( 函館駅に到着 夕陽を浴びるスーパー北斗 )
「立ち飲みと塩ラーメン食べに函館に行ってくる。」
と言えば マジですか? と聞かれたが、それ以上の答えもそれ以下の答えも持ち合わせず
気づけばブルーな空間に心も体も浮かんでいた。
日本海の海岸線を暫く目で追っていると
「あっ、あの白い山、白山だ」と急いでカメラをその方向に向けたが、うまく写ってない。
空港の次の駅 南千歳駅で乗り換え このスーパー北斗でいざ函館へ
旅のお供はビール。この北海道限定サッポロビールがとても美味しかった。
ドイツの製法らしく クラッシックモダンを感じさせるビールだ。
それにしても列車もビールも 北海道BLUE が素敵。
室蘭本線はただひたすら弧を描く 車窓にはおだやかな日差しの内浦湾を眺めながら
夕方近く 車窓には駒ヶ岳。函館にかなり近づいてきたことがわかる。
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新千歳空港を降り、地下のJRみどりの窓口で函館行きの特急切符を買った。
「 函館まで特急で片道ですね。8,110円です。」
えっ! そんなにするの と思った。
3000円位だろうと思っていたら
とんだ認識違いだった。
それにしてもまさか新千歳空港から函館まで特急で4時間以上もかかるとは思わなかった。
そういえば遠い昔(まだ九州新幹線などない頃)のこと 福岡から西鹿児島へ
特急電車で4時間以上かかったことを思い出した。
薩摩川内(せんだい)駅の西陽が眩しかった。
後で調べたら共に距離は、似たり寄ったりの300km前後。
千歳~函館は、博多~鹿児島の距離に
近しいということを
当日知ったという
あ・さ・は・か・さ
新千歳空港には昼過ぎに着いたが、
函館に着いたときは、既に津軽海峡に夕陽が沈みかけていた。
は~るばる来たで函館~♬ と手荷物片手に鼻歌を歌っていた。
ホームを歩きながら気づいたこと 長く続いた線路はこの駅で切れているんだ
北海道の始発駅であり終着駅 それが函館 ・・・なんだな
「ショートストーリーを綴るのに似合う街」を予感させた。
(つづく)
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(寅)