こんばんは。
明日からは福岡の平地でも雪になるようです。
明日は多いところで20cm。明後日にかけては40cmの予報です。
東京は少しの積雪でも非常に弱いのですが、福岡も積雪には慣れていません。
交通機関などに影響が出る可能性は多々考えられます。
天気予報、交通機関の運行状況など気を付けたいと思います。
【ダイハツの不正】
ダイハツが「衝突試験」や「燃費試験」などで長年にわたって、また、多岐にわたって『不正』を行っていたことが発表されました。
更に、ダイハツの全車種について販売の一時停止も発表されました。
原因として述べられていたのは、
短い開発期間で目標を達成しないといけないプレッシャーがあった。
1回で検査を通ることが当たり前で、失敗が許されず、失敗すると相当な叱責を受けた。
自分さえよければ周りがどうなってもよい。と考える企業風土が定着していた。
などが挙げられていました。
でも、結局は。『不正』が表ざたになった場合。
企業の信用が失墜する。
対応をするため、多くの人員と費用を要する。
ユーザに多大な影響を与える
など、絶対いいことはない訳で、失敗して、開発を見直し、再検査し、発売時期に遅れが出た場合の損害と影響を考えれば、『不正』が公になってしまった場合の方が問題が大きくなります。
私の経験的なところからも、また、テレビ等での経営者などの話でもそうですが。
『失敗』をしない事の方がためにならない。
つまり、『失敗』せず、すんなりと出来てしまう場合、担当者の経験の範囲や企業にあるノウハウの範囲でできてしまっているということで、そこからは新しいものは生まれにくいと言えます。
それが、『失敗』して、再度チャレンジして『成功』にたどり着けた場合は、『失敗』して得た経験、知識、ノウハウが残り、『成功』するために新たなアイデアや技術、知識を得て、今までになかった新しい経験、知識、ノウハウを蓄積できます。
なので、『失敗』したことに対して『叱責』したり、ましてや『処分』をしたり『評価』を下げたりでは委縮してしまい、いいものは得られなくなります。
昨日、NHKの『プロフェッショナル』で、落合陽一氏が取り上げられていました。肩書は多く、筑波大学で学生を教えていて、研究室も抱え、自身も研修者。更には、経営者でもあり、日本テレビの『NEWS ZERO』にもコメンテーターとして出演しています。
彼の研究室では、学生に自分のやりたいことをやらせる。もちろん、アソバイスもする訳ですが、『失敗』することも必要だと。
そして、研究に必要な予算(お金)は自分が取ってくると学生に伝えているそうです。
『責任』が伴うものは、(きっと)落合氏が全責任を取られるのでしょう。
経営者や企業も、こういう姿勢が必要なのでしょう。
『失敗』を恐れず『チャレンジ』する。そして、『成功』に結びつける。
『チャレンジ』に必要な予算は、会社(経営層)が確保する。
硬直してしまった組織。
経営者が管理者に正確な情報が届かない組織。
『チャレンジ』することが難しい組織。
ではいけないのでしょう。
『ものづくり日本』としては、企業の規模を問わず、製造業には頑張っていただきたい。
日本製品の評価は、『安全』、『高品質』、『高性能』、『長寿命』などです。ここは守っていただきたい。
大企業の『不正』。続いています。
「膿は早いうちに出し切っていただきたい」と思います。
では、また。