じでブレスしてみます。(厳密でなくてOKです。そんな感じでってレベル。)そうすると、自然と舌の位置が良い位置にいくようで、吹いてみるとあらまー!!!いい感じ!!!となります。
この動きで、舌の位置がスムーズな息の流れを作れる形になり、ついでにピッコロ筋が使える的なセッティングになる的な~。
上手く伝わるかなぁ…。。
トランペットを吹くってのは、きっとこういうやり方が正しいってのがあるのかもしれないし、それを目指すのも大切なことかもしれないんだけど、いろんなアプローチがあっていいと思うし、また逆にいったら、やり方を正くすることにこだわり過ぎて、それのみでトランペット人生のほとんどを使ってしまうとそれはそれで切ない。
正しさは自分のプレーを助けるためにあるのであって、正しいやり方のためにプレーするわけじゃない。
いろいろなやりたい演奏があって、それをやるのに妨げになってるような奏法があれば、よりやりよい奏法にしたほうがいいけど、奏法に気をとられて、あら?何やりたいんだったけ?とついついなってしまうので、目標となるプレーとかやりたい曲とか大好きなプレーヤーとか…何かそういうのをまず一番にしたらきっといろんな練習が生きて来ると思います。
もっと上手くなりたい、きれいな音が出したい、高い音が吹きたい…学校なんかにレッスンにいくと、そういう言葉をよく聞く。
どういうのが自分にとって上手いのか、どんな音がきれいなのか…みたいなのをたーくさん見つけてみると良いと思います。ただ漠然と日本語で「上手く」とかっていっても、実際にはどんなのか分かってない、イメージはないってことが多い。
一番いいのは、出したい音、出したい音楽が頭に浮かぶ事。そうするとやり方は逆に身体が見つけてくれたりします。いろんなマシーンとかはそれを助けるのに使う、というのが最高かな~!