一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

美吉野醸造「花巴」百年杉はなかなかの美酒でした。 9/27

2012年09月30日 23時58分55秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 美吉野醸造「花巴」 橋本顧問 )

 

■2012/9/27(木)

近鉄百貨店「吉野・飛鳥物産展」 旅館・歌藤(かとう)のブースを離れた後

同じ吉野の町おこしの仲間と聞いて「花巴」ブースも覗いてみた。

伺うと「花巴」のコーナーには、橋本顧問がいらした。

 

私は近づいて「今日は、いけ面の息子さんは?」と尋ねると

「吉野フェアーの準備で、今日は大和郡山ですわ」とのことだった。

 

先般 奈良のバル「よばれや」さんで、数ある中から選んだ酒が「花巴」でしたよ

と伝えると「それはどうもありがとうございます。 ところでこれ、飲まれはりましたか?」と

試飲させて頂いた酒が実に美味しかった。

▲左上青瓶が「百年杉」

「百年杉」は、吉野の杉桶づくりを復活させたもの

ほんのり柔らかい杉の香が、透明感のある味わいを際立たせている

といった表現が近いだろうか・・・

 

「何しろうちの酒は個性的なもんばっかりで・・・」とおっしゃったが

「そこがいいんじゃないですか 花巴は日本酒ファンにとってとても楽しみなお酒ですよ」

応えた。

「南遷」 に 「ゆずりは」 「水酛仕込み」と私からそんな言葉が出てくるので、

単にミーハーな「花巴」ファンではないことが通じたらしい。

 

そんな私に顧問はこんなこともおっしゃった。

「何とか 幻の酒米「白玉」の酒を復活させたいと思っていろいろ

探してみましたけど 結局

奈良県で種もみを見つけることができませんでしたわ。」

私は、「もしかすると・・・ その幻の酒米「白玉」は、福岡・筑後にあるのでは!?」

思ったが、素人の不確かな記憶の為、明言を避けた。が、日本酒ならではのロマンを

感じ、「百年杉」に好印象を残して後にした近鉄百貨店「吉野物産巡り」だった。

(寅)

 


本物の味 吉野発 旅館・歌藤(かとう)の「くず餅・くず饅頭」 9/27 

2012年09月30日 06時29分25秒 | プロも驚く『甘党』宣言!

( 吉野本葛使用の「くず饅頭」 奈良県吉野「旅館・歌藤」)

 

■2012/9/27(木)

通勤電車・近鉄電車の中吊り広告に掲載されていた告知を思い出し

確か今日(27日)からスタートだったよな・・・

『吉野・飛鳥の物産と観光展』

会社帰りに近鉄百貨店・阿部野橋本店 9階催事フロアに立ち寄った。

近鉄・吉野線が開通して100年となる記念イベントの一環だ。

駅と直結するエレベーターにも貼られたその告知 

いの一番に掲載されていた商品こそ、

先日このブログに掲載した旅館・歌藤(かとう)のくず餅だった。

http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/a75e886366083552de4ed2de6f80f6c2

 

売場には、これも私がおととしブログで紹介した「はやし豆腐店」さんも出展

国産の上等大豆を使った絹ごし豆腐を2丁・大和あげを購入

おかあさんとしばしお話しをした。

「今日は息子さんは?」

「大和郡山に明日から売り出しの準備に行ってますんや」

「最近、うちの豆腐を召し上がっていただける新店舗を吉野に出しましたので

またそっちの方にも是非いらしてください。」

 

▲くず餅 切断中

その後、そこから離れた場所に 旅館・歌藤のブースを見つけた。

「あとでくず餅買うんで先に写真とらせてもらっていいですか? 」と聞けば

女の子からの返ってきた答えは「いえ~、困ります。 判断つかないんで・・・」

と久々に撮影拒否をされた。

「えっ、それはないよ。わざわざこれ(くず餅)を紹介したくてここに足を運んだのに

ちょっと判断つく人を呼んで来てよ 説明するから」と言って

女の子が呼んで、私の前に現れた人物こそ

旅館 歌藤の和菓子部門の責任者 歌藤健太郎さん だった。

▲健太郎氏と売場反担当のお姉さん

「健太郎という名前だけあって、イメージが阪神の関本と似てるな」と前置きし

「今日は、わざわざこのくず餅を紹介しようと寄ったのに

写真をとらせてもらえないの?

