まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

ラジオで聴いたまあ、どうでもいい話

2015-11-29 19:30:47 | 雑学
  • 人は左側に行く傾向がある。
    エスカレーターを降りると、人は左へ行く傾向がある
    だから、デパートなどでは、エスカレーターの左側に重点的に商品が並べられている。
    逃走中の犯人の左側に警備を厚くすると検挙率があがるそうである。
  • タマムシに実は色はない
    表面がナノ構造になっているので光の反射で色がついているように見えるだけなのだそうだ。
  • 実は蚊に刺されても痒くならない。
    蚊は血液をサラサラにする唾液を出すが、それが痒く感じる。最後に蚊はその唾液を回収するので、本当はほとんど痒 みを感じない。痒く感じるのは途中で体を動かすなどして蚊が飛んで行ってしまうから。
  • ビフテキはビーフステーキの略ではない
    ビフテックというフランス語が語源、意味はステーキのことで、豚肉のステーキもビフテキと言っても間違いではない。
  • 裏日本は放送禁止用語である。
  • 謝罪のために持って行く手土産は最後に渡すのが効果的である。
  • コーヒーカップの下の皿は何のためにあるのか。
    実はこの皿は猫舌の人がここへ入れて冷まして飲むためにある。日本ではあまり見かけないが、ヨーロッパでは時々こうやって飲む人がいるそうだ。
  • 男性は女性用の下着を女性はパンティーと言うと思っているが、実は女性はパンツと言う。
  • 便器は1穴(けつ)2穴と数える。
  • タラバガニはカニではなくやどかりの仲間である。

1行バカ売れ

2015-11-22 23:10:53 | 書評

川上徹也著『1行バカ売れ』
その中に書かれていた『落ちないリンゴ』といくつかの話が面白かったのでまとめておく。

今から24年前。1991年9月28日朝、台風が青森県を直撃した。
観測史上最大瞬間風速53.9メートルを記録。特に津軽地方には甚大な被害をもたらした。
ちょうどまさにこれから収穫を迎えるという時期のリンゴが強風の影響で枝から落ちてしまったのだ。
落ちたリンゴはもちろん商品にはならず、被害はリンゴ畑の90パーセントにも及ぶ。
ほとんどの農家はこのままリンゴ栽培を続けられるかどうか途方に暮れていたが、ある町の生産者がひとつのアイデアを出す。
「この落下しなかったリンゴに別の名前をつけ付加価値にして売れないだろうか」
そうして残ったリンゴにつけられた名前が

『落ちなかったリンゴ』

落ちないことを喜ぶのは、そう、受験生。
化粧箱に入れ「合格」という朱印を押し、協力してくた全国の神社でご祈祷してもらい、1個1000円で販売した。通常価格の約10倍である。
このリンゴはバカ売れし、受験生やその親に大人気で用意したリンゴは完売し、結果としてその町のリンゴ出荷量は大きく減ったものの販売額ではそれほど落ちこまなかったそうである。
もちろん、これには苦境におちいったリンゴ農家への力になりたいという部分はあっただろうが、リンゴの価値を大きく変えたのは『1行の言葉』だった。

その他、この『1行バカ売れ』には面白い例が紹介されている。
博多名物のめんたいこをニューヨークの博多料理店で売り出したとき、最初メニューには「たらのたまご」として載せていた。客から気持ち悪いと言われ、全く売れなかった。困った店主が、メニューの名前を変えただけでバカ売れするようになった。

その名前は『博多スパイシーキャビア』

ネーミングひとつでアメリカ人の頭の中にあった価値観を変えたのである。

 かつて早慶戦として戦前から盛り上がりを見せていたカードも大学野球の人気低迷のより、最近は空席が目立つようになっていた。
それがわずか5万円のポスターが早慶戦を連日満員にした。
双方のチアリーダーがにらみ合うように対峙している写真に次のようなコピー

ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん
ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶應さん

「ハンカチ」はかつて早稲田大学野球部に所属し、ハンカチ王子として大人気だった斉藤祐樹を、「ビリギャル」は当時ヒットしていた映画のタイトルをそれぞれ連想させる。

たった1行が想像以上の効果を生むことがある。
本書は例を挙げながら、そのメカニズムを探っていてとても興味深い。


今古有神奉志士

2015-11-14 22:59:22 | コラム

僕が使っている箸は映画『ラストサムライ』の鑑賞記念にもらったものである。箸には『今古有神奉志士 』という文字が刻まれている。
この文字は映画の中の、勝元(渡辺 謙)がオールグレン(トム・クルーズ)に刀を与えるシーンでその刀に刻まれた銘である。
本来の意味は「今も昔も、志を持つ士には神が宿る」
映画の中では「我は古きと新しきに和をもとらせし者の刀なり」と説明していた。
武士の心を現代にも残したい。そんな意味が込められているのだろうか。
映画の勝元は西郷隆盛をモデルにしたと言われている。
西郷隆盛は西南戦争という日本では最大級の国内戦の首謀者となった。
この戦争を最後に薩摩には武士がほぼいなくなったと言われている。そして日本からも。
現在の鹿児島県とその周辺地域は、歴史に残っているだけでも4回、中央政府に対し反乱を起こしている。
西暦720年、九州南部に住む隼人がヤマト王権に対して起こした反乱、関ヶ原では徳川と敵対し、幕末は長州と共に幕府を倒した。
維新によりできた新政府に対しての反乱が西南戦争である。
ある意味、薩摩は中央政府の仮想敵国でありつづけた。幕府もそう思っていた。
だが、西南戦争を境に反骨心をもった武士は消滅し、政府は薩摩という仮想敵国からようやく解放されたのかもしれない。
『ラストサムライ』という映画のタイトルは日本史にとって偶然にも意味深い言葉であるように思う。


晩秋の自然公園

2015-11-08 00:53:39 | 写真

晩秋の森は影が目立つ。
夏の間は光が目立ったのに。
木漏れ日はほとんど見えなく、真っ暗な山道。
気持ちの良かった森は少し気味の悪い空間へと変わっていた。
人影はなくて鳥の鳴き声が聞こえるだけ。
虫の声さえ聞こえない。
夏の間、心地よかった風は少し肌に冷たい。
緑色はいつの間にか黒色へ変化していました。
今日はもう立冬
森は静かに長い眠りに入る・・・