草取りの時に見つけた母子草。1株だけ。
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なぜ母子草と言うのかと考えた。この優しい白い毛で
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なぜ母子草と言うのかと考えた。この優しい白い毛で
覆われている葉。又それに囲まれている若い花の部分
これを見たら、慈しんで抱いている母と子供の様だと思った。
私もこういう時期有ったのかなぁ?私3番目の子。上は4才
上の兄と2才上の姉。家は酪農業。忙しいし、母も良く病気を
していた。
私も良く病気をしたが、枕元にはいつも祖母がニコニコと
いてくれた。熱が有っても祖母の顔を見るとホッとした
ものだ。
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などと書いていたら、今母のガサガサな手の感触が
蘇った。あれはいつ?そうだ、しょっちゅうお腹を壊して
いた私。いつか吐いている時に背中をさすってくれた
仕事で荒れた母の手だ。
何だか涙が出た。慈母観音の様な祖母、私の病気には
とても神経質で、しょっちゅう顔を覗いていた父。優しく
された思い出の中に母は抜けていた。お母さんごめんね。
今更だけど有難うね。楽しい思い出は沢山有るよ。
***
午前中主人は眼医者に行った。コロナウイルスのせいで
休診になっている病院も有るエリア。ついつい神経質になる私。
帰ってからの手洗いうがいに目を光らせる私。煩がる主人。
つい声を荒げる。移されてはたまらない。怖くてならない。
主人が着替えて畑に出た後、触ったであろう所を洗剤を薄めた
液に浸したキッチンぺーパーで拭いて回る。嫌だ!いつまで
こんな日々が続くのか?不安でたまらない。