JR奈良駅のもも太朗さんでお宅の商品買って以来 高く評価してるのに・・・」

と言えば

「ああ、もも太朗さんですね。それはどうもありがとうございます。

そういうことでしたら どうぞ構いませんから是非お願いします。」と快諾。

 

旅館や観光ホテルに宿泊された方は、誰しも経験があると思うが

部屋に入ると必ず お茶とうけの菓子が用意されている。

実は、ここ吉野の老舗旅館「歌藤(かとう)」の

本くずを使った手作り餅もそれだった。

多くの宿泊客から 「お土産に買って帰りたいけど 売ってないの? なぜ?」

そんな要望の声に抗しきれず

4年前に菓子部門を

立ち上げた

という話し

▲私が買ったのは、右。黄色の柚子くず餅

前回、東京の百貨店に出店した際は、とんでもなく売れたのだそうだ。

「何と言ってみも 本物のくず粉で造ったくずもちだからね」

あたりまえの事だけど このあたりまえが実はレア

もっと自慢して自信を持っていいとつけ加えた。

「本物に勝る 偽物なし なのだから・・・」

▲包装紙の中にも見つけた「けんたろう」マーク

 

「いゃ~ 嬉しいですわ こんなにうちの商品のこと 評価していただいているなんて」

と言って 「これ~ 最初にうちの商品を高く評価して頂いた奥さんにどうぞ」

と頂いたのが、最初の写真のくず饅頭(4個)

吉野杉で作った名刺と共に。

 

先ほどの林豆腐店・そして日本酒「花巴」の美吉野酒造の専務とは同級生

旅館で出す豆腐は、もちろん「はやし豆腐」店のもの

出すお酒はもちろん「花巴」

若手仲間グループで、何とか「吉野は春の桜だけじゃないですよ」

全国に発信したいと只今奮闘中だと話してくれた。

 

吉野を愛する若い新たな鼓動を感じられただけでも

今日ここに寄った価値があった。

上の吉野三品は、全て私のブログでも既に紹介した物

他県に行った場合など 「奈良のうまいもん」として私もおおいに推奨するつもりだ。

これからも頑張って欲しい。

(寅)

「吉野・飛鳥の物産と観光展」 は、10/3まで 近鉄・あべの橋本店9Fにて

 


「李白」と共に帰阪。 座席はすぐにMy日本酒シートとなった。 9/24

2012年09月29日 09時38分40秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 新幹線のぞみ 「李白」 )

 

■2012/9/24(月) 晴

博多発16:30の 新幹線「のぞみ」その日の新大阪までのお供は、「李白」ひやおろし

折り畳みテーブルを手前に広げ、その丸いくぼみに四合瓶がぴったりと納まった。

四合瓶をドンと置いて新幹線に乗っている人間もそう多くはないだろう。

流れる車窓の景色を肴に新幹線の座席は、My日本酒シート

 

強い西日を受けて九州を離れ、山口~広島

石州瓦と実る稲穂を車窓を眺めながら

ふぐかまぼこをアテにMyグラスで

いつしか眠ってしまったらしい。

気づけば、姫路あたり。 

あたりはもう真っ暗。

新大阪について時計を見れば19:00

 

秋の風光を感じながら 博多から新大阪へ 

私にお供した酒は、博多でちょっと縁が出来た山陰の銘酒「李白」だった。

(寅)

 


福岡の食の〆は、やっぱりめん食い。 長浜ラーメン「一龍亭」 9/24

2012年09月28日 02時30分07秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 長浜ラーメン  福岡市東区県庁前「一龍亭」)

 

■2012/9/24(月)

福岡市は別府のフランス料理店で、ランチとデザートを食べた後、

博多駅方面へと向かったが、途中 どうも落ち着かない。

やっぱり帰る前にもう一回行ってみようか・・・

22日・土曜日に食べることができなかった県庁前の「一龍亭」

地下鉄・馬出九大病院前で降り 3分ほど歩いて西に向かうと

今日は、旗が出て営業しているのがわかった。

店に入るなり 奥さんから 「いろいろと廻られてるんですか?」と聞かれ

「いぇ、今日は仕事じゃないんですよ。」という挨拶を交わし、早速注文。

「すみません。 一応さっき昼を食べたばかりなんですが、ラーメンをください。」

▼これが運ばれてきたばかりのスッピン「一龍亭の長浜ラーメン」

  

▼テーブルの上の「からし高菜」と「紅しょうが」「ごま」を自分でトッピング

▼トッピングしたらこの通り、 これから麵食いスタート

すぐに運ばれてきたラーメンに 「そう、これこれ~」 と 辛子高菜と紅ショウガを

乗せながら、まさに食べたかったのはこのラーメンだと再認識した。

 

