( 胡麻豆腐プリン&梅ジュース )
■2017/8/8(火) 雨後の満月
末広がり八が重なった日 台風一過の夜は、虫の音が聴こえる満月夜となった。
今夜は、先月七が重なった日 2017/7/7(金)七夕 雨上がりに伺った
福岡の喫茶店について書いておこうという気になった。
「(福岡)赤坂に一度連れて行きたい素敵な喫茶店があるから
もし金曜日に福岡に来れることがあれば連絡して」
とKさんからは、1年半以上も前から誘われていた。
福岡市赤坂・けやき通りから坂道を上った処にある隠れ家のように佇む館
『豆豆的花』Mame no hana という喫茶のことである。
護国神社の三叉路交差の横断歩道を渡り
けやき通りから坂道を上がったところにやがて現れる三角屋根の邸宅
《三角屋根の洋館のご自宅を喫茶室として週四日 開放してくれている》
という言い方の方が近いのかもしれない。
ところで「なぜ金曜日?」なのかと言えば 日曜・月曜・火曜の週三日が店休日
ならば土曜日は? 私は良くてもKさんの都合が悪い。
となれば週末に近くて一番都合がつきそうなのは金曜日だけ。
私がようやく金曜日に行けそうだと返事できたのは、今年の5月後半
「今度 7月7日の金曜日 七夕の日に福岡に伺うことにします」
但し、物心ついて7月7日(七夕)が晴れた日は、一二度しかない。が
晴れ男の私が行けば少なくても雨は止むだろうと踏んでいた。
もともと珈琲好きで喫茶店巡りを昔は好んでやっていた私
日本酒ばかりでなく 奈良から喫茶目当てで
福岡に行くのもたまにはいいだろう。
( 「豆豆的花」エントランス )
新大阪発8時台の新幹線さくらに乗って11時前に博多駅に着いた時には、
あいにく小雨がまだ降っていたが、それから念じて
30~40分もしたころには雨も止み
傘をさすことなく邸宅の中に
(玄関口には山笠シーズンを迎えた人形飾りと紫陽花)
この日は、天気のせいもあるだろう とても紫陽花が似合っていた。
(オーディオに建築の雑誌と伊丹十三の写真・書籍)
聞けば店主(女性)は、伊丹十三が作家の頃からのファンとのこと
映画「タンポポ」から伊丹監督ファンの私は及ばなかった。
( JAZZライブも何度か開催されたという ゆとりを感じさせる空間)
「素敵な店主さんといい このお部屋というか空間は
まるで 雑誌クロワッサンの世界みたいですね」
という感想をKさんに漏らしてしまうほど。
奥には、素敵な和室空間もあって 本日既に貸し切りとなっていた。
そしてKさんのオススメ 二胡のシンガー「里地帰」ライブも
ここでいずれ実施したい! 是非実現させる! (未定)・・・なのだとか
それはそれでとても楽しみだ。
雨上がり、一枚板の大きなガラスの向こうで雨粒をたたえた木の葉と
窓から入って来る柔らかな光に、何とも言えない落ち着きを感じながら・・・
素敵な時間がゆっくりと流れた。
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(寅)