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参院選、32の全1人区で野党共闘 来月10日に投開票予定

2016-06-01 08:45:13 | 野党は共闘
東京新聞より転載

【政治】

参院選、32の全1人区で野党共闘 来月10日に投開票予定

2016年6月1日 朝刊



 参院選に向け、三十二ある改選一人区で民進、共産、社民、生活の野党四党が進めてきた候補の一本化調整が三十一日、すべて完了した。最後に残っていた佐賀選挙区で、共産党県委員会が擁立していた候補を取り下げ、民進党元職の支援に回ると発表した。自民党も一人区はすべて公認候補を擁立しており、実質的に自民との一騎打ちとなる見通し。


 通常国会は会期延長せず一日に閉幕する。参院選は六月二十二日公示-七月十日投開票の予定。


 野党系統一候補の内訳は無所属十六人、民進党公認十五人のほか、香川では唯一共産党が公認を擁立する。旧民主、生活両党の元職や衆院議員経験者が無所属で出馬するケースもある。


 野党共闘は、昨年の通常国会で政府提出の安全保障関連法に足並みをそろえて反対したのに始まる。五つの市民団体でつくる「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が、参院選一人区で野党候補の一本化を強く求めたこともあり、各選挙区で調整を進めてきた。


 二〇一三年参院選では、三十一(当時)の一人区のうち、民主が候補擁立を見送ったケースなどを除き、主要野党が候補を一本化したのは沖縄だけだった。一人区で野党系が当選したのは岩手と沖縄だけだった。


 今年四月の衆院北海道5区補選では、野党四党が無所属の統一候補を支援。自民候補に約一万二千票差で敗れたが、一四年衆院選で民主、共産の両候補が得た合計に近い票数を獲得し、統一候補の効果が実証される結果になった。 (宮尾幹成)

民進党 社民・生活に統一名簿打診 実現は困難 参院比例

2016-06-01 08:01:14 | 野党は共闘
毎日新聞より転載

民進党
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社民・生活に統一名簿打診 実現は困難 参院比例

毎日新聞2016年6月1日 東京朝刊

参院選

 民進党が夏の参院選比例代表で、社民、生活の両党と統一名簿を作って臨む方針を打診していたことが31日、分かった。ただ、政治団体の名称に「民進」の語句を入れることに公職選挙法上の問題があると判明。民進党の岡田克也代表は31日、記者団に「ほとんど検討の余地がないほどハードルが高い」と述べた。政策の隔たりも大きく、構想は迷走。実現は難しそうだ。


 岡田氏が打診したのは、「民進党・市民連合」などの名称の団体を設立し、同党の政策受け入れを条件に社民、生活両党の候補者を統一名簿に載せる案。岡田氏は23日に生活の党の小沢一郎共同代表と会談した際に案を示したが、小沢氏が「一字一句も変えないのでは話し合いにならない」と主張し、平行線だった。小沢氏が31日に記者団に明らかにした。

 小沢氏によると、社民党の吉田忠智党首も含めた3党首で1日に協議する方向だった。ただ、民進党が参院選で自党の名称を使うと総務省に既に届け出ていたことで、類似名称の政治団体登録が認められない可能性が高いことが判明。岡田氏が小沢、吉田両氏に協議延期の連絡を入れた。小沢氏は「民主」の語句を入れるよう提案したが、岡田氏は「ちょっと(労組の)連合が難しい」と否定的だったという。

 統一名簿構想について、民進党執行部は「衆参同日選となった場合の対応が難しい」と消極的だったが、同日選が見送られ、社民、生活と協議を進めようとした模様だ。【朝日弘行、松本晃】

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