一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (3)

2018年08月20日 02時15分15秒 | Weblog

(受付横 セレクトまくらコーナー) 

 つづき   (第3話)

 

ホテルの扉が開くと正面受付に 微笑んで迎えてくれたのが受付の女性Kさん

まぁここまでは普通なのだが、(とはいえ普通の域に徹してないビジネスホテルが

意外と多いことも事実)

このホテルが初めての私は、彼女から一通りの説明を聞いて、チェックインを

済ませた。

バジャマと希望すれば枕までも持って上がるというのは、新鮮な疑問と驚き。

エレベーターで上層階の部屋に。キーでなく、受付で渡された暗証番号で解錠。

まぁ、過去にも東京で似た造りのビジネスホテルに泊まったことが何度かあるが、

こちらの方が、スッキリ(シンプル)な印象を受けた。

まずはシャワーを浴び一段落ついて着替え、外出(食事)の為、(行先は、既に

鎌田製作所と決めていたが)1Fに降り受付のKさんにどんな店名が挙がるか!?

オススメの店を聞いてみた。

 

「今から食事に出るんだけど どこかオススメの店があるなら教えてくれない」

と尋ねれば、彼女「充分ではないのですが・・・」と前置きし、脇から

『おすすめの店Map』を取り出し、カウンター越しに渡してくれた。

カウンターに拡げられたそのマップを見た私は、「うーん」と唸った後

暫く無言になった。

 

つづく・・・  

http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

  


「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (2)

2018年08月19日 12時55分15秒 | Weblog

(イタリアン「鎌田製作所」 福岡・御供所町) 

つづき  (第2話)

 

この「スーパーホテル」に初めて泊まったのは今年の6月、蒸し暑い福岡だった。

福岡・御供所町にある日本酒が呑めるイタリアン「鎌田製作所」に寄るため来福。

この店舗を手掛けた方が、日本酒「福×福祭り」(福岡と福島の酒コラボイベント)を

企画されたプロデューサーさんであったこと。

それと大阪の親しい酒店(「酒屋へちかん」)からこの店に 割とレアな日本酒を

定期的に送っていて「寅さん、福岡に行かれた際は、是非寄ってみてください」

言われていたこともあって、以前から、一度は覗いておかないと思っていた店。

 

ということで、福岡市内では、博多駅か天神周辺でしか宿泊したことはないが、

呑んで5分以内で歩いて帰れそうな宿としてここを選んだ。

 

博多・呉服町は、その名の通り 江戸時代に呉服屋が立ち並んでいたから

その名がついたもの。40数年ほど前迄、大丸百貨店がここにあったのだが

天神に移転してからは、博多で静かそうな場所といううっすらな印象しか

持ち合わせていなかった。

(まだ路面電車が走っている昭和40年代の福岡市・呉服町 大丸百貨店界隈)

 

夕方、先にチェックインするため、この呉服町のスーパーホテルに向かった。

が、地下鉄の駅から地上に上がっては来たものの大通りに面しているわけでなく

筋を一本入ったところにあるため、見つけるのに少し時間がかかった。

建物前に行ってみると、小ぶりで間口は広くなく背の高い9階建て

「なんだかワンルームマンションみたいな感じだな・・・」という印象。

「ここが、126店舗にもなるスーパーホテルの1号店か」そう呟いて

開かれた自動ドア、正面の受付カウンターに向かった。

 

つづく・・・

  

http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 


「スーパーホテル」 1号店がどこだか あなたは知ってますか? (1)

2018年08月17日 00時25分25秒 | Weblog

(スーパーホテルINN博多(呉服町)) 写真はHPより転用 

 

■2018/8/13(月) 猛暑日 晴

 

「スーパーホテル」又は「LOHAS」というビジネスホテルをご存じだろうか?