しばらくして奥さんが近づいてきて

「私、実は8kg痩せたんですよ  」

「えっそうですか。 そういえば、何だかスッキリしてますね」

「ブログに載せてもらって、ちょっと太り過ぎだと気付いて・・・」

何だか自分としては、半分申し訳なくて素直に歓べない感じだけど、

ただ私のブログが、一つの気づきにつながったことだけは

確かなようで、そういう点ではお役にたてたのかも。

 

ならばひとつお詫びのしるしに

 もしかするとお店の当人たちが気づいてないかもしれない

ここのラーメン店の特筆すべき長所(特長)を書いておこう。

短所じゃなくて、長所をしっかり伝えてあげるというのが、わたし流なのだ。

 

それは、タイガースの抑えのエース藤川球児のスピードボールを思わせるような・・・

実は、この店は、替玉を頼んでから丼に運ばれるまでの時間が

気持ちいいほど早いということだ。

早い時には、10秒かからないほどのスピードだ。

さすがに「長浜ラーメン」と冠をつけているだけあって

(昔、長浜市場で時間の無い人たちにもすぐに食べれるように

工夫したラーメンが、長浜ラーメン。 )

特筆できる長所と言えるだろう。 これは大いに自慢していい。

 

世の中に 「粉おとし」みたいな替玉があるが、あれは

ほとんど生麵を突っ込むに等しく邪道で

純粋な替玉となると 極細麺を

使ったここほどのスピード

の店は、まずない。

まさに「スープが冷めることなくクイックレスポンスで替玉が味わえる。」

 

私の経験では、早い処でも、30秒。

 ほとんどの店は、替玉を頼んで1分を超えるのがザラ。

中には切れかかった蛍光灯みたいなのもあって、長い処なんかは、

3分から5分もかかってしまい 「おい、スープが冷めるやろ!」の世界である。

当然その分を見込んで、半分にさしかかった時に 替玉を注文しないといけない。

 

わたし流に書かせてもらえば、

玉がはやか~! その替玉高速なり、一龍亭」 なのだ。

 

昔からそう思っていたが、その速さが

代替わりしてもしっかり引き継がれているのが嬉しい。

もし、気づいてないのだったら 大いに自慢していい点だと思うし

この長所をアピールすることで、お店の特長づけと共に

売上UPにつなげて欲しいと願っている。

替玉を頼んで、心地よいほどのスピードレスポンス これは他に勝る武器だ。

▲替玉をした2杯目

 

まずここのラーメンの味が好きだし、奥さんが注文を聞いてご主人にオーダーする声が

高く軽(かろ)やかで心地よい。 そしてこの替玉のクイックレスポンスだ。

この日、「5食を宅急便で自宅に送って」と頼んで

博多駅16:30発 のぞみに乗るため

替玉を食べ終え店を後にした。

 

今回は奥さんとゆっくり話しができなかったが、伝えたかったのは以上のようなことだ。

今度落ち着いた時に行けたら 再度写真撮影にチャレンジしてもらおうかな。

福岡の食の〆は、やっぱり麵食い。「一龍亭」のラーメンだった。

「ごちそうさま~ また来ますね。」

(寅)

 

 


ランチはフランス料理店でワインと頂いた 「レシャロット」 9/24

2012年09月27日 23時59分33秒 | 『食』べる門には福来たる

( 前菜とワイン  福岡市別府「レシャロット」) 2012/9/24

 

■2012/9/24(月)

土曜日が祝日(秋分の日)の為、その振替休日をもらい福岡で迎えた月曜日だった。

このブログにも何度か記載のある、良く日本酒を贈ってくださるK先輩に連絡

プラス1時間、昼休み時間を延長できたから~とのことで、馴染みの

フレンチレストランに連れて行って頂いた。

福岡市別府・住宅街ののマンション1Fにあるその店

「レシャロット」

葱に似た小タマネギの意味だとか

フランスの家庭料理店といった感じで

昔、第二外国語の仏語の先生から良く聞かされた

「フランス人の食事は、実は素朴で日本の家庭料理と似ている。」

という言葉を思い出していた。

 

要は、フランス料理イコールパリのレストラン料理ではないということ

外国に対し京料理が日本料理という打ち出し方をしているが、

どこの家庭も毎日京料理を食べていないのと同じことだ。

ちょうど3ケ月後は、クリスマスイヴ

こんな暖かな空間でイヴに味わうフランス料理もいいだろうな・・・

素朴感残る手作りをモットーとした味付けを私は

「ついインスタントに走りそうな昨今、これには手作りならではの優しさが感じられる」

という評をこの店の奥さんに伝えると

「作り手の気持ちをしっかりわかってらっしゃる そういった評価をしてくださる方に

うちの料理をめしあがって頂いてとても嬉しいです。」と喜ばれた。

 

