( 韓国巻き寿司 大阪・長居「菜」)
■2013/1/19(土)
先日聞いた自慢の「韓国巻き寿司」(キンパ)をこの目と口で確かめたくて・・・
扉を開いた店は、以前このブログでも2度ほど紹介した
大阪長居の韓国家庭料理の店「菜」NHAだった。
アルファベットを逆さにしてAHNさんのお店
▼「菜」 大阪市長居
「年末にはいらしてくれなかったですけど 今年になって続けて来てくださったから
許してあげます。」と私に言ったママさんは、実は私のブログのミドルヘビー読者でもある。
先日も 扉を開いた時 「ちょうどさっきブログ読んでたんですよ~
私日本酒はダメなんですけど 愛山のお酒ってどんな感じですか?」
と聞かれたりして、これはかなり内容を熟読してるな~ と思った。
ママさんは、最近の私のブログ内容から推察して
私がこの日も続けて店に現れた理由がわかっていたようだった。
「今日は前から約束していたマッコリ飲んでくださいよ」と出されたマッコリは、
日本では市販されていない韓国から直輸入の物で
甘ったるくなくて日本酒の上質濁りと匹敵するもの
これを飲んだ客は、このマッコリの大ファンになる
というのもうなづける。この店自慢の酒なのだ。
今夜は、そのマッコリに 特に若い女性に人気と昨日聞いたこれまた自慢の
韓国巻き寿司(キンパ)を合わせて
用意してもらった。
▼上から撮った写真 「韓国巻き寿司」と「直輸入マッコリ」
やがてできあがってきたその巻き寿司に
「わー まるで花が咲いたみたい。鮮やかで食べるのがもったいないな~」と言えば
「よくそう言われるんですよ」とのことだった。(写真は再現しきれてないが)
「私、頭おかしいと言われるかもしれないけど 実は、鶴橋(韓国市場)で売られているのより
私の作る巻き寿司の方が、断然美味しいと思ってるんですけどね 大阪一でしょ」
とママさん。
「わかります。これほどグリーンが効いていて綺麗な彩の韓国巻き寿司は
初めてです。料理する人は、自分の料理を自慢できるとは大事です。
それほどの自信作をいただけることは、幸せなことですよ」と私
ほんのりごま油の風味に野菜のしゃきしゃき感が、見た目通りの
華やかな味わいをそのまま伴って吸い込まれていくといった感じ
今まで食べてきた韓国巻き寿司より味付けはくどくなくて上品
さすがに口から出そうなセリフをこの店では押しとどめたが、
このブログには書いておこう。
「これには 上品な日本酒だってぴったりだ。 篠峯なんか絶対合う」と思った。
▼ 韓国巻き寿司
▼漬け方を日々研究中と聞いた自慢の「キムチ」も爽やかで美味しかった。
▼ 実は、ママさんから3月2日 1周年の日どんなことしたら? と相談を受けた。
私の答えは、一人でやっているのだから特に奇抜でなくて結構、次の通り。
「ドリンクは半額。 通常メニューの中でも特に1周年で食べてもらいたい料理を
当日は推奨メニューとして強調。セットメニューを考えるとか・・・そして その告知を
2週間ほど前から店に貼り、昼と夜に食事にみえる来店客に知らせ、当日の誘引を図る」
ママさんは、「あまり派手にするつもりもないので、たとえば告知せずに当日来られた
お客さんだけに 割引サービスするというのはどうですか?」と私に聞いたが、
「それは、お互い意味が無いから それならば何もやらないほうがいいと思いますよ」と応えた。
割引されたところで、「あら そうだったの 今日来てラッキー!」で終わってしまい
お互い何も残らないからだ。
開店日とは、いうなれば「わが子の誕生日」に等しい。
私の持論は、「店として営業しているということは、
店は店主だけのものでなく、お客のものでもある」というもの
「3月2日が開店1周年」と前もって知らせることは、現在
常連として来て頂いているお客さんには、最低の礼儀だと思うし
物言わぬお店自体が、実は祝福を最も望んでいるかもしれない。
なによりも 一番耳にしたくないのは、
「あら 1周年過ぎたの? 知ってたら食べに寄ったのに~」
という客の後悔めいたセリフだ。
別に半額のドリンク目当てで時間を割いてくれるほど世の中甘いものでなく、
要は、その祝いの為にお金と時間を使って
「足を運んで当日祝福のためにお店に来てくれる行為」そのものが、
食を通じてお店とお客さんとのお互いの気持ちに残ることに他ならないのだ。
PS.「寅プロジェクト」(略してトラジェクトX)に関して ママさんは、大いに乗り気
長居バルで乗り気になれなかった分は、来月の寅プロジェクトで発散させましょう!
この巻き寿司(キンパ)のようにパーッとね
(寅)