現在、日本全国に120店舗以上もあるので、たとえ泊ったことはなくても

なんとなく見かけたことがあるみたい  という人はかなりいることだろう。

ここ数年の全業種の『顧客満足度調査』では、常にトップ10に入っている

(第9位)企業体でもある。

ちなみに顧客満足度 第一位は、あの宝塚歌劇団、第二位は劇団CATSだ・・・

ホテルとしては、帝国ホテル、リッチモンドが上に並んではいるが、

ビジネスホテルの価格帯で見れば、第一位を堅持しているのが

「スーパーホテル」なのである。

私の住む奈良県にもJR奈良駅前には、ロハスと共に2店舗、あと大和郡山店の

3店を知っている。

  

たぶん自身の人生で、ホテル・旅館には300泊以上はしてきたであろう私だが、

つい最近までこのスーパーホテルには1度も泊まったことがなかった。

それが、今年の6月に 大阪の親しい酒屋(酒屋へちかん)が、わざわざ福岡の

御供所町のイタリアン「鎌田製作所」に日本酒(富山湾・タクシードライバー・

風の森)を卸していると聞いてその店に行くためにすぐ近く呉服町(徒歩3分ばかり)に

宿をとったのがこの「スーパーホテル」とのご縁(初宿泊)となった。

 

126店舗とベトナムに2店舗 まもなく130店舗に迫ろうとしているこのホテルだが、

何を隠そう

その第一号店が1996年に開業した 私がこの日泊まった呉服町店なのである。

(私は、既に知っていたが)

大抵の人が驚く、本社が大阪だから大阪だとばかり思ってたとか 

えっ 首都圏じゃなかったの?

「スーパーホテル第一号店はどこだか知ってる?」

この盲点をつくような質問と正解への反応に 時としてにんまりしてしまう。

まさか福岡だったとは・・・思いもよらなかったという反応をする人がほとんどなのである。

 

つづく・・・

  

http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 


北の維新の街「はこだて」 帰路についた ~ぶらり函館(15)

2018年08月12日 20時25分25秒 | Weblog

( ロイズチョコレート)

 

五稜郭でお酒を愉しんだ夜から一夜明け 今日は帰路に就く一日 

天気は曇り 特急の乗車時間まで函館駅で土産選び

結局 函館に来ても土産はロイズになった。 

駅ホームの感じは、漂う始発感が

長崎駅のそれに似てる。

始発終着駅、0地点

 

 

維新150年 維新北の街 はこだてから 列車は、来たコースを引き返す

函館~室蘭~苫小牧~南千歳

往路では気づかなかったが大沼公園が結構広いことに気が付いた。

 

 

長万部(おしゃまんべ)に差し掛かる頃には眩しい太陽の日差し。

 

 

千歳空港 待合い

 

新千歳空港

およそ2時間

関西空港

 

関西空港からJR阪和線で天王寺へ向かう 

大阪・西田辺を通り過ぎる頃には、夕陽

天王寺の手前 西田辺 (車窓より)

 

帰路は結局一日仕事 朝函館を経ち、自宅に着いたのは午後8時を過ぎていた。

 

次回の北海道(いつになるかはわからないが)は、夏でも鍋を食べる 伝説の夏鍋グルメの地

夏の「釧路」が いいかも と思っている。

本州以南が猛暑でうだっているのをよそ目に 涼しい顔して

真夏に暑い鍋で一杯なんて最高

北海道って、イマジネーションを拡げてくれる大地でもあるんだ。

 

おしまい

 

http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 


維新の風を感じる函館「五稜郭」  ~ぶらり函館(11)

2018年07月28日 09時30分30秒 | Weblog

( 五稜郭タワーからの臥牛山(=函館山) )

 

 

トラピスチヌ修道院を出て坂道を歩いて下りること7~8分、幹線通りに出た。

上空から複数回飛行機の音、函館空港はすぐ近くのようだ。

さて、バス停に着いて時刻表を見れば1時間に1本

次のバスまで40分待ちという微妙な感覚

待つにも歩くにも長すぎるな~

結局「まっいいか」

椅子に腰を下ろして

バスを待つことにした。

 

上空は、曇り空。少し暑さを感じるくらいの気温。

函館に来てから撮った写真を見直していたら待ち時間は気にならなかった。

 

