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NHK討論 小池副委員長の発言

2013-05-13 11:31:12 | 日記
しんぶん赤旗             2013年5月13日(月)
NHK討論    小池副委員長の発言
 日本共産党の小池晃副委員長・政策委員長は12日、NHK「日曜討論」で、“安倍外交”や北朝鮮問題、日中・日韓関係などについて各党の政策責任者らと議論しました。
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  安倍首相ら閣僚が「経済外交」と銘打って原発などのトップセールスを行ったことに対し、与党からは「非常に大きな成果」(自民党・高市早苗氏)、「大きく評価する」(公明党・石井啓一氏)などの声が。民主、みんな、維新からも肯定的な意見が出されました。
原発の輸出など「本当に無責任」
 小池 経済外交だといって各国を訪問したけれども、「世界一安全だ」といって原発の輸出をセールスしたわけですよ。福島の事故の収束も原因究明すらできていないときに、世界有数の地震国トルコにまで輸出するなんて本当に無責任だと思う。それから、「経済外交が成功した」とおっしゃるけれども、TPP(環太平洋連携協定)ですね。これは事前交渉段階から大幅譲歩をしてるわけです。たとえば、「自動車の対米輸出関税は今のままでけっこうです」、あるいは「郵便局の簡保は新商品はあきらめます」と、アメリカの要求を丸のみしてるわけです。自民党は「TPP断固反対。ウソつきません」と言っていたのに、日本をアメリカに丸ごと売りわたすようなことをやって何が経済外交の成功なのか。本当の意味での経済外交というのであれば、食料主権あるいは経済主権をしっかり国の柱にすえて守り抜くことこそ、外交の基軸にすえなければいけないと思います。
  北朝鮮に対し今後どう日本が動いていくべきか、他党からは関係周辺国との連携が必要だといいながら、同時に「関係国との強力な連携で圧力をかける必要がある」(自民・高市氏)などと圧力を強調する意見が相次ぎました。
東アジアの結束 歴史認識が障害
 小池 北朝鮮の軍事挑発は許されません。同時に、米韓首脳会談でも対話を強調する方向になってきているわけで、北朝鮮の無法に立ち向かうために、とりわけ東アジアが結束して対話の道をこじ開けていくことが非常に求められている。こうした東アジアの協力に障害となっているのが、日本の歴史認識の問題なんです。米韓首脳会談でも朴大統領は、「東北アジアの平和のためには、日本が正しい歴史認識を持たなければならない」といっているわけで、これは避けて通れない重大問題です。アジアへの戦争を侵略戦争と認めない、あるいは日本軍「慰安婦」のような戦争犯罪を正当化する、こうした東アジアの協力関係の障害を、安倍政権は自らまず取り除くべきです。その責任がいま安倍政権に問われていると申しあげたい。
  また北朝鮮との対話に進むため具体的に今後とるべき行動について小池氏は次のように述べました。
 小池 とにかく東アジアの国々が一にも二にも結束して、一致して事にのぞむ。これは制裁の場合であっても、関係国が一致してのぞむということがカギを握ると思います。そのためには徹底した外交努力が必要だということだと思いますね。その点で一言言っておくと、日本では例えば国会で、維新の会の石原共同代表は、北朝鮮問題を取り上げて憲法改正の好機だと言うわけですね。あるいはこのことを利用して軍事力を強化するという方向もでてくるわけですね。結局政治的に利用して日本の軍拡とか改憲に結び付けようってのは、絶対やってはいけないことだと言っておきたい。
  これに対して維新・浅田均氏は「軍事力強化が必要」、自民・高市氏は「圧力中心が安倍内閣の方針」などと軍事的対応を強調しました。
侵略戦争正当化 日本の孤立招く
  日中・日韓関係に関連して閣僚の靖国神社参拝について各党からは、現状では「言われてやめるのはいかがと思うが、不必要な行為」(民主・松本剛明氏)、「歴史的なことは学者同士で研究議論すべきだ」(維新・浅田氏)などと歴史認識にあいまいな態度しか示されませんでした。自民・高市氏は「ここで(参拝を)やめたら終わり」と語り、米国のアーリントン墓地を引き合いに「戦争の評価と慰霊は分けて考えるべきだ」などと主張しました。
 小池 アーリントン墓地と違うんですよ。靖国神社っていうのは、単なる戦没者の慰霊施設ではありません。ここは遊就館というあの侵略戦争を正当な戦争だと宣伝する軍事博物館まで持ってるんですよ。そういうところに、あなた(高市氏)を先頭に168人も参拝する。あれは参拝でもなんでもない、デモンストレーションですよ。周辺諸国からどういうふうに見られるか考えるべきだ。まさに日本の政治が、あの戦後の出発点を否定するんだということを世界にアピールすることになるわけですよ。これは、単に日中・日韓だけの問題じゃありません。日本が国際社会で生きていけるかどうかという問題ですよ。先ほど、東京裁判の立脚点を認めないかのようなご発言もあったけれど、そんなことをしたら日本は本当に国際社会で生きていく道を失うと思う。これは単に過去の問題ではなくて、まさに日本を世界から孤立させ、日本の未来を危うくする道だ。こういうやり方は本当に反省して正してもらわないということを思いますよ。日本の未来にとって今の道はあまりにも危険だ。
憲法9条生かす新しい外交必要
  最後に、韓国・中国とどのように付き合っていくか各党が発言しました。
 小池 日米同盟最優先、日米同盟さえ良ければすべてうまくいくというのはもう古い。新しい外交が必要だと思います。アジア全体をしっかりとみすえて、今こそ憲法9条を本当に生かした、存在感のある外交をやっていくということが必要であって、軍事力に頼る、あるいは自民党の改憲案のように、基本的人権も否定するような、あんな改憲案を出したら、まさに世界から孤立する。こういう道ではなくて、新しい外交をつくっていく、これを訴えたいと思います。

