家族で音楽をやれたらどんなに楽しいことだろうか。
パパが歌いウクレレを、娘がベースを、息子がパーカッションを、みんなでコーラスを、、と
「カペナ」が出てきた頃、ウクレレ、ベース、パーカッションのトリオでレゲエのリズムを刻む個性的なグループだった。
スタンダードを取り上げたり、トラディショナルよりコンテンポラリー寄りの選曲とアレンジで軽快なリズムとコーラスが記憶にある。
YOUTUBEの普及でどうやら家族で活動していることを知り、娘さんのベースに感心した。
そして家族で音楽活動できることへの憧れといとも簡単に実践していることへの羨望を感じたもの。
オリジナルメンバーでの収録映像を見ると実に達者なトリオであったことがわかる。
彼らのライブを見る機会はなかったが、オリジナルであることの良さが伝わって来る。
しかし南国の人たちは、レゲエが好きだ。
聴けば無条件に踊りだしたくなる「調子の良さ」が彼らのライフスタイルや気性にフィットするのだろう。
レゲエ・バンドのライブ、数曲で飽きてしまうのは研鑽が足りないのだろうか。
まあ深く考えることではなさそうだ。
「Let it be me」を取り上げていたのも印象的だった。
好きな楽曲の一つなのだが、演奏するとなるとおそらく難しい部類に入るのではないかしら。
そう、聴いて好きな曲と演奏して好きになる曲とがある。
聴いて好きな曲を実際演奏してみると表現が難しかったり、思いの外面白くなかったりすることがある。
話をしたらがっかりしてしまう美人もいれば、とりたてて特徴的な印象がなかった人に大きな魅力を見つけたりすることと似ているかもしれない。
インスピレーションも大事だが、長く付き合うことのできる人が生涯の友として続く。
ファミリー・ミュージックが爽やかなのは、名声や打算といった利害関係がないからだろうか。
Kapena - Masese (HiSessions.com Acoustic Live!)
Live at the Kapena House - Tender Lie
Na Mele No Na Pua with Kapena Live at Waikiki Beach Walk on 09/20/15 from 5:00pm to 6:00pm HST