やがて来たバスでは、「湯の川」で降りず一気に「五稜郭」まで乗った。

維新激戦の地 五稜郭は、誰しも一度は耳にしたことがあると思う。

激戦の地・五稜郭は今では百貨店や飲食店、ホテルなどが

立ち並ぶ函館の観光要所となっている

 

 

バスを降り歩くこと10分強、高さ107mの五稜郭タワーへ

料金を払って展望台に続くエレベーターに乗った。

「100mちょっとだから大して高くないね」

そんな会話をしていたカップルが

展望階に着いて扉が開くや

「わぁ~ すご~い」

という一声を放っていた。

 

津軽海峡に 臥牛山(=函館山)に 五稜郭公園などが

窓に向かって歩き出す屋次々と目に飛び込んで来る。

わずか100mほどの高さからは想像しえなかった光景

( 函館五稜郭公園 )

 

さて、このブログで前述した「なぜ函館山が別名「臥牛山」と呼ばれるのか」だが

その山の姿をじっと見ていくと確かにそう見えてくる。

右が頭、左が尾っぽ 土に臥せた黒牛のようだ。

 

展望階を3周ほど 函館の街をしっかり目に焼き付け地上階に降りた。

 

 

(1Fロビーには政府軍大砲と土方歳三像)

 

 

そういえば、朝バイキングでしっかり食べて、ケーキまで食べていたこともあり

まだ昼食を食べてないことにようやく気が付いた。

時間は、既に3時半を過ぎていた。

 

つづく

 

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 


「隔世の感」とでも言ったらいいのかな・・・ ~ぶらり函館(10) 

2018年07月26日 22時40分55秒 | Weblog

( トラピスチヌ修道院 )

 

函館路面電車の東の終着電停「湯の川」で降りた後

看板を見て「トラピスチヌ修道院」にでも

行ってみようかという気になった。

3kmか、歩けばたぶん40分

薄曇りの空と相談し

一日券が使える

バスに乗ることに

 

バスでも相当な距離

歩かなくて良かったと思った。

 

明治時代にできた日本でも歴史のある修道院

その時代の函館は、今と違って飢えや寒さと戦う過酷さ

入口にかけられた最初に赴任してきたフランス修道女たちの写真 

彼女たちの目がとても悲しげでなんとも想うにいたたまれなくなってきた。

 

 

何よりも自分は、絶対に耐えられない世界だと痛感したのは

午前3:30起床 19:45就寝という点だ。

午前3時頃まで平気で夜更かし

3:30は私の就寝タイム

真反対の生活時間

(売店 修道女たちが作ったクッキー・バター飴・編み物が売られていた)

 

読書~瞑想~ミサ~朝食~朝労働~ あと良く覚えてないが

~ 昼食~昼の労働~お祈り~ 祈りと労働の一日の生活

日本酒を欠かさず、路地裏で美味しい店を見つけては

小さな喜びを感じているような自分とは

まさに住む世界が違う「隔世の感」だ。

 

適度に濁った水中で生活してきた魚を真水に入れると死んでしまうと昔

聞いたことがあるが、私ならこの生活は半日ももたないと思った。

こういう世界もあるんだと 表現の仕方がわからないが

正直なところかなり落ち込んだ感を味わった。

 

とはいえ 行って良かった。

写真が飾られてその写真でしか修道女たちの生活は

伺い知れないが、なんだかこころ洗われる感を感じたのも事実。

 

修道院を後に ある種複雑な感じを抱きながら 坂道を下りバス停に向かった。

 

つづく

 

お詫び(館内撮影禁止の為、記事に適した写真が掲載できませんでした)


http://blog.with2.net/link.php?1601745

 (寅)

 


電車に揺られ「十字街」から東の端「湯の川」まで ~ぶらり函館(9)

2018年07月22日 02時00分10秒 | Weblog

( 「十字街」) 

 

坂道を下り電車道を歩く、江戸時代末期から続いてきたような商店

もちろんリニューアルされてはいるが、小樽とはまた違った

歴史を感じさせる建物が散見される街だと感じた。

大きな三叉路にたどり着けば「十字街」電停

ローマ字表記で JUJIGAI と書かれ

名前に雰囲気が漂っている。

 

