許す心
たけし軍団の初期のころ、事務所の金庫からよくお金が盗まれたそうです。それは弟子たちの仕業だったらしいと言われていました。しかし、たけしさんはそれを知っていましたが誰も責めなかったのです。
みんな犯人探しをしようとしましたが、たけしさんは「そんなことをする暇があったら芸を磨け!」と怒ったそうです。
「許すこと」は愛や慈悲の第一歩なのですが、「人のため」というより自分の為でもあるのです。「許さない」という感情をずっと持ち続けていると、それを思うたびに怒ったり恨んだりしているわけですよね。
しかし、こういう感情は確実に心を傷つけていきます。傷ついた心から眺める人生は辛く、悪意にみちたものにみえるでしょう。そういう感情を極力排するためにも許すことは必要です。
怒りや憎しみは健康にもよくありませんね。これがストレスとなって身体を壊すようなことになったらそれこそ元も子もなくなってしまいます。心したいものです。自分にも言い聞かせているのですが、それがなかなか・・・・。