いぇ、感じたまでを言葉にして申し上げただけですから・・・

すべて手作りのデザート8種からのセレクトしたスフレ・レモンケーキも

美味しかった。 そしてコーヒーも私の好みの味だった。

「今晩時間がとれるんだったら 友達(Uさん)おすすめの「カクウチ屋」さんに

連れて行ってあげるつもりだったんだけど・・・ 今日はランチで 」

結局K先輩からワイン2杯も含めて全ておごって頂いた。

 

「ごちそうさまでした~」と言って店を出る際、 「是非またいらしてくださいね」

決して社交辞令ではないそのお店の奥さんの言葉に

なかなか気分のいいランチが味わえた。

 

K先輩、ごちそうになりました。

(寅)

  

 


「しばらく」ぶりの「しばらく」で、めん食いした彼岸の夜 9/22

2012年09月26日 22時55分53秒 | 『麺』食い人間なんだよな

( 博多ラーメン  福岡市西新「しばらく」) 2012/9/22

 

■2012/9/22(土) 秋分の日

前述したように 天気予報の晴れ予報を覆して、小雨降る博多の街が、私を迎えてくれた。

奈良市で晴れ男の私も博多では、逆パターン。 よほど博多に未練を残している証拠だろう。

福岡、東・県庁前の「一龍亭」が既に閉まっていたので、踵(きびす)を返して福岡の西の

副都心・西新へ 向かった。 

雨に濡れた地面を昔の記憶をたどり、見つけたのは、かなり新しい姿のラーメン屋「しばらく」

店の中ではカウンターの内側で黄色いTシャツを着た男性・女性二人づつ計4人が働いていた。

私は恐る恐そるの4人に「あの~ 昔 このあたりに「しばらく」ってラーメン屋さんがありましたけど 

ここと同じですか?   場所も、店の外観も記憶と違うものですから 」と聞けば

その中にいた太った大将が、「ああ、去年の3月に数十m移動して 新店をオープンしたとです。」

「そういえことなんですね。 じゃあ、ラーメンセットいただきますわ」とここが探して来た

「しばらく」だとわかり、安心して注文をした。 「じゃあ、お気軽定食で」と。

湯呑もラーメンどんぶりも新調していた。

「しばらく」のラーメンをここで食べるのは、本当に何十年ぶり、でもラーメンそのものは、

大阪の「なんばパークス」浪速麺街道に一定期間出店した際に食べて以来5年ぶり。

「しばらく」とは、七代目 市川団十郎の歌舞伎・十八番「暫」に由来。

創業者(ガンコなおやじさん)が、博多ラーメンの十八番を目指したものだ。

▲「かしわにぎり」と「博多ぎょうざ」と「博多ラーメン」 しばらくお気軽セット

 

基本、味は変わっていなかった。 ここのラーメンも好みのタイプ。

当然 替え玉をして 2杯目を頂いた。(下 写真)

思い切って西新まで足を伸ばして良かった。

彼岸の夜の麵食いは、今度博多に行ったら しばらくぶりに食べに寄ろうと思っていた

「しばらく」での悲願の麵食いでもあった。

 

ごちそうさま でした~  しばらくぶりの「しばらく」でした。

(寅)

 

 


実に15年ぶり。 「秋分の日」に口にした酒こそ山陰の銘酒「李白」  9/22 

2012年09月24日 23時58分33秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「李白酒造」看板娘Mちゃん  博多阪急百貨店)

 

■2012/9/22(土) 祝日「秋分の日」

秋分の日、新幹線のぞみで博多駅に降りたのは午後4時だった。 「えっ、嘘だろ~」 秋晴れの天気予報のはずが、 私が博多に行くとなぜか雨が多い。 まずは一日乗車券(500円)を買い、お腹も減っていたのでラーメンでも食べようと県庁前「一龍亭」に行ってみたが、祝日だけど土曜日のためかシャッターが閉まっていた。

「閉まっているのなら しょうがないや」と とって返して 昔の記憶をたどり正反対の方向、西新の「しばらく」へ立ち寄りラーメンを満喫した後、再び博多駅へ戻ったのだった。

 