きっと 教会が立ち並ぶ街の入口だから

そういう名がついたんだろう

時計の針は、丁度11時半 

「ちょうど十時街とはならなかった・・・か」

と 歩き疲れたせいかしょうもない気休めを口にする。


三叉路を曲がってくる電車

懐かしい・・・操車塔を目にするなんて

遠い昔、どこかで出会った似た記憶が蘇ったてきた。

(十字街「操車塔」)

 

操車塔と三叉路の電車道・・・そうだ西鉄電車が走っていた時代の

 八幡・中央町電停だ。なんとなく似てる。

(函館市電「十字街」電停) 

 

十字街~函館駅前~五稜郭公園前~競馬場前~函館アリーナ~湯の川

十字街を含め20もの電停沿線を眺めながら

東の終点「湯の川」駅に着いた。

(函館市電「湯の川)電停)

 

まるで長崎市電の長崎駅から大浦辺りを走っている

みたいな錯覚にとらわれた。

JRホーム 昨晩の夜景に 教会 坂道 そして路面電車

なんとも 長崎に似てる街だと電車に乗ってからも感じた。

終点「湯の川」で降りて、この辺りを巡ってみることにした。

つづく

 

  http://blog.with2.net/link.php?1601745

 (寅)

 


函館の人だったんだ 亀井勝一郎 ~ぶらり函館(8)

2018年07月12日 02時30分30秒 | Weblog

( 大三坂で見つけた亀井勝一郎石碑)

 

八幡坂を登ったところに函館西高校 その横に並ぶ教会を眺め

東側に向かって次の筋にあたる「大三坂」を下り始める。

ここ元町界隈は、函館の人気スポットらしい。

 

坂道を下り始めてまもなく、左手に教会、

右手には本願寺別院の大きな屋根が見えてきた。

「ん? 誰の碑だ?  えっ、ここが生誕地! だったのか・・・」

しばしこの石碑の前で足が止まり、説明書きをじっくり読んでしまった。

その石碑に刻まれていた名は、亀井 勝一郎

 

 

最近の高校生の国語の試験を目にしたことがないのでわからないが、

私の高校時代、模試の国語「現代文」で、一番目にしたのが

亀井 勝一郎 だった。

 

試験の出題の中でも、今もとても印象に残っているのが「大和古寺風物誌」

氏が初めて奈良を旅し、法隆寺の百済観音との出会いが、それまでの

仏像への先入観を払拭し、見方を一変させた。まさに奈良の魅力を

戦中戦後、広く世に伝えた功績者といってもいい

批評家であり、芸術評論家だった。

 

「いや~ 感動!」その名を何十年ぶりか思い出した。

それにしても こんな眺めの良い処が

氏の生誕地だなんて羨ましい。

 

確か・・・ 私の記憶違いでなければ

東京の「ハモニカ横丁」は氏のネーミングだったと思う。

 

立ち止まること7~8分

更に坂道を下ると有名なドイツ人のソーセージ店

素敵な洋風食堂を通り過ぎて 再び電車通りにたどり着いた。

 

つづく

 

  http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 


路面電車に坂と教会 ここは北の長崎みたいな街だ。 ~ぶらり函館(7)

2018年07月09日 23時55分55秒 | Weblog

  ( 坂と教会 函館 )

 

函館朝市を見学し、お腹いっぱい気分になった後、駅前に戻りバスセンターで

「電車・バス一日乗車券(1000円)」を買った。

電車のみなら600円なのだが、函館の地形からバスにも乗るかも・・・と思った。

まずは、西の行きつく先(終点)まで電車に乗ってみた。

元気に走る昭和の乗り物は、なんだか懐かしさが湧いてくる。

 

 

西の行きつく先、着いた電停は、「函館どっく前」

なんともさびれた感が漂う場所 防波堤の先は、海。

 

ここからやって来た東に向かって実に16もの坂が函館山麓に向かって走っている。

縦横に坂道の走る長崎とは違うタイプの坂の街が、函館なのだ。

 

折り返しの電車で、末広町で降り有名な坂道「八幡坂」を上がっていった。

坂の先には、北海道立函館西高等学校

 

