まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

電車の座席

2011-02-28 19:30:54 | 日記
仕事中に利用した山手線、珍しく座ることができた。
しばらくして、おばあさんが乗り込んできた。
僕の前に立ったので、
「どうぞ」
そう言って席を立とうとすると、
「すぐ降りますから」
二度ほど勧めたが、断られたので、浮かせた腰を降ろした。
でも、そのおばあさん、すぐ降りると言ったのになかなか降りない。
後から乗って来た乗客は、何であの人は席を譲ってあげないのだろう~
もしかして、そう思われているかもしれない、そう考えると、実に居心地が悪い。
次の駅では降りるかなと思っても、なかなか降りない。
再度声をかけるのも何だし・・・
おばあさんは誰が見ても、席を譲られて当然の年齢。
今から寝たふりも不自然だし・・・
雑誌でもひろげとくんだったなあ~
それとも、何も言わないで席を立とうかな・・・
四駅ほどでおばあさんは降りて行ったけど、ちょっとだけ、つらいシチュエーションでした。
僕が歳をとって、席を譲ってもらったら、素直に座ろうと思いました。


カセットウォークマン

2011-02-21 17:52:10 | 家電・道具

去年の10月、ひっそりと生産を終了したものがある。
ソニーのカセットウォークマン。
1979年の登場以来、累計で2億2千万台生産されたそうである。
ウォークマンはそれまでの音楽の楽しみ方を一変させた画期的な製品だった。
高校を卒業して、僕も初代ウォークマンを買った。
今から思えば、かなりでかいし、重い。
それでも、音楽を聴きながら見る風景はいつもの景色なのに、とってもドラマチックだった。
今はすっかりデジタル化され、カセットを聴きながら出掛ける人は稀だろう。
棚の奥に20年ほど前に買ったウォークマンがある。
初代機に比べると小さくはなっているが、それでも大きい。
これを買った時期にはもう少し小さくて多機能な機種も出ていたが、音がいいこの機種を選んだ。
久しぶりにカセットを入れてプレーボタンを押す。
さ~っというヒスノイズのあとに聞こえてきた曲は意外に骨太な音だった。
テープが古く、音が少し揺れるけど、僕はアナログの音、好きだなあ~
写真は『WM-DD9』


GDP第3位

2011-02-16 17:42:30 | 時事問題
2010年に日本のGDPが中国に抜かれ、42年間守り続けた第ニ位の座を明け渡した。
予想されていたこととはいえ、ついにきたかと思う。この20年間、日本はほとんど経済は成長してない。対して中国は8から10パーセントの成長率を維持してきた。このままでいくと2025年頃にはアメリカを抜いて世界一の経済大国になるという。
実は中国が世界一の経済大国になるのは初めてではない。
1820年頃まで、中国は世界一の経済大国だった。もっと前はインドが一位だったこともある。
産業革命によってヨーロッパに抜き去られてしまったが200年ぶりに一位の座を奪い返すかもしれない。
隣国に経済大国が出現したことが日本にどう影響するのか・・・
最近周りで中国製品が溢れているので意外に思うかもしれないが、香港を含む中国に対して、日本は貿易黒字をたたき出している。
普通に考えれば、中国の成長とともに日本も輸出を伸ばすことができるはずである。
日本が中国に輸出しているものは高級車や化粧品、菓子などの食料品など。
言うまでもなく、日本は、輸出をして成り立っている国である。でも、そんな日本も資源国を除き、貿易赤字の先進国が二ヵ国ある。フランスとイタリアである。ブランド物のバッグなどを山のように買っているからだ。
莫大な研究開発費をかけ、最新のラインを組み、技術の粋を集めて作ったブルーレイレコーダーの上の機種が10万円、かたや、職人がミシンで編んだバッグにブランドマークがつくと10万円で売られている。
どちらが利益率がいいかは少し考えれば分かる。
日本はフランスやイタリアを見習うべきである。
あと、見習わないといけないのはアップルのビジネスモデル。
アップルは工場をもっていない。主に台湾のメーカーが作っている。だけど、メーカーの利益率は5パーセント、一方アップルは30パーセントの利益を得る。
どちらも簡単なことではないけれど、日本は将来もモノ作りに関わっていかないと、怪しげな金融商品で東南アジアなどの外国から金を掠め取るような国に成り下がってしまうかもしれない。


八百長

2011-02-10 00:21:42 | 時事問題
相撲界で起こったことをサラリーマンに置き換えてみた。
ある業界では平社員は給料がない。ほんの少しの手当てと食事が用意されるだけ。
だが、係長になるといきなり月給100万円。
但し、営業成績が振るわないと平社員に降格となる。
0が100か…
ある日、業界のライバル会社の社員からメールが来る。
『談合してみんなそこそこの成績を残して、降格を免れましょう』
100万円の給料をもらっていて、降格の恐怖と戦いながら仕事をしている何人かはこの話に飛びついたのでした。
談合はよくないけど、この給料体系もかなりヘンなのではないだろうか…
幕下の給料は0で十両になるといきなり給料100万円
そこを直した方がいいと思う。


銀座のママ

2011-02-07 18:02:53 | ちょっといい話
先日知り合いから聞いた話し。
彼が若い頃、職場の何人かで飲みに行ったときのこと。
3次会か4次会、みんなかなり酔っていて、判断力も危なくなっていたとき、勢いで入ってしまった銀座の店は何と、ひと座り3万もする店だったらしい。
入ってからただならぬ店の雰囲気に気が付いたが、みんなすでにテーブルについたあとだった。
着飾ったホステスが何人もいて、明らかに場違いな店に入ってしまったことにみんなが気付き、これはやばいと思っていたとき、店のママさんと思われる女性がテーブルまでやって来て、笑顔でこう言ったそうです。
「当店ではお一人様3万円のチャージ料を頂戴しております。失礼ですが何かのお間違えではありませんか?」
そう言われ、そそくさと店を出て来たそうですが、彼はそのときのママさんに感心したらしい。
お金をあまり持っていないことを一目で見破り、相手のプライドを傷付けないような丁寧な語り口、後に予想される無用なトラブルを未然に防ぐ素晴らしい危機管理能力をもっていると。
さすがに銀座で高い店を切り盛りするだけのことはある。
プロだなあ~と僕も感心した。
銀座のそんな高い店には行ったことはないけれど、銀座のママさんは伊達ではない。