( 「花兆庵」 有巣栄里子女将)
■2013/8/11(日)
写真は、飛騨高山を代表する旅館 本陣平野屋「花兆庵」の女将 有巣栄里子さん。
厚かましくも撮影させて頂き、私のブログへの掲載に許可を頂いたもの。
飛騨高山を代表すると書いてしまったが、正確に表記するなら
日本を代表する名旅館女将の一人
http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2011/gifu-souseiki/sou201207111.shtml
先日、TBS系列TV番組「カスペ」(火曜スペシャル)で新人仲居修行の様子が
全国放送されたが、そこに登場した旅館が、飛騨高山のここ「花兆庵」だった。
JTB系列旅館の「もてなし部門」で、連続して第1位を獲得していることから
TBSの取材対象の旅館に選ばれたのだと人から聞いた。
と ここまで書いてしまうと私がさもここに宿泊したような誤解を生むかもしれないので
断っておかないといけないが、残念ながら今回私はこの「花兆庵」には宿泊していない。
(一人旅で宿泊するには分不相応=「一人旅で泊まるにはもったいない」 というのがその理由)
では、理由もなく名旅館の女将さんに会いに行って、撮影・掲載の許可を貰えたのかと言えばそうでもない。
以前から この旅館を大の贔屓にしているK先輩から贈られてきた「四つ星」「深山菊」の飛騨の酒と共に
それに同封されていた手紙には、機会あれば是非夫婦で「花兆庵」に泊まってみて欲しい。
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/5b809472df9bc0f2aaaa18e48b4e24a5
そして宿泊したら寅さんならではの感想をブログに書いて紹介してほしい。
もし泊まれなくても高山に行く機会あれば一度ここの女将さんには会ってみてほしい。
「女性が惚れる女性とはこういう女(ヒト)なんだ」というのを何度となく聞かされていたからに他ならない。
さてその「花兆庵」 午後5時前、夕方の忙しい時間帯にのれんをくぐるとピカピカに輝く畳
仲居さんたちが「いらっしゃいませ」とすっーと寄ってこられた。
「 いえ、私宿泊じゃないんです。Kさんの紹介で、女将さんにご挨拶だけでもと思いまして」
それでも仲居さんたちは、次々「どうぞ お上がりください」と勧めて来たけれど
宿泊もしないのにピカピカの畳に上がることは憚(はばか)られ、玄関で
待たせてもらった。 玄関口には来客を迎える噂の陣太鼓もあった。
待つこと5分ほどして奥から女将さんが現れた。
私を確認した瞬間 小首を傾げられたのは、
「初めて会う人だわ。今まで宿泊されたお客さんではない」と瞬時に判断されたからだろう。
私が「実は、Kさんから 『高山に寄ることがあれば 是非 女将さんに会ってほしい』と
いつも聞かされてまして・・・ 本日宿泊はしていませんが、ご挨拶だけでも」と伝え
女将さんも私が面会に来た理由に納得した様子。
私が「あの これ~ 気持ちだけですけど。 奈良・三輪神社の地元では知られたみむろ最中と三輪そうめんです 」
と昨日奈良で買った手土産を渡すと
「奈良!? そういえば・・・以前私のところのお菓子をブログで紹介して頂いた方ですね」
と嬉しい反応が返ってきた。(確か、過去に何度か紹介した覚えがある)
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/af3c0e3b888262247f99d807350eea19
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/8a54b5a6caf150341e68770bbde25d5a
最後に女将さんから「ちょっとお待ちください」とここ平野屋「花兆庵」のオリジナル菓子を
頂いてしまい 「こんなに頂いて」と恐縮することしきり。
▼「あねさまもち」と「源源」 そして女将さんの名刺まで
最後に
「実は、これから舩坂酒造の『味の与平』で食事をすることにしていて、席を予約しているんです」
と女将さんに伝えた。
この舩坂酒造はここ平野屋さんが所有する酒蔵
旅館には、宿泊できなかったが、せめて舩坂酒造のレストラン「味の与平」での食事を
旅の思い出にしたいと思った。
時わずかなれど 一期一会のおもてなしに触れし 飛騨高山 「花兆庵」
(寅)