ということで、博多・阪急百貨店(地下一階)の日本酒売り場に寄ったのは午後7時

隣のワインコーナーOさんに挨拶すると「あっ、ラーメンのブログの!」と言われてしまった。

試飲出展蔵は、島根県松江市の「李白酒造」という表示を見て、店頭でハッピを着た女の子に

「李白という酒には、思い出があって・・・ 昔、15年ほど前になるかな~ 新社屋の完成の際

地元業者の社長さんが、松江に来たら日本酒は何と言っても「李白」だよ と言って

「李白」の純米吟醸酒を美味しく味わった記憶が蘇えった」と彼女に話すと

「それは、どうもありがとうございます。 よろしかったらどうぞ」と全種を味見。

よく山陰旅行帰りの人から聞かされていた「やまたのおろち」が、

実はここ「李白酒造」の商品だということをこの時知った。

李白って、確か 一杯一杯また一杯といった詩を書いた

中国の酒好き詩人だった? よな~

(高校時代の漢文の記憶だから不確かだけど)

当時の総理大臣に「李白」と名づけてもらったのだそうだ。

 

 

「ところで、君 蔵人さん? かい」と聞くと

「実は私、蔵の娘なんです。 松江生まれの松江育ちなんです。」と返事が返ってきた。

私が日本酒好きなブログを書いているけどと言ったら「是非お願いします。」

「李白」ひやおろしを既に手にして、心地よい笑顔で応えてくれた。

「また お会いできる日を楽しみにしてま~す」

 

何とも素直なところが、さすが山陰の名門酒蔵の御嬢さんらしい育ちの良さを感じる。

数年前にお父様を亡くされ、今は兄・妹で2000石もの蔵を支えているとのこと

そんな話を聞かされてしまうと今後このブログでも「李白」をとりあげて

応援しないわけにはいかないな

 

「松江・出雲には、10回以上行ってるけど そっちの蔵には寄ったことないから

今度、松江に行った時には寄ってみようかな~」と言えば

「是非~!  お待ちしてます。 今日はお会いできて良かったです。」と嬉しい返事。

彼女が定期的に書いている「李白だより」をメールか郵送で送りますからと

差し出した用紙にあっさりとメールアドレスを教えてしまった。

(実は、私の個人メールアドレスを教えているのは一人だけ。だから二人目になる。)

その夜味わった「李白」ひやおろしは、スゥィートでキリッと

なんとなく彼女の爽やかな笑顔の味わいだった。

実に15年ぶり口にしたけど、これからは

ちょくちょく飲む銘柄になりそうだ。

ガンバレ~!!の思いも込めて

(寅)

 

 * このブログの左カテゴリー欄「みんな~愛酒てるか~い」区切りの600話目が、

笑顔の彼女だったことは、実に幸運だ。


「梅乃宿」ひやおろしを味わった長居の長~い夜  9/21

2012年09月23日 20時20分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(「梅乃宿」純米吟醸ひやおろし  大阪市長居「月うさぎ」) 

■2012/9/21(金) 

前述の通り、近鉄あべのワインカーニバル会場に1時間半近く居て、商社ブースを回って各国のワインの試飲、そして最後に特設カウンターでの有料試飲で、かなり気分は良くなっていた。 リースリングを味わいながら「マーノ」の大島専務に会社の話しなどを聞いて、 時計を見れば予定オーバーの19:45。  ちょっと長居しすぎたな~と そそくさと会場を後にした。

 

長居の創作家庭料理「月うさぎ」へ向かった。長居バル開催まで15日

長居バルの打ち合わせも兼ねて 入店したのが 20:00

バル当日のメニュー表タタキ台を持って訪問した。

 

 

 

店に入ってしばらくして、店長から 

 

「寅さんのブログを見て、東京から大学の後輩が店に来てくれました。

 

ありがとうございました。」とお礼を言われ、恐縮至極。

まずは、昨日入荷したばかりの純米吟醸酒 

「梅乃宿」ひやおろし 

My猪口で、ひね鶏のタタキと一緒に頂いた。 

 

う~ん、秋を感じる~  今年もいい出来栄えだと思う。

個人的に、 「梅乃宿」のひやおろしは、毎年必ず購入している酒。 

今年は既に自宅で頂いたが、店のカウンターで飲むとまた違った味わいだ。

 

やがて遅れて店に入ってきた I君と 秋田の銘酒「白瀑」ど辛を酌み交わしながら

気づけば22:15 ちょっと長居してしまった長居の夜。

(長崎・五島直送 さばの開き) とてもBig!

