( 「三井の壽」Coccinelle&「光武」朝顔 福岡・春吉『Coccinelle』)
■2016/10/9(日)-⑤
「牧のうどん」で小腹を満たしたものの 薬院で日本酒を吞めなかったことが
尾を引いていることも確か、このまま宿に帰っても眠れそうにない。
23時を過ぎていたがその足で再び中洲・天神方面へと向かった。
たどり着いた春吉 大人エレベーターではないが、2F『酒峰』を覗いた。
扉が開くといきなり冷蔵ケースの中の「十四代」「而今」はじめ
「田酒」「石田屋」「鍋島」「東一」が目に飛び込んで来た。
同時に 撮影禁止のマークも目に飛び込んできた。
(よって 写真は撮れなかった)
残念ながら23:30がオーダーストップで
本日の営業は終了したばかりだった。
今夜は、振られっぱなしだな・・・
ここからほど近い『Coccinelle』なら確か午前3時までやっていたはずと立ち寄った。
時計の針は、23時55分 もうすぐ明日だ。それにしても店の中は妙に
オーナー中心に常連さんたちが、話で盛り上がっている。
どうやらオーナーのKayoさんが、月初に、十日戎神社で結婚式をあげたばかり、
明日10日は、親しい人を呼んで披露パーティーをするというのが、会話からわかってきた。
何だかめでたい雰囲気の中、知らないタイミングで私が飛び込んでしまったようだ。
今回が来店まだ3回目の私 常連でもない為、へたに話題に口を挟んだりせず
せっかくのおめでたムードを壊さないよう気をつけながら
マイペースで日本酒を飲んでいくことにした。
「日本酒は、光武(みつたけ)とコチネレ、あと百年蔵がありますけど・・・」
「じゃあ、光武でお願いします」
「光武」は、佐賀・鹿島の光武酒造の日本酒の銘柄
日本酒は、関門海峡を渡らず関西人はピンと来ないかもしれないが、
九州にあっては近頃、通の間で、評価が高くなっている日本酒だ。
関西では、焼酎「魔界への誘(イザナ)い」を出している酒蔵と
説明するとピンと来る人が多いはずだ。
たまたま、1年半ほど前、大阪の「あべのハルカス」の焼酎コーナーに出店
佐賀県鹿島市と書いてあったから『鍋島』のことを聞いてみようと
蔵人さんに鹿島の様子を聞いていたら実は、光武酒造が
ここも清酒蔵だということを知った。
「鍋島さんとこもうちの蔵のすぐそばですし・・・
鹿島の酒祭りにも機会あれば是非! 」と誘われた。
当日は、持って来ていた可愛い瓶の清酒発泡酒を買った。
「関西でも日本酒を展開すれば面白いと思うんですけどね」と
蔵人さんと話したことを思い出していた。
「光武」 朝顔のボトルが夏を演出 春は桜 秋は紅葉 と変わるのだそうだ。
注いでもらったらグラス4分の1で終了。結局サービスしてもらった。
再び注文をしなおし、今度は店名と同じ
『Coccinelle』コチネレを頂くことにした。
コチネレとはイタリア語で「てんとうむし」のこと
この夜は、てんとうむし片手に
「焼きナス」 「あさりの酒蒸し」 「山芋の鉄板焼き」を頂いた。
①焼きナスとcoccinelle
②あさり酒蒸しとcoccinelle
③山芋鉄板焼きとcoccinelle
それにしても 「ごぼ天うどん」の後
午前1時を回っているというのに この食欲はなんなのだろう、自分でも驚きだ。
てんとうむし(=Coccinelle)のラベルを眺めながら思い出した。
そういえば 昔、チェリッシュという男女DUOがいて
てんとうむしのサンバ ♪ という曲が
大ヒットしたが、まさに今夜は
サンバが流れていても
きっと日本酒が美味しく頂けただろう。
あなたとわたしが、夢の~国
街のえびす神社で、結婚式を挙げました~♪
午前2時 営業を終えた屋台街の屋台は後片づけ急ピッチ
上空には半月がぽっかり浮かび 眠りについた中洲のネオンに
おやすみ~ Good Night !
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(寅)