( 大阪ミナミ 「千代酒造」直営店に並んでいた「篠峯」「櫛羅」 )
■2012/3/31(土) 雨〜曇〜晴 〜星空
「一月は行く! 二月は逃げる! 三月は去る!」とは良く言ったもので、早くも3ケ月が終わろうとしている。
私の好きなピッツァで例えれば、クォーター(4分の1)を食べてしまった後に似た感じもする。
弥生末日、明日から新年度を迎える今頃は 別れと出会いの季節とも言える。
天候にしても 白い雲と灰色の雲そして青空が都度表情を変え
暖気と寒気が交替しながら天空でせめぎ合っている。
時に穏やかな表情も、突然大きく荒れ始める。
風雨吠えた今朝も 今は澄んだ星空だ。
自然は何とも計り知れない。
昨年から毎月末に発表してきた「私の酒 五傑」 今月も発表したいと思う。
▼今年三回目・私の酒五傑(2012年3月度)の発表である。
※ 前にも書いたが、大吟醸・純米大吟醸 又小盃1杯程度はここには入れない。一蔵一銘柄としている。
春夏秋冬 食事と共に楽しめる日本酒の良さを一人でも多くの人と分かち合えればと思っている。
評価の基準は、印象度。 (いかにまた次も飲みたいと思ったかの思いが強い順。)
言葉を変えてみれば、「別れてもまた会いたくなる人の順」 みたいなものだろうか
自分としては、いたってシンプルな尺度だと思っている。
▼『2012-3月度』 酒五傑
◎「東洋美人」山田錦純米吟醸333 (山口) ◎「篠峯」(さくら)雄山錦あらばしり (奈良)
〇「墨廼江」純米生酒 (宮城) 〇「朝凪」純米吟醸あらばしり (福岡) 〇「風の森」秋津穂 (奈良)
(感想)
◎「東洋美人」333(山口) ・・・ 感想はただ一言 「るるる〜の酒」 宇部の「貴」・萩の「東洋美人」と山口には素敵な日本酒が輝いてる。
◎「篠峯」さくら・雄山錦あらばしり(奈良) ・・・ 寒残る春先にこれだけ素敵な酒が飲めるなんて 幸せこの上無しだ。 愛称「さくら」は、1本すぐに飲みきったが、あと1本、花見用に冷蔵庫に眠らせている。 ラベルの色も好評のようで良かった。
〇「墨廼江」純米生酒(宮城) ・・・ すみのえは「長居バル」で、日本酒通の店長が提供してくれた酒。宮城県の酒は、東北の酒の中で、味の乗りが良くてキレがある。
〇「朝凪」純米吟醸・あらばしり(福岡) ・・・ 福岡には、隠れた銘酒がたくさんあると思った。 味わいは、しっかりしてて且つ優しい。 平成になって全国新酒鑑評会で8回金賞をとった酒造りは、健在だ。
〇「風の森」秋津穂 ・・・ 雑誌dancyuの表紙 右肩にも登場していた「風の森」秋津穂。 これは、3/2 JR奈良駅「もも太朗」さんのオープン日に買ったもの いつも飲んでるけど、ことさら今回の酒は美味しかった。
ちなみに先月 2012年2月(月間)の酒五傑 http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/79c17cd5eb980fa214853e1926959576
名前や人気・価格の高低に左右されず、いかに自分好みの酒を1つでも多く見つけられるか。
それが喜びでもあり、楽しみでもある。
(寅)