まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

味の悪い蕎麦屋

2011-10-31 23:14:13 | 日記
仕事の出先で遅い昼食をとろうと思い、駅周辺を見回した。ターミナル駅からは少し離れた下町にある地下鉄の駅である。
なかなか適当な店がなく、ちょっと小汚いソバ屋を見つけ、その店に入った。
店内は空いていて、僕の他には客は一人。
かなりの歳だろうお婆さんが一人で店を切り盛りしていた。
店は狭く、カウンターに椅子が並べられてあった。
一角に腰掛け、ソバとミニカレーのセットを注文した。
小銭があったので、ちょうどの金額の代金をカウンターに置いた。
やがてソバとカレーがカウンター越しに出される。
僕が食べている間にお婆さんは代金を回収していた。
やがて、食べ終わり、席を立とうとすると、何とそのお婆さんは代金を払えと言う。
さっきカウンターに置いたと言ったが、記憶にないと言う。
大丈夫か? この婆さん!
これほど物忘れが酷いのなら商売は止めるべきだろう。
とっくに年金が出る年齢には達していると思う。
頭にきたけど、それでもちゃんと説明すると、お婆さんは「もういいです」と答えた。
でも、その言葉には、本当はもらってないけど代金は要りませんというニュアンスが多分に含まれていた。
何て後味の悪い昼食だろう。


耐震補強

2011-10-28 18:11:54 | 日記
我が社が入っているビルは相当古い。
恐らく40年以上は経っていると思う。
震災のあった日、至る所にひびが入った。
当時、我が社の隣には建築設計事務所が入っていた。
地震の数日後、設計事務所の社員がうちの事務所にもやって来て、ひび割れを見せて欲しいと。
場合によってはビルのオーナーに耐震補強工事を申し入れると言う。
ビル側は応急処置としてひび割れの上から塗装をして、目立たないようにしてくれたが、耐震補強工事は必要ないのだろうか?
その後、隣の設計事務所はさっさと引っ越して行った。
ありゃ・・・だ、大丈夫かな? このビル・・・
先日、耐震補強工事の知らせがあり、一時、事務所を別の階に移し、工事終了後にまた戻って来るのだと言う。
来月から三ヶ月ほど、仮の場所に移動する必要がある。
面倒だけど仕方ないか。


ハロウィン

2011-10-26 18:21:30 | 雑学

もうすぐハロウィンですけど、みなさんのお宅では何かイベントをやっていますか?
我が家ではやった事がありません。
あるマーケティングの専門家によると、日本でハロウィンが定着しなかったのは食べ物とリンクさせなかった事が一因だとか。
クリスマスはケーキ、バレンタインはチョコ、ホワイトデーはキャンディ。
実はこれらは日本だけの習慣なんだそうです。
クリスマスケーキは不二家が、バレンタインのチョコは明治製菓がキャンペーンの一環として始めたのが定着したそうです。
ハロウィンもスイーツ系の食べ物とリンクさせれば、もっと定着したかもしれません。


手書きの手紙

2011-10-21 23:47:42 | コラム
喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら、ぱらぱらと雑誌を眺めていた。
ふと、隣のテーブルをちらりと見ると、若い女性が、懸命に文章を書いている。携帯メールではなく、手書きで便箋に万年筆を滑らせている。
もちろん、内容は判らないけど、テーブルには便箋の横に封筒が置かれてあったので、仕事の書類や学校のレポートなどではなさそうである。
いまどき、手書きの手紙を書く若者がいるのだなあと感心した。
メールを打つより、手紙を書く方がはるかに手間がかかる。場合によっては封筒と便箋を買って来る必要もある。
日常生活で長文の手紙を書くことはめっきり減ってしまった。
年賀状でさえ、パソコンでプリントした葉書に二、三行コメントを書くだけである。
少し前、絵手紙が流行っていると、何かで読んだけど、こういう時代だからこそ、手書きは嬉しい。
僕自身、滅多に手紙を書かなくなった。
それでも、少し前、伯母に長文の手紙を出した。そんな手紙を書くのは何年ぶりだっただろう。
しばらくして伯母から返事が来た。
達筆で、文章もまとまっているし、何より便箋と文章の調和がとれていて美しい。何度も読み返したくなるような手紙である。
完成度の高い手書きの手紙には、メールにはない「伝える力」のようなものがあるように思う。


超新星爆発

2011-10-15 00:16:35 | 雑学

先日久米宏のラジオ番組を聴いていたら、東京大学・数物連携宇宙研究機構の若い研究員の方がゲストで話していた。
彼は超新星が専門で、遠い銀河の超新星を調べている。
超新星とは恒星が一生を終える直前に大爆発を起す現象である。
広い宇宙では1年に500もの超新星が現れるらしい。
オリオン座のひとつ、ベテルギウスが間もなく超新星になるという。
ベテルギウスは巨大な恒星で、ベテルギウスを太陽系に持ってきて、太陽の位置に置くと、木星の軌道まですっぽり入ってしまうそうだ。
ベテルギウスは地球から600光年の距離にある。広大な宇宙では、極めて近い距離なのだそうだ。
この、ベテルギウスが、すぐ先に超新星となるらしい。
ベテルギウスが超新星になると、満月と同じ大きさに輝くそうである。
夜空に二つの月が現れる。それが2年ほど続くという。
それは、是非、見たい。
間もなく超新星になるという。
何年くらい先だと予想されているのか、久米宏が質問していた。
百万年以内には起こりますと研究員は答えていた。
百年でも長いのに、百万年・・・それが天文学者にとってはすぐ先という表現になる。
あ~~、そう~~