まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

春スキー

2010-03-29 18:02:47 | 日記
息子と二人でスキーへ行ってきた。場所は北志賀竜王。
スキーは10年以上行ってない。若い頃はシーズンに10回は行くスキー好きだった。
息子は、学校のスキー教室もあるけど、部活の合宿とかち合うので、スキー教室には参加できない。
でも、スキーに興味を持ったらしく、連れてってと言われた。
3連休を利用して春スキーに…
息子は本格的なスキーは初めて。
最初の半日は息子をスキー教室に入れて、僕は慣らし運転。昔のカンを取り戻すのに時間がかかる。それでも、どうにかカンを取り戻して昼から息子と合流した。
息子は、まだボーゲンで、ターンも上手く出来ないけど、スキーがとても気に入った様子。
ただ、僕のンタルした板のビンディングがよく外れ、調整するけど、なかなか上手くいかない…
どうも、不具合がるようだ。それでもしばらくはガマンして滑ってたけど、やがて、リフトから外れた板が落下する。
あ! や、やば…
流石にレンタルショップへ取替えに行こう思い、息子と待ち合わせ場所を決めて、いったんレンタルショップへ。
板を交換して待ち合わせ場所に戻るが、まだ息子は来ていない。
息子はなかなか現れない。携帯は持ってないはずだし、探しに行こうかとも考えるが、行き違いになるかもしれないので、息子の帰りを待つ。
しばらくして、目の前に一台のスノーモービルが停まる。
見ると、後ろに息子が乗せられている。
息子は上級コースへ行ってしまい、転んで足を強く打って動けなくなり、通りがかったスキー客の通報でスキー場のレスキュー隊が急行したらしい。
その日はもう夕方だったし、そこでスキーを打ち切り、ゲレンデ内にあるホテルへ戻る。
幸い息子の打身は大したことはなく、次の日には回復していました。


飲みに行かない学生

2010-03-25 23:19:39 | 社会問題
先日、飲み屋をやってる大学時代の友人とランチをいっしょにした。
この友人は去年の秋、脱サラして夫婦で小さな店を始めた。
会社から反対方向にあるので飲みに行ったのはまだ一度だけだが・・・
店は二人の母校のすぐ近くにある。
当初学生客を見込んでいたが、学生客は皆無だという。
ほとんどがサラリーマンだそうだ。
前に何かで読んだけど、今の学生はあまり飲みに行かないらしい。
今の学生の仕送りの平均は7万円だそうである。僕が学生だった25年ほど前は8万円が平均だった。
その後10万円になり、今では僕の頃より低い水準になっている。
7万から家賃や携帯代、食費を払えば、飲み代は残らないだろう。あるいはバイトをすれば、今度は飲みに行く時間がなくなる。
比較的余裕のある自宅から通っている学生は自宅まで遠いことが多く、もともと学校の近くでは飲まないことが多い。
僕が学生の頃は携帯もパソコンもなかったので、食費以外は比較的自由に使えたと思う。
安い居酒屋へよくみんなと出掛けた。
いろんな話しをした。サークルのこと、将来のこと、恋愛のこと・・・
携帯もSNSもない時代だからコミュニケーションは夜の酒の席がもっぱらだった。
今はそういうコミュニケーションがなくなったのだから、場所も提供する必要がなくなった。リアルな場所に代わってバーチャルな場所が提供されいるのが今の時代なんだと思う。


それからのそれから

2010-03-24 23:22:10 | 音楽
DVDを見つけてから1年ほどして、今度は『それから』のサントラ版CDを見つけた。
こちらもずっと欲しかったCDだ。
仕事中に立ち寄った神保町の中古CDショップで見つけた。
買いそびれてしまい、手に入らなくなったまま20年以上・・・
去年手に入れたDVDと違い、このCDはとっくに廃盤になっている。
梅林茂の作曲によるこの映画音楽はしっとりとして実にいい感じだ。
喜んで手にして、値段を見る・・・
8925円
定価の3倍近いプレミアムがついている。
前にヤフオクで見つけたときは1万円以上の値がついていたので、妥当かもしれない。
僕が見つけたときは、すでに締め切ったあとだった。
この機会を逃すと、二度と手に入らないと思い購入。
帰宅してさっそく聴いてみる。
やっぱりいい・・・
DVDでも曲は聴けるけど、DVDはモノラルだし、録音状態もあまり良くない。
何度も何度も繰り返し聴きました。
でも、捜し求めていたモノを手に入れてしまうと、手に入れたことはうれしいけど、捜し求める楽しみがなくなってしまう。
探し回ってるときが華なのかもしれません。


それから

2010-03-23 12:26:53 | 映画
一昨年、ずっと探していた『それから』のDVDを見つけた。
このDVDは前から欲しかったのだが、どこのCDショップでも見当たらなかった。
近所のレンタルショップにも置いてなかった。
早速買って帰って観てみる。
森田芳光監督のこの映画は、主演の松田優作の抑えた演技がいい味を出している。
小林薫や風間杜夫、中村嘉葎雄といったそうそうたるメンバーが脇を固め、藤谷美和子が薄幸のヒロインを演じている。
夏目漱石の『それから』を読んだのは中学のとき。
そのときは、ストーリーを追うのが精一杯だった。
社会人になって、この映画を観たあと、もう一度読み直した。
主人公の代助はかつて、友情のために最愛の女性、三千代を諦めた過去がある。
大阪から東京に戻ってきた友人と三千代は決して幸福とは言えない夫婦生活を送っていた。
三千代と再会した代助の心に再び恋の炎が燃え始め、二人は人の道に反した決心をする・・・
最初に映画を観てから20年、改めてこの作品を観ると、当時はよく判らなかったことも判ることが多い。
明治も平成の今も、人の心は余り変わらない・・・
三千代の言う言葉が印象的だ。
「結婚は自分自身への復習だった。あなた以外なら誰でもよかった。あなたが薦めてくれる人ならなおのこと・・・」
夏目漱石の名作を何とか理解するのに、30年以上かかりました。