( 2月の空瓶整理) 2011/2/26撮影
■2011/2/28(月)
早いもので、今年もまもなく6分の1が終わろうとしている。
来月末だと、4分の1
再来月末だと3分の1
そう考えてみると「人生とは、盃に注がれたお酒のごとし」である。
さて 28日しかない如月は、私にとって 男口の月 「みずほ」のような速さで過ぎた。
※ちなみに 先月1月度は、
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/m/201101
▼今年二回目の酒五傑(2011年2月)の発表である。
以前にも書いたが、大吟醸・純米大吟醸 又小盃1杯程度はここには入れない。
評価の基準は、印象度。(いかにまた飲みたいと思ったかの思いが強い順。)
言葉を変えれば、また会えると嬉しい人の順 のようなもの
自分としては、いたってシンプルな尺度だと思っている。
◎(栃木)「仙禽」純米吟醸中取り ◎(愛知)「義侠」特別栽培米
〇(福岡)「旭菊」大地(燗) 〇(奈良)「梅乃宿」朝搾り 〇(奈良)「篠峯」直汲み
(書評)
◎「仙禽」(栃木) 純米吟醸・中取りは、輪郭のはっきりとした顔立ちの美人と評したら
わかりやすいかもしれない。 個性的で鮮烈な印象を残す酒だった。
「大那」と並んで栃木の素晴らしい酒として注目している。
◎「義侠」(愛知)特別栽培米・山田錦 純米60%は、蔵の利き酒でその誰もが立ち止った酒。
「薄いけど濃い そして味わいが残る」という表現になるだろうか。 食べ物に負けない、
しっかりとした味を感じさせる。 この酒は「義侠」の真骨頂を味わえる酒と言えるだろう。
〇「旭菊 大地」(福岡)は、燗酒で頂いた。 しっかりした味わいは、大地の名にふさわしい。
他の旭菊も飲んでみたい。
〇「梅乃宿」あらばしり(奈良)NO14タンクは優しい舌触りの旨い酒だった。 火入れした夏、
ひやおろしの秋が今から楽しみだ。
〇「千代 篠峯」あらばしり(奈良)直汲みは、爽やかにまったりほのかに甘いと評したら
近いだろうか? 雄山錦という酒米を私に印象付けた一本。
この酒の夏も楽しみで、 すだれの下、ぐ~っと冷やして飲みたい酒だ。
次点△「八海山」純米吟醸(新潟) 「義侠」蔵で、大いに影響を受けたせいか、
かの有名な八海山・純米吟醸が五傑に入らなかった。 ただ私の印象度が基準だから
大勢に影響を及ぼすものではないが、他の酒に比べると線の細さが気になった。
端麗辛口は、決してオールマイティでは無いと思った。
(寅)