転載 (2013年4月5日 福島民友ニュース)
未払い分、4月内に支払い 安達の原木シイタケ賠償
東京電力は4日、福島第1原発事故に伴う賠償金の3月25日の支払いが遅れている安達地方の原木シイタケの生産農家に対し、18日から順次支払いを始め、今月中に全農家に支払う考えを示した。
本宮市で開かれたJAみちのく安達主催の遅延説明会で生産農家に示したが、農家は「2年経過して生活のやりくりが限界にきている。またも裏切られた」などと支払い遅れに怒りの声をぶつけた。
同JA管内の原木シイタケの生産農家は36人で、昨年7月から東電に対し、出荷停止などに伴う減収分について総額約2億3000万円の賠償金支払いを請求したが、これまでに支払われたのは半額にとどまる。未払い分について、東電からは3月25日に支払いの提示があったが、いまだに支払われていない。
賠償金の支払いが滞っている理由について東電は説明会で、原木シイタケの大きさにより請求書の様式を変えたことや、賠償支払いの確認作業が遅れていることなどとした。未払い分については、確認作業が終わった農家11人から始め、早ければ23日にも振り込まれる見通しを示した。残り25人に対しては確認作業後に速やかに支払うとした。
説明会には生産農家約30人が出席。農家は「放射能汚染で過去、現在、未来全てを奪われてしまった。遅延することは断じて許されない」などと断じた。
未払い分、4月内に支払い 安達の原木シイタケ賠償
東京電力は4日、福島第1原発事故に伴う賠償金の3月25日の支払いが遅れている安達地方の原木シイタケの生産農家に対し、18日から順次支払いを始め、今月中に全農家に支払う考えを示した。
本宮市で開かれたJAみちのく安達主催の遅延説明会で生産農家に示したが、農家は「2年経過して生活のやりくりが限界にきている。またも裏切られた」などと支払い遅れに怒りの声をぶつけた。
同JA管内の原木シイタケの生産農家は36人で、昨年7月から東電に対し、出荷停止などに伴う減収分について総額約2億3000万円の賠償金支払いを請求したが、これまでに支払われたのは半額にとどまる。未払い分について、東電からは3月25日に支払いの提示があったが、いまだに支払われていない。
賠償金の支払いが滞っている理由について東電は説明会で、原木シイタケの大きさにより請求書の様式を変えたことや、賠償支払いの確認作業が遅れていることなどとした。未払い分については、確認作業が終わった農家11人から始め、早ければ23日にも振り込まれる見通しを示した。残り25人に対しては確認作業後に速やかに支払うとした。
説明会には生産農家約30人が出席。農家は「放射能汚染で過去、現在、未来全てを奪われてしまった。遅延することは断じて許されない」などと断じた。