俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒梅

2021-01-31 | 俳句・冬・植物




寒梅に足を止めたる日向かな




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寒中に花を開く梅のことをいう。







熱海市や小田原市あたりの梅は厳冬に咲くものもある。







東京近辺でも見られる。







「寒紅梅」は多く八重咲きである。







歩いていると寒梅が咲いていた。

その日向に足を止めて眺めた。






寒紅梅夕日に色を深めけり




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枯草

2021-01-30 | 俳句・冬・植物




町中にあり枯草の一画地




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冬が深まって枯れた草をいう。







冬が深まると、野山はいうに及ばず、庭の草もみな

枯れてゆく。







茫々と茂っていた草が枯れ果てた様子は、いかにも

寒々として物寂しい。







「草枯る」「草枯」などとも使われる。







枯草が広がった一画があった。

そこは町中であった。






枯草に日のぬくぬくとありにけり




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寒月

2021-01-29 | 俳句・冬・天文




寒月を彼の世の人も観をらむか




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冬の夜空に皓皓と冴えて見える月をいう。







寒い夜の月でもある。







寒中の厳しい寒さに見る月は、冴え冴えと冷たく

感じられる。







それでも明るく美しい。







寒月が出ていた。

昨年逝ったあの人もあの世で観ているだろうか。






散策の終の寒満月なりし




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2021-01-28 | 俳句・冬・天文




降り出せし雪やポストへ行く道に




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大気中の水蒸気が冷えて結晶となり、地上に降って

くるもの。







また、それが降り積もったものをいう。







北海道や北陸、東北の日本海側は有数の豪雪地帯で、

数カ月間雪に閉じ込められることもある。







雪の結晶は多く六角晶系の結晶となるため、

「六花」ともいう。







郵便物を持ってポストへ行こうとしたら、大きな雪が

降り出していた。

春に降る牡丹雪であった。






雪降つてうつすら白き畑かな




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冬木立

2021-01-27 | 俳句・冬・植物




一枚の空の蒼さや冬木立




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立ち並んで葉の落ちた寒々とした冬木の群れをいう。







「寒林」のような広がりのある冬木の群れでもなく、

「冬木」のように一本か数本のものでもない。







街路に立ち並んだり、ひとかたまりをなした、枝の間に

空が透けて見えるような木立の群れをいう。







葉のすっかり落ちた冬木立には凛とした強さがある。







よく晴れて、空が青く澄んでいた。

その空へ向かって冬木立が伸びていた。






小鳥鳴く方へと来れば冬木立




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