( 「へちかん」ご夫婦と「喜久盛」藤村社長(右) ) 「酒屋へちかん」 2013/9/24
■2013/9/24(火) 晴
今夜は、岩手から遠路来阪された蔵元・藤村社長を迎え「音楽ライブ」も交えて喜久盛を囲む会
「喜久盛」ライブナイトを企画している大阪・今里の『酒屋へちかん』に顔出しした。
ここのイベントに訪れるのは、今年2月の『節分の日』に実施した
「恵方呑みの会ライブイベント」以来
岩手といえば10年前の2003年に岩手・花巻の宮沢賢治記念館に行ったことを思い出すと伝えると
「花巻は北上の隣の市です。丁度その年は父親が急逝して私が後を継いだ年なんです。」
2003年は、私にとっても蔵元にとっても忘れられない年ということだ。
大きく方針を転換したのは、2011年の東北大震災で蔵が
壊滅的な打撃を被ったことに起因するとのこと
地元の飲食店も打撃を受けた以上
県内だけではダメと首都圏や
関西圏に目を向けるよう
なったのだそうだ。
大阪にわずか2軒
の取引先のひとつが
ここ「酒屋へちかん」ということで
岩手県北上市からの表敬訪問でもある。
関西に顔出しできるのは、今年は最初で最後になるらしい
▲盛岡芸者 はる子さんは、60を過ぎる今もお元気だそうだ。
この夜、最初に頂いたのが「タクシードライバーの直汲み生」
次に蔵にも在庫が無くなってしまった「電気菩薩」純米大吟醸を頂いた。
前者の酒米は、「かけはし」 後者は、「吟乙女」
どちらも私は初めてしっかりした味わいで、
タクシードライバーの生酒はとても気に入った。
「タクシードライバー」は、入手困難な酒のひとつなだけに
ずらりと並んでいる「酒屋へちかん」は、まさに超穴場といえる。
来月後半に発売される 講談社の漫画 「イブニング」
実在ゲキウマ地酒日記に
藤村社長とタクシードライバーが漫画で登場するとのこと
私が以前紹介した「きすぐれて」のようなシアリアスな漫画とは対局のタッチだが
その漫画では「十四代」や「而今」といった名酒が取り上げられているだけに
大いに自慢できることだと思う。 是非お目通しいただきたい。
藤村社長は、今夜高速バスでまず東京へ
そのあと新幹線で岩手・北上に戻られるとのことだから
丁度今頃はバスの中でおやすみのことだろう
大阪での喜久盛ナイトどうだったかな?
私にとって今後応援したい酒蔵がまたひとつ増えた夜になった。
(寅)