 

昨晩、夜景帰りのバスの中でガイドさんが、

「ドラマやCMのロケでよく使われる八幡坂 私の母校 函館西高校は

その坂を登った処にあるんですけどね。寂しいことに来年には、

他の学校と統合して名前が変わってしまうんです」と悲しんでいた。

確かに最高のロケーションにあったその高校 函館西高校こそ

大御所 北島三郎の そして辻仁成の母校でもある。

 

 

「八幡坂」(はちまんざか)から ハリストス正教会へ

この近辺は自撮りをしている老若男女のカップルの多いこと。

人が写らないよう間隙を縫って撮ったので私の写真に人は写ってないが

実のところ、この坂あたりは、海外からの団体の観光客でごったかえしていた。

 

元々写真に写るのが苦手、自撮りとは無縁な私は、景色一目でいい。

大三坂も合わせて坂を往復、そして元町界隈をぶらり歩いて

「十字街電停」の方に向かって降りていくことにした。

 

「登るも坂 下るも坂 同じ坂」 by tora

 

つづく

  http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


朝市とどんぶり横丁 食を刺激する街だね ~ぶらり函館(6)

2018年07月08日 03時20分15秒 | Weblog

( 函館朝市 )

 

ホテルのモーニングに向かってみれば 朝から割と食欲上々だった。

 

 

朝食を食べ終え、函館駅からほど近い函館朝市へ向かった。

後ろには、昨夜夜景を見にバスで登った臥牛山

 市場横に併設された建物は、海鮮丼の店ばかりが入った

その名も「函館どんぶり横丁」

 

幸か不幸か 朝食を食べたばかりなので誘惑には負けなかったが

 函館は、食欲を触発する街のひとつだな

 

つづく

  

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 

 

 

 

 

 

 


電車通りからひかりの屋台へ 「大門横丁」 ~ぶらり函館(4)

2018年06月23日 20時35分25秒 | Weblog

( Hakodate ポスター )

 

臥牛山(=函館山)で夜景を一見した後、山頂からのバスは振出し地点の函館駅前に戻った。

時計を見れば21時半近くを廻り、駅前には路面電車が走っていた。

港の横のJR線路の終わり方といい、路面電車といい 夜景といい

「函館はまるで北の大地の長崎みたい」な街だ。

 

 

駅前から電車通り沿いに歩いて3~4分

横丁好き、屋台好きなら きっとその名を知る「大門横丁」

居酒屋・イタリアン・寿司屋・おでん屋・ラーメン店・喫茶店・Bar

ここに来ればすぐに函館でバル気分が楽しめるに違いない

 

 

 

週半ばの平日の夜というのに観光客と会社帰りのグループでどの店も満席 

よさそうな店は、30分経ってもいつまでも席が空きそうになく

呑みの本番は、明日の五稜郭にシフトすることに。

 函館に来たのだから塩ラーメン

麺食いすることにした。

  

つづく

 

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 


眺めは「まるで宝石を纏った女性の足首のよう」 ~ぶらり函館(3)

2018年06月20日 01時55分55秒 | Weblog

(  臥牛山からの函館夜景 )

 

 

函館のホテルに入るなりまずは汗を流し、さっぱりして夜の街に

秋のような涼しい風 駅前はすっかり暗くなっていた。

ロータリーになっている駅前に時折バスが停車

気づけば「函館山山頂行き」となっていて

20:00丁度発のバスに乗車した。

車中乗客は私一人だった。

 

運転手にベテランガイドさんそして客は私一人

「お客さん 今日は山頂までこのバス貸し切りですよ

存分に函館の夜を堪能していってくださいね」と言われた。

わずか400円で、バス1台 運転手、ガイドを貸し切ったと考えれば贅沢この上ない。

 

夜間照明に照らされた明治時代の名残を残すレンガ街の横を通り

十字街でバスは垂直方向に向きを変え、坂道を登り始めた。

別名を臥牛山 その理由は、いずれお話しするとして

貸し切りバスは、ところどころのポイントで

スピードを緩め 車内照明も落とし

動く展望車になっていた。

 

