俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

朝顔

2009-08-31 | 俳句・秋・植物


朝顔や町並古き高山に

アジア原産のヒルガオ科の一年草。中国から薬用として渡来し、観賞用として改良された。花の大きさや色の種類が多い。飛騨高山に遊んだ。古い町並がよく保存され、いたる所に青い朝顔が咲いていた。

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朝顔の青一色(ひといろ)や飛騨格子


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秋の昼

2009-08-30 | 俳句・秋・時候


係留の小船並ぶや秋の昼

秋の昼間のこと。初秋は残暑が厳しいが、次第に日中も爽やかとなる。秋の昼は過ごしやすくなった安堵感があるが、少し寂しさが伴う。伊豆の防波堤内に真っ白な係留船が何艘も並んでいた。遠くには島が見え、静かな秋の昼であった。

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水を飲むフラミンゴをり秋の昼


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秋の雲

2009-08-29 | 俳句・秋・天文


全方位見ゆる頂上秋の雲

夏の入道雲とは違い、高度6000メートル以上に現れる巻雲、巻層雲、巻積雲などの総称。刷毛でさっとはいたような軽快な雲やうろこ雲などがあり、すがすがしさを感じさせ、また郷愁を誘う雲でもある。伊豆の大室山の頂上は遮るものがないので360度見渡せる。空には秋の雲が見られた。

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遥かなるものを見てをり秋の雲


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木槿(むくげ)

2009-08-28 | 俳句・秋・植物


花木槿遊ぶこと即歩くこと

アオイ科の落葉低木。中国、インドが原産とされる。花の色は、淡い紅色、白色、淡い紫色など。白色で中心部だけ赤い一重の花は「底紅」と呼ばれる。花は一日で萎れる。世間でいう「遊び」はほとんど知らずにきた。自分にとっての「遊び」といえば、花を求めて歩くことぐらいである。

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底紅やピアノを弾くは誰(たれ)ならむ


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秋めく

2009-08-27 | 俳句・秋・時候


秋めくや孔雀の一歩一歩にも

八月も終わりに近づくと、日差しもそれほど暑くはなくなり、風や空の様子もどことなく秋らしくなる。秋の気配を感じるという主観的な季語。孔雀が放し飼いにされていた。ゆっくりと歩くその一歩一歩に秋を感じた。

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秋めくや擂鉢山の底の人


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コメント (2)
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