夢の介音楽夜話

音楽、アート、グリーン、クラフトなどなど徒然なるままに

名曲だと思うアニメソングは?

2015年10月25日 | 音楽


アニメソングでの名曲と言われれば迷うことなくこの曲をあげる
「キテレツ大百科」というアニメそのものは、記憶から薄れてきてもこのテーマソングは忘れない

男の子が好きになった女の子を思う気持ちは、うまく表現できない
樹々の緑がある日突然紅葉するかのように気になって仕方ない、彼女の前に出ると高揚する自分が恥ずかしい

照れ隠しに馬鹿なことを一生懸命やっては、嫌われる
それが恋というものかとわかるまでに随分時間がかかる、繊細なはずの自分が愚かなまでの鈍感さを繰り返す

実川さんという方が作ったこの曲、こうした男の子の気持ちがストレートに表現されている
イントロの与える期待感、モヤモヤとした毎日の鬱積した気持ち、そこから解放された高揚感

残念ながら私にはこうした成功体験はないのだが、これが男の子の逡巡であることを見事に表現しているからこそ共感を呼ぶ
かくありたい、かくありたかった、という馬鹿なまでの男の子のロマン

さて実川さんの映像を見れば、キーは「E」だった
キムタク氏は「F」、山崎まさよし氏は「G」と随分、幅がある、北欧のビッグバンドは「D♭」だった

実際に演奏するとなると難しい曲だと思う

どうしていいかわからない男の子の気持ちを歌う歌だから





Platina Jazz - Hajimete No Chuu (from Kiteretsu Daihyakka)

- はじめてのチュウ( 実川俊晴 木村拓哉

[LIVE] 山崎まさよし - はじめてのチュウ

はじめてのチュウ.mp4

絵を描きたいあなたへ

2015年10月25日 | 日記・エッセイ・コラム


永沢まことさんの著「絵を描きたいあなたへ」は1997年に書かれた入門書
授業中に先生の似顔顔を描いていた少年が画家になっていくストーリーと描くテクニックが一本の映画のように描かれている

氏は一本の線で描けとおっしゃる、それも消すことのできないペンで
そして写真でなく、実物を見て描けとも、

引用される雪舟や渡辺崋山などの絵心をめぐるエピソードも楽しい
雪舟が涙を使って足で描いたネズミの話はあまりにも有名だが、日本の絵の歴史はゴッホなど西欧に影響を与えてきた

ゴーギャンの「私の絵は音楽だ」という言葉もいい
彩色に悩む青年に部分で感じた色を、それも鮮やかな色を使いなさいというアドバイスも興味深い

美大を諦めて政経学部に入った氏は、プロレスの絵で報酬を得たりした後アニメーターの世界に入る
そしてニューヨークでの出会いと手応えによって画家の道を歩むことになった

訂正のきかない一本の線で描くことは集中力を要する、この繰り返しがデッサン力に通じる
この辺りは音楽に似ている、練習はあくまでも練習でしかない、本番ありきだ

さてゴーギャン展が開催されるらしい
行ってみようかしら、、、音楽を感じるために



【足立区】輝け あだち人「永沢まこと(画家)」

Paul Gauguin Paintings

Eric Clapton - BB King -Crossroads 2010 - Live