「今夜は、霧もなく本州の灯りが見えます。

そう多くないんですよ。運がいいですよ お客さん」

と言われ まんざら悪い気もしなかった。

 

坂を上り始めて20分ほど

駅から全行程で30分ほどだろうか

頂上に着けば、ご来光を待つ人のように

山上は、ロープウェーからの乗降客含め溢れていた。

そして夜景を前に たくさんの人 この夜景ミシュラン三ツ星評価らしい

左 津軽海峡 右 函館湾

函館はまるでピンヒールの似合いそうな足首のようにも見える

「まるで宝石を纏った女性の足首のよう」

 

こんな表現を残して、滞在時間わずか8分足らず

帰りのバスに乗り込めば 乗ってきたバスの折り返し

「えっ! はや~い もう良かったの?」とガイドさんに言われ

まさか 夜景よりお酒 とも言えず「えぇ 一目見れば十分です」と答えた。

 

帰りのバスは、たくさんの人 再びカーブの度に夜景を楽しみながら

坂道を下り、振出地点である函館駅に向かった。

(つづく)

 

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)

 

 


東日本大震災から5年目の日の今日 復興の足取りは重くなっていないか!?  3/11

2018年03月11日 22時55分00秒 | Weblog

 

復刻ブログ 第三十一回

 

東日本大震災から5年の今日 鎮魂の黙祷 決して風化させてはいけない。

 
4年という月日は早いのか 遅いのか  あの日から4年か・・・ 
( JR HAKATA CITY ) 2011.3.11 ■2015/3/11(水) 私がひかりレールスターで博多駅に降りたのが、2011年3月...
 

 

(回想) 三陸  釜石~大船渡~気仙沼を南リアス線で巡ったのは13年前の3月のことだった。 

雲一つない青空、恋路ケ浜ではリアス式海岸に打ち寄せる群青色の海くだける白い波を思い出す。

2輌編成のディーゼルの車窓を上げ春の潮風を感じながら手にしていたのが、酔仙「雪ん子」アルミカップ。

春を感じさせる風と甘酒のような甘い味わいの濁り酒 私の知る三陸の景色はここで止まっている。

この酒蔵も壊滅的打撃を受けて復活までにかなりの年月を要したことを新聞記事で知った。

メディアを通じて見る限り 被災者の方々の心の傷は癒えてないままのようだ。

風化させることなく 明日は我が身という気持ちで災害に備えたい。

 

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)


二十歳の旅人に乾杯! 「独りで、旅に出なさい」 伊集院 静 1/8

2018年01月08日 15時30分30秒 | Weblog

( 二十歳の旅人に乾杯!   伊集院 静 )

 

■2018/1/8(月) 雨時々曇

また今日も天気に恵まれなかったようだな・・・ 成人式の日に好天の記憶は一日もない

そんな成人の日に毎年私が心待ちにしているのが、この新成人へのショートエッセー

伊集院 静氏の「二十歳の〇〇に乾杯」のメッセージだ。

今年は、『二十歳の旅人に乾杯』

 

 

「・・・私の提案は旅だ。

日本でも海外でもかまわない。一番安いチケットを買いなさい。

どんな人が、どんなふうに生きているかを見ることだ。

インターネット、テレビ、新聞、書物で知る

世界とはまったく違う世界だ。

 

独り旅はまず、自分がまだ何者でもないことを教えてくれる。

・・・・・・・・

 

旅に疲れたら、夕空を、星を仰いで一杯やればいい。

苦くて、美味い、旅の酒の味は、生涯の宝になるはずだ。

二十歳の旅人に、乾杯。」

 

あくまで 旅行ではなく旅というのがポイントだ。

そして一人旅ではなく 独り旅というのも

 

数年前の「孤独を学べ」というメッセージが大好きだった。

 

自由と孤独を心の友とし、月夜と日本酒が大好きな私

「二十歳は遥か遠くなりにけり」の身となっても 

新成人に負けない旅心を持ち続けたい!

 

 http://blog.with2.net/link.php?1601745

(寅)