こんばんは。
台風4号は、結局、福岡県については南側を通過しました。
元々、「暴風域」を伴わない強さであったこともあり、博多では雨も風も大して影響はありませんでした。
ただ、逆に、台風の進路以外のところでの影響が大変であったようで、温帯低気圧に変わりましたが、雨はまだまだの様ですので、お気をつけ下さい。
【訳わからない】
アメリカは「独立記念日」で、各地でパレードなどが行われた様ですが、その中で、イリノイ州とペンシルベニア州で銃の発砲事件がありました。
どうしても無くならないですね。
「何故、そういう事(銃で無差別に人を襲う)を考え、実行してしまうのでしょうか」。内政干渉ではありますが、強力な「銃規制」は必要ではと思います。
でも、できないんですよね。
アメリカで、(黒人の)「ウォーカー氏」が、警官から90発程度発砲され、その内、60発程度被弾したとのニュースがありました。
警察への抗議デモが起こっています。
映像が残っていましたが、この事件は、まず、「ウォーカー氏」が警察に対して発砲しているとの事でした。その上、車で逃走し、確かに車から降りて逃げる際には、銃を車に置いていったそうですが。
警察も人間です。発砲されれば応戦するしかありません。
更に、車で逃げ、車から降りても逃げています。銃を車内に置いたままでといっても、すぐに確認できる訳ではないため、制止を聞かず逃走したため、やむを得ず警察は発砲したのでしょう。
確かに、警察が発砲した銃弾の数は多いですが、オートマティックタイプの銃で複数人が一斉に発砲したら、ある程度の弾数にはなるでしょう。
ただ、このケースは、まず「ウォーカー氏」が警官に発砲していること。車で逃走していること。車を降りても、更に走って逃走していること。
このどれかが無ければ、ここまでの事件にはならなかったのでは。
「無抵抗の人を警察官が」とは中身が違うように、私は思います。
ただ、やはりこれも銃社会であることが根底にある事件だと思います。
【訳わからない】
昨日の月曜日。NHKの「映像の世紀~バタフライエフェクト~」は、『RGB 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー』というタイトルでした。
「RGB」は、アメリカの連邦最高裁判所の女性判事の名前の略で、ルース・ベイダー・ギンズバーグという方を指しています。
女性の地位向上を目指して闘ってきた女性の歴史。
イギリスで、女性の参政権を求め闘ってきた女性は、ダービーの会場で参加した王室の馬の首に「女性に参政権を」と書かれたスカーフを掛けようと最終周の馬場に飛び出し、王室の馬に跳ね飛ばされ死亡。(その映像も残っていました)
アメリカの女性パイロットは、あのリンドバーグの大西洋無着陸飛行の後で、女性初の大西洋無着陸飛行を行ったのですが、その時には男性の副機長などが乗務していて、「後ろに乗っているだけなら羊でもできる」と揶揄され。
その後、本当に単独で大西洋無着陸飛行を行ったり、アメリカ大陸無着陸飛行、太平洋無着陸飛行などを成功させました。
女性も、やりたい仕事をやれるように。女性が車の下にもぐり、油だらけの髪になってもいいではないか。と、女性でもできることを証明しました。
ただ、その後の世界一周旅行の途中に消息不明となり、今も発見されていないとのことです。
そして、RGB。
ハーバードロースクールで法律を学び弁護士に。ただ、500人の新入生の内女性は9人。卒業し弁護士資格を取得した後、彼女は結婚し子供もいたのですが、97%が男性という弁護士の世界。どこも雇ってくれなかったとのこと。
裁判所の判事助手から、大学講師に。弁護士にはなれず。
その後に、黒人の公民権運動からウーマンリブの運動が始まり、「アメリカ自由人権協会」の顧問弁護士となり手腕を発揮。その後、連邦最高裁判事となり、ここでも女性の地位向上、「ガラスの天井」との闘いのため活躍。
このRPGを尊敬していたのが、ヒラリー・クリントン。
最も高い「ガラスの天井」。女性初のアメリカ合衆国大統領に挑みました。ただ、あのトランプに敗れ。
トランプが大統領である時期に、PGBは80歳をとうに超えていましたが、「自分が退いては、トランプに保守派の判事をたてられてしまう」と、トランプが大統領でいる間は死ねない。と闘ってきましたが、87歳でトランプの任期中に亡くなり。
その結果、今の連邦最高裁判事は、保守派(共和党系)6人。リベラル派(民主党系)3人。の構成となっています。
その結果として、あの「妊娠中絶」の違法判決。ニューヨーク州の「銃規制」の違法判決と、保守派手動の判決が出され。
私には、これが分からない。
「妊娠中絶」の禁止は、基本的には宗教からきています。厳格なキリスト教徒からすれば禁じられた行為です。
ただ、「女性の権利」ともいえる訳で。
基本的には、「妊娠中絶」をするかしないかは、女性が選択できるようにすべきだと思います。その上で、宗教上の理由なので「しない」、経済的な理由や望まない妊娠であるため「する」は、本人などが選択できるようにすべきだと思うのですが。
そうはならないんですね。
RGBが存命であったら、どうなっていたか。
宗教は、時に「争い」の元になります。
歴史的にも繰り返されてきています。
同じ「宗教」であっても、「宗派」の違いで「争い」が起こったり。
もうすぐ、参議院議員選挙です。
日本国民は、もっと、政治に興味を持ち、参加すべきです。
日本でも、過去に「婦人参政権運動」が行われています。世界には、「選挙」で指導者を選べない国、「選挙」に不正がはびこる国、反政府指導者、団体を抑圧し、形だけの「選挙」をする国。香港もしかり。
もっと、日本国民は、「選挙権」があり、一票を投じることができることを、それができるまでにどれだけの事があったのか。公正な選挙が行えていることがどれだけありがたい事なのか、もっと、考えるべきではないでしょうか。
語ってしまいました。
では、また。
(「映像の世紀~バタフライエフェクト~」は「NHK+」で観れます。)