まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

母の俳句と姪の筆字

2017-01-28 20:32:09 | 日記

正月に帰省した時に居間にかけられてあった俳句の色紙
筆字は中学生の姪が書いたもの。
書道はかなりの腕前である。

 

傘寿過ぎ
なお夢のあり
枇杷の花

80を過ぎても孫の花嫁衣裳を一目見たい…
そんな夢はまだある。
枇杷の花は初冬に咲く白い小さな花である。
目立たないけど香りがよく、寒々とした冬には趣がある。
思いがけず見つけた小さな花にそんな思いを馳せた句である。

 

胸にある
父の言葉や
草珊瑚

草珊瑚は千両とも呼ばれる常緑の灌木。冬に小さな赤い球果を沢山付ける。季語は冬。
もうとっくに亡くなった父の言葉を今でも思い出すことがあると詠った句である。
母の父つまり僕の祖父が亡くなったのは50年近く前である。
草珊瑚はもしかしたら母の実家の庭に植えられていたのかもしれない。
小さな一見女性的な赤い実を見て、母ではなく何故父を思い出すのか…
幼いころの母だけの大切な記憶であろう。


脳内会議

2017-01-21 19:41:30 | 創作

テーマ『目の前のスイーツを買うか買わないか』


西武池袋駅構内にあるスイーツボックスにて

本心「この期間限定の濃厚チーズケーキ今日までなんだ」

邪心「欲しいものは買っちゃえよ、我慢するのはよくないよ」

本心「ここのチーズケーキ美味いよな」

良心「ちょっと待った! この前の人間ドックでコレステロール値高かったでしょ」

本心「そういえば標準値をかなり越えてたな」

邪心「あれ位どってことないって」

良心「甘いものもコレステロール値を上げると言われたよね」

本心「お土産に買って帰れば家族も喜ぶし…」

邪心「脂っこいものは食べてないし、少し位ならいいって」

良心「保健士さんからも甘いものは控えるように言われたでしょ」

本心「そうだよね、控えた方がいいよね」

邪心「水泳もやってるし、大丈夫だって!」

良心「だめだよ!今日間食にパン食べてるだろ!」

本心「そうだよね。わかった、やめるよ」

邪心「美味しそうなんだけどなあ」

良心「それでは、買わないという事で…」

本心「うん」

邪心「しょうがねえなあ…」

 

良心「あ、こ、こら!何をする! 買わないと決めたでしょ」

結局買ってしました。期間限定京都フレフレボンの濃厚チーズケーキ
レアチーズケーキの上に生クリームがのっていてコレステロールは多そうだけどメチャ美味しい!


トイレで水道の蛇口を止めない人

2017-01-14 23:28:35 | コラム

駅などの公衆トイレの手洗い場で手を洗った後、水を止めないでトイレを出て行く人を時々見かける。
公衆トイレだから、すぐに誰かが使い、その人が水を止めてくれると考えているのかもしれないが、少し常識がないと思う。最近はセンサー蛇口も増えてきてはいるけど、依然手で開け閉めをする蛇口は多い。
以前、その話を知人にしたことがある。
「え? 面倒くさいよね」
何とその知人は蛇口を閉めないで出て行く人だったのだ。
その知人は少し神経質なところがあり、食事をするときもテーブルが少しでも汚いととても嫌がるような人だ。
水を出しっ放しにして行く人はもしかしたら、少し潔癖症で、手を洗った後に蛇口に触れるのがイヤだという事なのかもしれない。
用を足して、手を洗うために蛇口をひねる。汚れた手で蛇口を触るので、手を洗った後にその蛇口を触るのは僕も少し気が引ける。僕はいつも水をかけて洗ってから閉めている。
そういう作業が面倒なのか、あるいは水をかけたあとでも触りたくないのか、単にものぐさなのか…
恐らく誰も自分の家では出しっ放しにはしないはずである。
これは男性だけなのだろうかと思い、妻に訊いてみた。女子トイレでは見かけないと言う。
どうやら男性に特有の行為のようである。
水を止めない人も問題だが、トイレに入り、手を洗わないで出て行く人も相当数いる。
ちょっと僕は信じられない。これも男性だけだそうだ。
日本に握手の習慣がなくてよかったと思う。


母娘の喧嘩

2017-01-07 13:04:26 | 日記

昼休みに入った喫茶店での出来事。

昼食の後、チェーン店のカフェで1人コーヒーを飲みながら雑誌をめくっていた。
僕の座っているすぐ横のテーブルが空き、初老の女性がそこへやって来る。女性が座る前にスタッフが素早く空いたテーブルを拭いて行く。
女性は席に着き、手にしていた書類を自分の前のスペースに置く。
やがて、その女性の娘さんと思われる中年女性が二人分の飲み物を乗せたトレイを持ってやって来た。

そのあと、二人はとっても些細なことで喧嘩を始めるのである。

娘「(書類が)濡れちゃったじゃない!」
母「…?」
娘「机拭いた後に置いたら濡れるでしょ!」
母「(机の自分の側のスペースを示して)こっちの方は(スタッフは)拭いてなかった」
娘「何言ってるの! 拭いたから濡れたんでしょ!」
母「こっちは拭いてない」

どうでもいいことのように思う。
たとえ書類が濡れたとしても、拭いたあとの机に置いたくらいの濡れであれば、大した濡れではないと思われる。
会話からは何の書類かは判らなかったが、たとえ大切な書類であったとしても、台無しになったわけではないだろうに、そこまで怒る必要はないのではないだろうか…

その後、僕のすぐ横、手を伸ばせば届く至近距離で、とっても険悪な空気が流れ始める。
もしかしたら娘さんは母の少しガサツな所を普段からよく思っていなくて些細なことに腹を立てるのかもしれない。母の方は、そんな些細なことで非難されることに我慢がならない様子である。双方容赦のない会話が続く…

やがて険悪色に染められた空気は僕の座っている隣の席をも居づらい場所へと変えていく。

なんだかな~


助手席からの風景

2017-01-03 21:24:09 | 写真

息子が免許を取ってから2年近くが経つ。
遠乗りでは交代で運転できるのが助かります。
年末年始、実家の浜松への帰省したとき、助手席から撮影しました。
今までならずっと運転席だったので見ることができない風景です。 

浜松へ向かう東名高速での風景

浜名湖の風景