ギターの音を大きくしたいという要求は、ボディに金属製の共鳴装置をつける方法を考えだした
ドペラ兄弟が興した「DOBRO」ブランドはいつしかリゾネーターと呼ばれる共鳴板を持ったギターを総称するようになった
共鳴板を持たないいわゆる普通のギターを横にして弾くハワイアン・ギターとの違いは、音色にある。
金属板のもたらすやや粘りのあるような中域の音が、ブルーグラスに似合う
ハワイのダカイン・サウンドにどっぷり浸かっていた頃、セルダム・シーンを愛聴した
畳み掛けるようなグルーヴの洪水、ハワイと対極にあるような世界が新鮮だった
楽器のバラエティーも魅力だ、ウッド・ベース、フィドル、ギター、バンジョー、フラット・マンドリン、そしてドブロ
おそらくハワイもこうした楽器やリズムの影響を受けているのだろう
マイク・オールドリッジが良いなと思った頃、音楽仲間が同じものを聴いていたことを知った
嗚呼やっぱり研究しているのだなあ、と思った
ハワイで使われる楽器のうち、外来ものはこうした音楽の影響を受けて入ってきたのではないだろうか
12弦ギター、ティプレ、ドブロなどなど、、フラット・マンドリン、アコーディオンはライ・クーダーご一統がお持ちになったのかもしれない
エレクトリック・ピックアップの発明以来、リッケンバッカーやフェンダーが主流となったハワイアン・スティール
ウッドのスティール・ギターが新鮮だ
その昔参加したブルーグラス・フェス、親戚でありながらアウェイといったマニアックな世界を思い出す
学生時代に通った定食屋さんに行ってみたいと思うように、聴きたくなるサウンド
自分のサウンドを創る、ことは男の生き様か
Mike Auldridge - Medley: Killing Me Softly With His Song/This Ain't Grass
Mike Auldridge Tribute
Seldom Scene - Highway of Pain (Live on American Music Shop 1993)