江戸期の子育て関係の本を調べていた十数年前に出会ったのが貝原益軒の「大和俗訓」「和俗童子訓」と、この「養生訓」。その頃は、まだまだ若い気でいましたから、じっくり読もうとはしませんでした。
所が今年の夏は殊の外暑く、各地で熱中症などの災難に見舞われています。私もこの本を読み終えた数日後に体の不調をきたして、急遽病院に行き諸検査を受けたりしたのでした。この『養生訓』に書いてある事に思い当たることもあり大いに反省した所です。
養生というと体のことだけのように思えるのですが、「よりよく生きる、特に老年に至り大いに楽しむ」ための人生訓あるいは老年学とでも言った方が良いかもしれません。(以下本文)
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