福島民報より転載
昭和村、指定解除へ 汚染重点調査地域で初
環境省は14日、放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域となっている昭和村の指定を、27日付で解除すると発表した。同地域の指定解除は全国で初めて。
村が今年春に村内の3109地点で空間線量率を測定。平均値が指定の基準となる毎時0・23マイクロシーベルトを下回ったため、村が同省に解除を求めていた。 村は文部科学省の航空機モニタリングで空間線量が毎時0・2~0・5マイクロシーベルトと判断され、昨年12月に汚染状況重点調査地域に指定された。同省は、村の線量が低下した理由について、自然減衰に加え、県の補助金を受けて自治会単位で行われた除染が効果を挙げたとみている。
県内では昭和村を含む41市町村が汚染状況重点調査地域に指定されている。このうち、国の財政支援を受けられる除染実施計画を策定したのは36市町村で、このうち34市町村は除染対策事業交付金を活用して地域の除染に取り組んでいる。昭和村のほか柳津、三島、矢祭、塙の5町村は線量が低いなどの理由で実施計画を策定していない。
昭和村、指定解除へ 汚染重点調査地域で初
環境省は14日、放射性物質汚染対処特措法に基づく汚染状況重点調査地域となっている昭和村の指定を、27日付で解除すると発表した。同地域の指定解除は全国で初めて。
村が今年春に村内の3109地点で空間線量率を測定。平均値が指定の基準となる毎時0・23マイクロシーベルトを下回ったため、村が同省に解除を求めていた。 村は文部科学省の航空機モニタリングで空間線量が毎時0・2~0・5マイクロシーベルトと判断され、昨年12月に汚染状況重点調査地域に指定された。同省は、村の線量が低下した理由について、自然減衰に加え、県の補助金を受けて自治会単位で行われた除染が効果を挙げたとみている。
県内では昭和村を含む41市町村が汚染状況重点調査地域に指定されている。このうち、国の財政支援を受けられる除染実施計画を策定したのは36市町村で、このうち34市町村は除染対策事業交付金を活用して地域の除染に取り組んでいる。昭和村のほか柳津、三島、矢祭、塙の5町村は線量が低いなどの理由で実施計画を策定していない。