 

 今夜は、時間的に他に寄ることもできず 

わたしも お開き~

The End

(寅)


「自慢話し」 飲・食の世界ではとても大事なことだと思う。  9/21

2012年09月22日 09時52分15秒 | 『食』べる門には福来たる

( 生パスタ製造「マーノ」大島専務  近鉄阿倍野「ワインカーニバル」にて)

 

■2012/9/21(金)

日本酒の事を色々と思いながら ぼんやりリースリングを飲んでいた私に

「はいこれサービスです。」と薄焼きピザの味見を

差し出したカウンターのおじさんがいた。

 

このブログでもピザと麺類大好きを豪語している私が

この薄焼きピザのいまだ食べたことのない食感に驚いた。

「おいしい なんだろう この不思議な食感は」 無意識に出た私の言葉に

「手作りによる四層構造なんです 四層だからクアトロ」と説明された。

「この薄焼きは、特別な手作りノウハウがあって 真似する会社はあったけど

他の処は、失敗している。 薄焼きピザのオンリー1 技術」 それで

日本航空の通販・食品部門にも採用され 「人気投票第四位になったんですよ」

首都圏では、伊勢丹さんの取り扱いにもセレクトされたりして・・・

「出店の際には会社は、何しろ手作り、大忙し」なんだそうだ。

 

「これって 日本酒にも充分合いますよね~」と私が聞けば

「合います 合います」

実際に酒蔵イベントにも出店したことがあって好評を博したそうだ。

聞けば 会社はなんと酒処・新潟。 「新潟・酒の陣」の話しにまでなったのは驚いた。

三旺食品  ブランドは「マーノ」

業務用生パスタ麺の会社

マーノとは、イタリア語でマニアルの語源だという

兄弟で会社をやっていて兄が社長、私が専務をやっているとのこと

 

「 つい調子に乗って自慢話しを色々してしまい すみませんね。」

と大島さん。

「いえ、食べ物の自慢話は大事ですよ 私は大歓迎

ブログにも載せますね」

 

と言ったら 「どうぞ~」とポーズをとってくれたのが、上の写真

以前にも書いたが、実は、飲食の世界に関して言えば、

自慢話がどれだけできるかが大事だと思っている。

 

いろいろ売り物が並ぶ店で、何を選んでいい物か?

「たくさんあるけど どれがおすすめ?」と聞いて

「どれもおすすめですよ」のひとことで終わってしまう店は、ダメだ。

 

「 どれもおすすめですけど やっぱりうちのイチオシはコレですね。

何と言っても〇〇ですからね~ とにかく〇〇なんですよ

そして 次にコレもいいですよ。

それからコレなんかもおすすめです。」というのがいい。

 

「な~んだ 全部おすすめじゃん」

私にそのセリフを言わせる店こそいい店だ。

 

人に飲・食を提供する立場の人は、溢れるように自慢話しが

できるくらいでないとダメだ。だから食に関して、私は自慢話を大歓迎する。

そんな考えにさせてくれたのは、とりもなおさず

「義侠」蔵・山忠本家の10代・山田社長の話しを聞いたことがきっかけだ。

他人にお金を貰って飲食物を提供する以上

それは、ほとばしる自慢の産物であってほしい。

 

生パスタ麺にしろ 薄焼きピザにしろ

「マーノ」 見かけたら購入したい。

まだまだ ここは、大きくなる予感。

 

マーノの絶品薄焼きピザ「クアトロ」で次は是非とも美味い日本酒を味わいたい。

(寅)


日本酒ファンの私がいい企画だと思った「近鉄あべの ワインカーニバル」 9/21

2012年09月22日 08時30分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(「ワインカーニバル」  近鉄百貨店・阿部野橋本店)

 

■2012/9/21(金)

近鉄百貨店・本店で本日から始まった「ワインカーニバル」を覗いてみた。

初日にしては、賑わっていた。ざっと見渡すと女性が8割。

女性のワイン人気の根強さを見せつけられた。

何種か試飲させて頂いたが、やっぱり私はリースリングが好きかな

最後に特設のワインカウンターで飲んだのは

ドイツではなくてカリフォルニアリースリング

2010ケンダル・ジャクソン

 

隣に座って東京から来られたという綺麗な女性は、

「今日はこれが飲めて最高でした。」

とカウンターごしに伝えていた。

 

 

で。私がリースリングを味わいながらも思っていたことは、実は日本酒の事

今ここに建設中の日本一高い「ハルカス」ビルが完成の暁には、

近鉄沿線の日本酒酒蔵を100蔵ほど集めてブースを設け

日本酒カーニバルをやったら面白いのではないか。

ということ

 

近鉄沿線・エリアというだけでも 私の大好きな「義侠」や「酒屋八兵衛」

青山町の「義左衛門」

京都・伏見の酒蔵はもちろん 奈良の酒蔵から阪神難波線で繋がった

神戸・灘の酒蔵までたくさんある。

 

