俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

雪柳

2019-03-31 | 俳句・春・植物




雪柳雪の垣根をなしてをり




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バラ科の落葉低木。

中国原産。







観賞用に庭や公園に植えられるが、関東以西の暖地では

川岸の岩上などに自生している。







三~四月頃、小さな白い五弁花を枝の上に多数並んでつけ

る。







どの細い枝にも花をつけると、さながら雪のようなので雪柳

という。







雪柳が長く沢山咲いていた。

まるで雪が積もった垣根のようであった。






夕風に揺れやまぬなり雪柳




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春蘭

2019-03-30 | 俳句・春・植物




木洩れ日に春蘭開きゐたりけり




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ラン科の多年草。







山林や低い山などの日当たりのよい所に自生する。







三~四月、茎頂に淡黄緑色で紅紫色の斑が入っている花を

つける。







「ほくろ」「じじばば」の異名がある。







森林の中を歩いた。

その木洩れ日に春蘭が咲いていた。






春蘭や谷へと道の坂がかり




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片栗の花

2019-03-29 | 俳句・春・植物




片栗の花のなぞへを目で追ひぬ




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ユリ科の多年草。







北海道、本州の山地の林内や斜面に群生する。







三~五月、茎頂に紅紫色の六弁花を下向きにつける。

六枚の花弁は上向きに強く反り返る。







以前は、この鱗茎から片栗粉を採った。

古名を「かたかご」という。







片栗の花が咲いている斜面を上の方へ目を移すと、そこにも

沢山咲いていた。






反り返るかたかごの花人気なし




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初花

2019-03-28 | 俳句・春・植物




初花や風出できたる午後の山




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春になって初めて咲く桜の花をいう。







「初桜」ともいい、その年初めて目に触れた桜を指す。







咲き始めたばかりの花を目にした喜びが込められている。







丘陵地に初花が見られた。

まだ、一、二分咲きだが、咲くのが遅い丘陵地の桜も咲き

出したのである。

午後になって、風が出てきた。






山にきて七千歩越え初桜




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紫羅欄花(あらせいとう)

2019-03-27 | 俳句・春・植物




あらせいとう安房の日差しの明るくて




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アブラナ科の多年草。

南ヨーロッパ原産。







ギリシャ、ローマ時代から栽培され、日本には江戸時代に

渡来した。







一年草として温室や花壇で栽培され、切り花としても用い

られる。







四~五月頃、茎頂に十字形の四弁花を総状に多数つける。

一重、八重があり、花色は白、淡黄、淡紅、濃紅、紅紫など。

ストックとも呼ばれる。







紫羅欄花が花壇に色とりどりに咲いていた。

安房の国(千葉県南部)の日差しが明るかった。






愛の絆とはストックの花言葉




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