今年は 春の訪れが平年より一寸早いかな?
と思って二月中旬に
何時もの「座禅草」の自生地に行って参りました
すると案の定ナイフの様な芽が出ていました
このとんがった芽で周りに積もった
落葉や凍てついた大地をかき分けて
ひんやりとした空気の中で
小さな芽が出ていました
此の花に「座禅ザゼンソウ」と名前を付けた方は素晴らしい!
別名は「だるまそう」ともいうそうですが
確かに赤い花は達磨おしょう様が座禅をしているように見えます
唯姿形のみならず
座禅にはその環境が大切です
靜かに自分と向き合って
瞑想し 後におさとりを得て 行くのでしょう
そんなぴったりの場所に自生しているのです
音と言えば 天空を渉る風の木々の葉摺れの音
時には優しく 時に激しく
又雪解け水を集めてこんこんと流れる
小さな川の音
訪れる者は修業の邪魔になるような
妙麗の美女 等は決してありんません
熊・猿・ 猪 そして 私の様なへんてこなお婆さん位なところで
誠に修業にふさわしい場所と言わざるを得ません
ちなみに北米ではその悪臭から「スカンクキャベツ」 と呼ばれているそうです
でも和名の方が此の花には絶対良い