大阪冬の陣・大阪夏の陣といった歴史に準じ、残された季節に

題して

日本酒カーニバル「大阪秋の陣」/「大阪春の陣」

大阪冬の陣・夏の陣とゆかりのある天王寺でやる。

真田山・大阪城を眺めながら味わう陣の酒は

きっと最高だと思う。

やり方によっては、ワインに負けないくらい

関西一円・中部から大勢の日本酒ファンが

集まると思う。

 

「ハルカス」完成の暁には、そんなイベント開催を!! と

近鉄百貨店にお願いしてみようかな・・・

 

天王寺から長居に続くゾーンを日本酒のホットスポットにしたい

一日本酒ファンとして 夢だけは 遥か 

(寅)

 

引き続き、カウンターで知り合った 生パスタ・マーノの大島専務さんを紹介したい。

 


春しか飲めないわけじゃ無い 『春鹿』蔵開き  9/16

2012年09月22日 04時41分55秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 奈良市「春鹿」蔵開き)

 

■2012/9/16(日)  晴 暑

金曜日夜から土曜日そして日曜日と三連日の奈良市詣(もう)で

当然、更に好天気、照り付ける太陽だった。

35℃ これで9月か? 本当に 嘘だろ~

まるで8月、うだる暑さだった。

そんな中、昼を「香音」でとった。

いけ面のマスターに「確か~昨日9/15が、開店3周年でしたよね

バルではいつもおじゃましてるんですが、今日は、

改めて食事しに寄ったんですよ。」と私。

 

「それは、どうもありがとうございます。 もしチケットお持ちでしたら

あとバルとして使って頂けますよ」とクールな中に暖かい

表情を見せるマスター。 この店の空気感そのものだ。

「いえ、チケットはバルで使いきっちゃいました。」

 

食事を終えて歩くこと5~6分

「春鹿」蔵に近づきだすと 片手にお酒を抱えた多くの人たちとすれ違った。

 

一旦ピーク時を過ぎたみたいだけど 賑わってるな~ (写真)

それにしても暑い。 涼しければもっと良かった。

「夏でも 秋でも 冬でも  春鹿は春鹿」

これしきの暑さに弱音を吐いていると

神の使い 春日の神鹿に

叱られそうだ。

(寅)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「月うさぎ」 長居バルに向け、私が差し入れたのは「日本酒グラス」 9/15

2012年09月21日 00時03分07秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 日本酒グラス 大阪市長居「月うさぎ」) 2012/9/15  18:30

 

■2012/9/15(土) 18:30~20:15

「奈良バル」が済んだら次の私の照準は大阪「長居バル」だ。

そう思いながら瓢箪山から大阪・長居へ向かった。

長居バルまで丁度あと3週間となった。

応援すると言った新店「月うさぎ」

実は、日本酒は全て1合売りで、

おちょこ呑み。

純米酒・吟醸酒に関し

100CC前後のグラス売りがないことを知った。

これは、ちょっと辛い。 

長居バルでは、大いに地酒にこだわる店をPRしてもらう為に

私が差し入れたのが、シンプルな日本酒グラス(1ダース)

プロダクトデザイナー 羽生道雄さんのデザイングラス

そして 奈良のもちいどの骨董屋「朱生」で仕入れた

使用物だが、感じのいいワイングラス(半ダース)

長居バルに向けて、日本酒準備・着々進行中

 

手元の「酒屋八兵衛」四合瓶を開封こそしなかったが、

この店のカウンターに置いて写真を撮ってみた。

思った通りなかなかいい雰囲気。

 

 

10月6日 15時~ 長居バルでは大いに期待して頂きたい 「月うさぎ」

(寅)

 


「八兵衛」求めて 九か月ぶりに ひょっこり降りた瓢箪山  9/15

2012年09月20日 22時03分05秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 八兵衛並ぶ店内  「ひょうたん屋酒店」  )

 

■2012/9/15(土)  15:45~16:45

五種の奈良酒をバッハの調べと共に味わった後、「Cafe Fluke」 でバル限定のパフェを食べ、

一連の「奈良バル」を終え、15時45分近鉄奈良駅で電車に乗り、奈良市を後にした。

まだまだ暑い太陽に奈良に高気圧があるかのよう、まさしく「高気圧ガール」

バル当日の奈良市上空に居たようだった。

奈良市を後に 西大寺を過ぎ、生駒で純急に乗り継ぎ「瓢箪山駅」で降りた。

実に昨年12月の好天日以来の「瓢箪山」下車は、9月9日に発売された「酒屋八兵衛・ひやおろし」を

買い求めるためだった。  昨年師走は、「八兵衛伊勢錦」をここで買い求めた。

http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/1434165f4c45afc55b3ce9eb7d7900b5