六魂祭今年限りか 運営者示唆、未開催3市困惑

2013-05-13 10:49:50 | 日記
河北新報より転載
六魂祭今年限りか 運営者示唆、未開催3市困惑 

 東日本大震災からの復興をテーマに東北6県の祭りが集まる「東北六魂祭」が、6月の福島市での開催を最後に終わる可能性のあることが分かった。実質運営者の電通パブリックリレーションズ(東京)が示唆した。六魂祭は2011年に仙台市で始まり、翌年に盛岡市で開かれ、今年で3回目。被災3県での開催で打ち切りとなり得る事態に、開催継続を望む未開催の青森、秋田、山形3市は困惑している。

 同社の担当者は取材に対し「現時点では次回以降開催しない可能性がある」と述べた。
 理由は明らかにしていないが、スポンサーの減少や、会場の交通規制をめぐる地元自治体との交渉の負担が重いことがネックになっているという。山形市幹部の話では、日本海側の開催だと集客が思うように望めないことも一因になっている。
 仙台市によると、六魂祭を始めるに当たり、同市での初回開催は決定されたが、それ以降の開催回数や開催地の順番は明確には決まっていなかったという。今年で被災3県での開催が一通り終わり、来年以降の開催が懸案になっていた。
 6市の市長が昨年10月に集まり、六魂祭が復興の象徴で経済的効果も大きいことを確認し、「福島開催後も未開催の青森、秋田、山形の3市で開き、6県を一巡すべきだ」と電通側に開催継続を申し入れた。
 山形市は「今回で終了したら、祭りで一丸となった東北復興の精神が損なわれる」と打ち切りに反対する。秋田市は「未開催3市は東北一巡開催に向けて要望し続けた。これで終わるのは考えられない」と困惑。青森市は「青森県も被災地。開催を続けて一巡してほしい」と望んでいる。

 東北六魂祭]青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊り、仙台七夕まつり、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、福島わらじまつりが一堂に会する震災復興イベント。主催者は東北の県庁所在地の6市で、電通パブリックリレーションズが運営事務局を担う。仙台市での初回は約36万人、盛岡市での2回目は約24万人が訪れた。経済効果は20億円を超すと言われる。福島市では6月1、2日に開かれる。
2013年05月12日日曜日

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