早春の川べりで 「猩々ばかま」 を見つけますと本格的な春の訪れを感じます。
川の水もかさを増し、さらさらと歌うように軽やかに流れています。
雪解けをまって咲く花は どれも可憐で美しい。
15㎝位の花茎の先端に濃いピンクのかんざしの様な花を付け風に揺れています。
木陰にひっそりと咲いている 「雪割りそう」
春の雨にぬれてうつむいて咲く姿は 小さいけれども精一杯の生きる姿を見るような気がします。
花の優しさよりも逞しさを、生きる苦しさよりも喜びを感じさせてくれるような か細い草姿の可憐な花です。
「いわやつで」 の花が咲く様になりますと、桜の木ももみじの木も色づいて見えるようになります。
小鳥のさえずりも綺麗に聞かれるようになり 静まり返っていた庭が一気に明るく華やいできます。
今年の冬はこんなに寒かったのに、はるの花はどうしてこんなに慌てて咲くのでしょうか?
春の訪れは心はずむ良い季節であったはずですが、
このごろは 花粉症や黄砂他でなんだか・・・・・?