 

午後4時だというのにここ瓢箪山上空も、まだまだ眩しい太陽と真っ青な空に汗だくだ。

稲荷神社へ向かう鳥居を背にして東に向かい歩くことおよそ10分

住宅地を道を思い出しながら着いた「ひょうたん屋酒店」は、入口にずらりと地酒

がディスプレイされて地酒屋らしい。

冷蔵ケースの中に「八兵衛ひやおろし」四合瓶を見つけ即買いした。

「桐子女将さんは、たまには来はりますか?」と店主に尋ねると

「あ~(にこっと笑って) 昨年の秋一度ね。 忙しいみたいやわ」と言葉が返ってきた。

いそがしいよな~ そうだよな  予想通りの答えだった。

私が八兵衛を入手した 梅田「山長」・天理「登酒店」そしてここ「瓢箪屋酒店」

 どこも我家から1時間で行けないところばかり。

 

でも、それがまた更に飲みたさをかきたてる日本酒でもある。

昨年のSAKESONIC 2011 から まもなく丁度丸1年

三重県大台町に行くよりず~っと近い そんなこと思いながら 八兵衛四合瓶を右手に下げて、

「ひょっこり 瓢箪や~ま♪」 バルの後も気分ルンルンで、大阪に向かった。

(寅)

 

 

 

 

 


ブランデンブルク協奏曲で味わう奈良の美酒もまた良し  9/15

2012年09月20日 00時03分05秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  (2)「五神」純米吟醸  奈良市「なら泉勇斎」 )  2012/9/15  13:00

 

■2012/9/15(土)  ( 「奈良バル」番外編)

奈良バル二日目のブログを読まれて、食べて飲んだのがカレーパフェコーヒーだけ?

え~本当にそれだけで奈良を後にしたのか~?  お酒が登場してないのはおかしい? 

と思われた方は、鋭い。 (このブログのミドル級以上読者だ)

 

実は、正午に「レストランPAO」に入って 黒米黒カレーをたべた後、午後3時に

「Cafe Fluke」に入るまでの間、約2時間ばかり 「泉勇斎」に立ち寄って

日本酒を五酒味わった。 店に入ったのは黒カレーを食べた後の

午後1時前だった。

途中、酒どころ新潟からの若いカップルがやって来て、

たぶん「酒食楽横丁」で飲んだのだろう。

「さっき飲んだ梅乃宿がとても美味しかった~」

と彼女の方が言っていた。

 

外のウインドーには、大きく「秋限定 ひやおろし入荷しました。」と貼られ、店に入ると

他にお客さんはなく、山中(お父)さんがパソコンと向かい合っているところだった。

私が入ると「まだまだ 暑いすね~」とまずは天候の挨拶をされた。

「今日は息子さんは?」  「大阪まで出かけてるんですわ」とのこと

「日本酒の勉強ですね。感心だな~」と言うと

「さぁ、何しに行ってるんだか」

 

早速頂いたのが、上田酒造・ 姫長のひやおろし  なかなか、味がのっていた。

話をしていると 山中さんは、とても音楽・クラシックが大好きだとの事。

CDだけで500枚以上お持ちとのこと。 

「バッハなんか好きですね」と言われたので私はすかさず

「ブランデンブルク協奏曲なんかが合うんじゃないですか!?」と言えば

「いいですね~ それいいと思います。流しましょう」とバッハのCDを取り出され、

この日の「なら泉勇斎」ではブランデンブルク協奏曲を聴きながら味わった奈良の美酒だった。

 

 

(1) 「姫長」ひやおろし              (3「鷹長」・純米吟醸

 

(4) 「篠峯」超辛              (5)「つげのひむろ」菩提酛 

そうこうして飲んでいると 息子さんが戻って来られ、私とわかるなり

「とうとう 見つけましたよブログを 寅さんでしょ  他のお客さんから一文字で

検索したらと言われてわかりましたよ 」と ここでも半年で、見破られてしまった。

 

「まぁ、正体がバレタたのならしょうがないや」 その代わり、彼は私の提案にしっかり約束してくれた。

「わかりました。次回の第5回「奈良バル」には、「泉勇斎」是非参加しますから」と。

大阪の長居バルや西田辺バルと同じ感覚で、奈良バルにまで口を出してしまい

厚かましいとは思ったが、次回の奈良バルに向け、日本酒ファンの為の

楽しみを増やしてこの店を後にしたのだった。 

次の奈良バルが楽しみだ~!

(寅)