「後世に歌い継がれる歌が名曲というもの」宮川泰先生の言葉だ
沢田研二が歌った「君をのせて」は、まさに先生が作られた「名曲」だと思う
そして岩谷時子さんの詞がいい
風に向かいながら 革の靴を履いて
肩と肩をぶつけながら 遠い道を歩く
僕の地図は破れ くれる人もいない
だから僕ら肩を抱いて 二人だけで歩く
君の心塞ぐ時には 粋な粋な歌を歌い
嗚呼、君をのせて夜の海を渡る舟になろう
人の言葉夢の虚しさ どうせ知った時には
嗚呼、君をのせて夜の海を渡る舟になろう
そして歌うとなると難しい
一つ一つの言葉とコードの進行を確かめながら勢いが欲しいから
こうした名曲をスローバラードで歌うことが課題かもしれない
しっとりと歌おうとした時、整理しなければならないことが出てくる
若さや勢いが昔のこととなった時にチャレンジできること
そういうライブを目指さなければ
井上尭之バンドのバッキングが素晴らしい
リムショットが絶妙のタイミングで振り下ろされる、タイミングをズらすようにギターの4拍目を早める
キャリアを重ねないとできない演奏だ
君をのせて